大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

「会議」を考える(前編)

2007-04-29 21:16:02 | Weblog
今回は「ためになる話シリーズ」です。
せっかくですので、5月1日発行の「事務所通信」の内容をひと足お先に公開します。 


 どのような会社でもその頻度の差はあれ「会議」は必ず開きますよね。しかし、本当に会社や従業員にとって効果的で実りあるものになっているでしょうか? 今回は「会議」について考えます。

1.「会議」の現状
 雑誌『プレジデント』の行なった調査によりますと、「会議の席上必ず否定的意見が出る」「一回の会議において結論が出るに至らなかった」というケースが実に90%以上もの割合を占めているそうです。また、同じ調査で、会議に費やされる時間は全体を平均すると週当たり2~3時間とのこと。
貴重な時間を割いて行なわれる「会議」が上記のような現状では時間や経費のムダになりかねません。(別にこんな計算はしなくてもよいですが、ある従業員さんの給料の時給換算額が¥2,000とした場合、会議にかかる分の金額を計算してみて下さい。会議に参加した人達の人数が10人としたら年間だとスゴイ金額になりますよね。)

2.「会議」とはどういう“場”なのか
 つまり、時間とお金をかけるだけの効果がないとまずいわけです。会議とは「現場の声と経営者の(過去の経験を元にした)考え方をすり合わせる場」だと私は思います。さらに言えば「従業員の方々に仕事への充実感を実感してもらう場」だと思います。“自分も経営に参加している”“自分の意見も会社の意思決定に役立っている”ということを実感することができれば仕事が面白くなり、将来に向かってさらなる意欲が出てくるというものです。
ですから、よほど常識を逸脱したものを除き会議で出る意見というのは、公平にじっくりと聴かなくてはなりません。意見を出したり提案をしたりするのは会社を改革したいからであり、それらを真っ向から否定したり返事をしないというのはすなわち会社の改革を放棄しているのと同じであり、またその従業員の人格をも否定することになりかねません。そうなれば、その従業員は以後意見を言わなくなるばかりか「どうせ言ってもムダ」と思い、考えることをしなくなります。これは個人にとっても会社にとっても有益なことではありませんよね。
言い方を変えれば、会議は話し合いの場ではなく「聴き合いの場」ということが言えるかもしれません。

3.「会議」の目的が明確になっているでしょうか
 会議の目的をあらかじめ明確にしておくのはある意味あたりまえのことですが、以外と「なんとなく会議室に入ってなんとなく会議をする」ということが多いような気がします。これでは効果が期待できないのは明白ですね。何についての会議なのかは当然ですが、参加者それぞれが何を求められることになるのかを考えて準備することが重要です。主催する側だけでなく、参加する人それぞれが自分の意見や考え方をきちんと持って参加しなければなりませんね。事前に資料を配布しておいたり、アンケートやメールなどであらかじめある程度の意見やアイデアを集約しておくのもいいかもしれません。

次回は「会議」の効率的な開催の仕方や具体的な進め方を少し突っ込んで考えてみたいと思います。
およそ1ヶ月後にアップする予定ですので、どうぞお楽しみに。


※追記・・みなさん、GWはどのように過ごされますか? 私は後半の連休を使って実家に帰省します。そういうわけで、このブログの更新もちょっとお休みです。今度は5月8日ごろにお会いしましょう。それでは、しばらくです。
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病は気から

2007-04-24 14:11:05 | Weblog
先日のこと。都内へ仕事で出かけた際、予定も順調にこなし、さてお昼ご飯ということになった。
この週は雨の日(かつ寒い日)が多かったのですが、この日は久しぶりに晴れ間が覗き、かつポカポカと暖かい。そうだ、こんな日は外で食べよう!と。そして、どうせなら風光明媚なところでと。

その時いた場所は五反田からほど近い場所。そういえばこの辺に前々から気になっている公園があったなと。
その公園の名は「池田山公園」。五反田の駅から白金台方面にゆるい坂を10分ほど上っていった住宅街のど真ん中にある公園。その昔、岡山池田藩の下屋敷だったところを整備した公園です。

さて、園内のベンチでくつろいでいますと、歳は50歳前後でしょうか、病院の入院患者とおぼしき男性が近寄ってきました。(そう、ここは某大病院の敷地のすぐ北側にあり病院側からも容易に出入りできるのです。なぜ知っているかというと、以前に知り合いの人のお見舞いでこの病院に来たことがあるからです。)

「おとなり、座ってもよろしいですか?」

「ええ、どうぞどうぞ。」

「今日はいい天気ですねえ。」

「そうですねえ。今週は雨ばっかりで。やっぱり晴れると気分もいいですよね。」

「そうなんだよ。病室にこもってばかりだと余計に体が悪くなる気がするんだ。」

「そうそう、病は気からって言いますからね。」

「特にねえ、今一緒の病室にいる患者が重度の病気でねえ。精神的にこっちにも移ってしまうんだよ。」

「あらあら、それは大変ですね。病気のほとんどは自分の心の思い方で回復したりしなかったりするものですからねえ。」

「僕はこうして機会があればなるべく外に出るようにしているんだ。気分的に全然違うからね。」

「そうですね。それがいいと思いますよ。こうやって緑の多い中で深呼吸するだけでも回復が早くなると思いますよ。」

(ってところで、次の予定の時間が迫ってきたので・・・)
「では、私はこの辺で失礼します。早く回復して退院できるといいですね。どうぞお大事に。」

とまあこんなやりとりをしたのですが、やはり長いこと入院されてる方にとっては「病室」というのは苦痛な空間なんだなと。
私は幸いにも入院するような病気になったことがなく、人の付き添いやお見舞いでいたことぐらいしかありませんが、それでも病室に長い時間いるとあまりいい気分ではありません。

最近は、病院内に開放的な空間を作ったり緑を配したりする病院も増えてはきましたが、ヨーロッパの先進各国に比べるとそういう面では日本はまだまだのような気がします。
薬や医療技術の進歩ももちろん重要ですが、もっともっと患者さんの心のケアというか、もっと言えば「病気を発症させないための医療」が充実していてもいいなと思ったりします。
実際に、余命何ヶ月とか言われながら精神面のケアや改善だけで癌を克服してしまった人が私の周りにもいるのです。

今回のこのちょっとした会話の中から、そんなことを感じました。


・追記・・それはそうと(1年ほど前にもここで書きましたが)、街中でよく人に話しかけられます。道も尋ねられるしカメラのシャッター押しもよく頼まれます。
それも男女問わず中高年の方が多いのですね。若い女性からはいっこうに話しかけられません(笑)。
話しやすそうとか優しそうとかいうのが私の第一印象らしいですが、私のことをよく知っている人はこれ読んできっと大笑いしていることでしょう(笑)。

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進化?

2007-04-19 15:09:19 | Weblog
今週は雨ばっかりですねえ・・。そして、まるで冬のような寒さ。
今日の午後になってようやく少し晴れ間も見えてきました。やはり、暖かで天気がよい方が気分いいですよね。

さて、突然ですが、最近怒らなくなったんですよ。
どこかで書いたとおり、私は見かけによらず(?)気が短い(短かった)のです。
で、その怒らなくなった原因は恐らく2つ。

一つ目。
「怒りの原因の90%は“自分の思いどおりに人が動かなかったり物事が進まなかったりしたこと”によるものである」
こんな記述を最近とあるブログ上で発見したのです。言われてみればなるほど!
以来、他人や世の中はそもそも自分の思いどおりにいかないものだという前提でコトに当たるようになりました。
すると、よほどのことがない限り「怒り」を感じなくなったのです。
渋滞しようが、電車が遅れようが、前を歩く人がチンタラしていようが、人から文句を言われようが、電化製品が壊れようが、です。

二つ目。
「何事にも感謝の気持ちを持って接し、常に他人のため社会のためにという心がまえで行動しましょう」
ある意味あたりまえのことですが、日常ついつい忘れがちなことです。先日あるセミナーに参加したときに講師の方がこのようなことを申しておられ、再認識した次第です。
まずは、身近なところから意識するようにしています。例えば、バスを降りる際、料金を払いながら「ありがとうございました」と言ってみます。ただ形式的に言うのではなく“目的地まで乗せていただき本当にありがとう”という気持ちを込めて言うのです。これだけで自分もいい気分になりますし、運転手さんもこの先の乗務が気分よくでき、さらに感じよくお客様に接することができるでしょう。
このケースで逆に「オレは客だぞ」という偉そうな態度をとったとしましょう。この後の成果も全く逆になるであろうことは容易に想像できますね。
このように意識を持っていると、よほど理不尽なことでもされない限り「怒り」の感情はどうやったって沸いてこないものだから不思議です。

また、自分が今大きな病気もなく毎日を楽しく生きることができ、好きな仕事ができ、まあまあそこそこの収入が得られ、食べ物もおいしいと感じられるのは誰のおかげだろう? 逆に自分が普段の仕事や生活の様々なシーンで何気なくしていることがどれだけ世のため人のためになっているのだろう?
ちょっと大げさかもしれませんが、そのように考えていくと少々のことで怒っている自分がバカバカしくなり、今まで自分の怒りによってどれだけの人の気分を害してきたのかと恥ずかしくなります。

ちょっとした心がけや発想の転換で、自分自身はもちろん他人や世の中もたとえ少しずつではあっても確実に変えることができるのだと思います。
みなさんはどう思われますか?
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お花見

2007-04-14 19:28:20 | Weblog
一週間ぶりですね。
今週は忙しかった上に、パソコンの調子がイマイチよくなかったのです。

さて、みなさんお花見はされましたか?
今年は天候の具合もあり、咲くのも散るのも早かったですね。
日本人にとってお花見といえば桜。そして、その桜も「ソメイヨシノ」というのがひとつの定番となっていますね。

私の場合、このひねくれた性格も相まってか、ソメイヨシノには実はさほど関心がありません。もちろん見てきれいだなあとは思いますけど。
「八重桜系」というのでしょうか、知識に乏しいので正確な品種名はわからないのがお恥ずかしいのですが、この時期に咲き始める「ちょっと濃いめのピンク色のモコモコした桜」(笑)が好きなのです。下の写真のようなやつです。


ソメイヨシノは花が散ってから葉が出てきますが、この種は花の間から葉が控えめに顔を覗かせているものが多く、何とも風情があります。

元々は、大阪に居た時に有名な「造幣局」の桜を見に行き、この種の桜に魅せられて、以来虜になってしまったのです。ここには色もうす緑っぽいものや黄色に近いものなど色々とあって、毎年会社を休んで(笑)比較的すいている平日によく行ったものでした。

日本には四季がありますから、その季節ごとに色々な花が楽しめます。最近は異常気象やら環境の変化などで少々季節感が薄れつつありますが、自然や動物に感謝して大切にする気持ちはいつまでも持っていたいですね。
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その質問にお答えします

2007-04-07 22:42:36 | Weblog
最近、色々な所で「ブログ見てますよ~」とか「○○の記事おもしろかったよ~」とか言われます。アクセス数も微妙に上がっていてうれしい限りです。
逆に言うと、下手なこと書けないな~と感じている今日この頃です。

今回は読者のみなさまなどからよく聞かれる質問や要望なんかをまとめてみたいと思います。

「仕事ネタが少ないですね」
-はい。こういう質問が一番多いですが、あんまり書けないんですよ。職業柄、機密事項も多いですし、会社の名誉や個人のプライバシーに関わるようなことが多いので。読む人が読んだらわかるようなのはちょっと書けないのです。
なので、仕事ネタは差し障りのない話題や出来事オンリーになってしまい、結果として全く仕事と関係ない話題が多くなってしまうのです。

「ドラゴンズのこと書かないの?」
-わはは。本当は書きたいのですよ。でも、以前にどこかで書いたとおり“ジンクス”がありましてねえ。このブログで調子いいことのたまうと途端に負けだすんですよ。不思議ですねえ。
今年もいいスタートを切れたので今だって、本当は書きたくってウズウズしてるんです(笑)。

「よくネタがもちますねえ。」
-そうですねえ。早いものでもうブログ始めて1年と4ヶ月が過ぎましたが、もってますねえ(笑)。実は自分でもビックリしているのです。正直、始めた頃は2~3ヶ月でネタ切れするのでは?なんて思ってました。
まあ、今は更新が4~5日に一回ぐらいのペースですからね。これが毎日だとこうはいかないでしょう。知り合いに毎日のように更新し続けている人がいるのですが、普通のOLさんなのにそもそもよくそんな時間があって、どこからネタが湧いてくるのか本当に不思議です。

「事務所のPRとかしたらどう?」
-そうですね。そのうちやりましょうか。ただ、ブログは宣伝目的で開設しているわけではないので、PRというよりは事務所の紹介や普段の仕事ぶりのレポートみたいになりますが。

「子供ネタが全くないですねえ。」
-はい、ありません(笑)。だってほら、子供(←ちなみに現在1歳1ヶ月)の写真とか載せてああしたこうしたとか書いたって、見てる人おもしろくないでしょう? あっ、でも「子供の成長ブログ」みたいなのを書いてる人を否定しているわけでは決してないですよ。これはただ単に自分自身の主義なだけであって、くれぐれも誤解のないように・・。


というわけで、どうか当ブログをこれからもよろしくお願いします。

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