大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

平成22年4月の主な法律改正について

2010-02-26 08:53:34 | Weblog
ここの所、ずいぶん暖かくなってきましたね。
このまま春になってほしいものですが、それと引き換えに(?)花粉症の症状が出始めました・・・。

さて、今日は月に一度の「ためになる話シリーズ」です。
では、どうぞ。


今回は、今年4月の法律改正のうち、みなさんの生活や日頃の業務に関わりの深い部分をご紹介します。
(まだ正式決定していない事項につきましては、後日に改めてお伝えいたします。)

◎介護保険料率・健康保険料率・国民年金保険料が変わります
健康保険(協会けんぽ管掌)の保険料率が引き上げられます。これまで同様、都道府県によって料率が異なっていて、例えば東京都の場合は9.32%(事業主と被保険者が4.66%ずつ折半負担)になります。
ちなみに、同じ要領で埼玉県は9.30%、千葉県は9.31%、神奈川県は9.33%、新潟県は9.29%となります。

介護保険料率も1.5%に引き上げとなります。こちらは、全国一律の料率です。
これらの変更は平成22年4月末納付分(→保険料としては平成22年3月分)からですので注意して頂くと共に、社会保険に加入されている企業の方におかれましては、給与マスター等のご変更をお忘れなく。

また、国民年金保険料は月額15,100円に若干値上げされます。

それから、(念のために申し上げますが)厚生年金保険料率については、今回は変更ありません。


◎「労働基準法」が変わります
・時間単位年休の取得が可能となります
労使の間で協定を結べば、年に5日を限度として時間単位で年次有給休暇が取れるようになります。この協定には、時間単位年休の「対象者の範囲」「日数」「1日の時間数」などを定めます。

・月60時間を超える法定時間外労働に対しては、50%以上の率で計算した割増賃金が必要となります
通常の時間外労働に対する割増賃金は、少なくとも25%以上の割増率(1.25倍)で支払わなければならないとされていますが、この4月からは1ヶ月60時間を超える法定時間外労働に対しては、50%以上の割増率(1.5倍)で支払わなければならなくなります。
深夜労働(22時~5時)が伴う部分は、深夜分の割増率がさらに上乗せされるので、75%以上の割増率(1.75倍)となります。

〔ex.〕
 ※月の時間外労働80時間 ⇒「1時間当りの基準内賃金平均額×1.25×60h
                    +1時間当りの基準内賃金平均額×1.5×20h」

また、労使の間で協定を結べば、この60時間を超える法定時間外労働を行なった人に割増賃金の代わりに有給の「代替休暇」を与えることもできます。この休暇は、60時間以上の時間外労働があった月から2ヶ月以内に取ることが必要です。

なお、社会的影響が大きいことから、これらの改正は中小企業には当分の間適用が猶予されます。
(ここでいう“中小企業”とは、「サービス業」:資本金が5,000万円以下または労働者数が100人以下、「小売業」:同上5,000万円以下または50人以下、「卸売業」:同上1億円以下または100人以下、「その他の事業」:同上3億円以下または300人以下の事業のことをいいます。)
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復旧作業

2010-02-22 11:17:02 | Weblog
パソコンの「復旧作業」ですが、着々と進んでおります。

とにかく“まっさら”な状態でしたので、例えばメールなんかもソフトの初期設定やアカウントの登録から始めているという状況・・・。

とりあえず、ワードとエクセルのファイルだけでもきちんとバックアップしといて本当によかったです。
量が量なので、戻すのに時間はかかりましたが、仕事に直接影響が出なかったのは不幸中の幸いです。
先週やるべきことが今週に来ている感じなので、やや慌ただしいですが。

遅れている分の仕事の合間を縫って、何とか今週中に「1年分の経理データの復旧」をしたいなあ・・と思っています。

では、そういうことなので、今日はこの辺で。


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パソコン復活

2010-02-18 09:34:56 | Weblog
久しぶりの更新です。

なぜ久しぶりかというと、パソコンが故障しておよそ一週間使えなかったためです。
当ブログの1月24日の項で“壊れかけた”ことをご報告しましたが、その後しばらく普通に使えてたと思ったら、先週、使用中に突然プチッという音とともに電源が落ち、それっきり全く動かなくなってしまいました。

本当に何をしても動かないので、仕方なく修理屋さんを探そうとしたのですが、想定外の事態であると共に過去に“修理を依頼した”経験がないのでどこに持って行っていいのやらわかりません。
ネットで調べようにもパソコンが使えないので調べられません(笑)。

とりあえず、知り合いに片っぱしから電話をして、色々な紆余曲折を経てたどり着いたのが国立のとある業者さん。
まずは中身を診断してもらうと、これが予想外にも「かなりの重症です」とのこと。
何とかそれもすぐに直るだろうと軽く考えていたのが、「中に入っていたデータとか全部なくなるのを覚悟して下さい」と!

どうやらハードディスクそのものが完全にやられてしまっているので、既存データの取り出しができなくてハードディスクごと取り替えないとダメということのようでした。
時間もかけて色々試みて頂いたようですが、それなら仕方ありません。

覚悟を決め、パソコンが手元に戻ってくるまでの間に「復旧計画」を思い巡らせます。
パソコンを使わなくてもできる仕事や顧問先への訪問などの合間に、色々考えました。

幸いにも仕事で使うワードやエクセルのファイルはバックアップが取ってあったので、これらはパソコンに戻すだけ。
元々入っていたソフトは基本的なものを除いて全部なくなってしまいますが、かえって余計なものがなくなってパソコンが軽くなるのでまあいいか・・と無理矢理プラス思考(笑)。
使っているうちに本当に必要性を感じたら買ってきて入れればいいかと。

とにかくメールの送受信記録にアドレス帳、年賀状の住所録などなど全てが飛んでしまっている状態で戻ってきました。
でもまあ、使える状態に(それも時間もお金もあまりかからずに)なっただけでもよしとしないといけません。

しいて言うなら、現状最大の懸案は「確定申告」です。
なにしろ昨年の1月から12月まで地道に入力を積み重ねてきた経理データが、経理ソフトごと吹っ飛んでしまったのですから・・・。
まあ、ある意味開き直っているので、2月いっぱいかけて楽しみながら復旧作業したいと思います。

みなさんもお気をつけ下さい。
パソコンは何の予告もなく突然壊れてしまうので。

今回の件はいい教訓になると共に、パソコンのありがたみを実感しました。


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高校での授業

2010-02-09 08:19:35 | Weblog
昨年の今頃、記念すべき第1回目で“とんでもない目にあった”(笑)高校での授業ですが、その後も何校かで行なっています。
(上記“とんでもない目”がおわかりにならない方は、昨年の1月20日の項をご覧下さい。)

まず前提として、あれよりひどい学校がないからでもありますが、色々な意味でようやくつかめてきました。

様々な状況に対する事前準備。
これはただ単に自分が授業する資料を作るだけでなく、学校さんのご要望や生徒さんの気質、授業の会場の環境など様々なことに関して準備をします。

当日は、様々な状況や事態を想定して、ある程度別なパターンも用意しておきます。

そして、一番重要だと思うのが、「自分が高校生だった頃に戻る」ことです。
自分がその時期にどういう心構えで、どんなことを考えながら毎日を過ごしていたのか。
その姿は先生から見てどのように映っていたのか。
これが一番の対策なように思えます。

人はどうしても“今の自分”を基準にモノを見たり考えたりしがちです。
たぶん、それをしてしまうと「学校の教師」は務まらないと思います。
自分が学生の頃は思いもしませんでしたが、「学校の先生は大変」です。

さて、本当に色々な校風があるものですが、共通しているのは「一見こちらの話を聴いてないように見えても実はけっこう聴いている」ことです。
違う言い方をすると「熱意をもってきちんと話をしないと聴いてはくれない」ということです。
こちらの授業の質がダイレクトに態度に表れます。
おかげで、こちらが学ぶこともとても多いです。

当然、難しい制度や法律を学生さんに説明しようとすれば、深く理解するのは当然のこと、かみ砕いて「コトを単純にわかりやすくする」必要があります。
そして、社会へ出た時の心構えや仕事の意味なんかを語る時には、自分自身のビジョンや仕事の意義を再認識するとてもよい機会です。
(「夢をもとうね!」なんて言っても、自分自身の夢がはっきりしていないと生徒さんには伝わりません。)

立場的には教える側ですが、教えられることの方が多いかもしれません。
とにかく、こういう試みはとても意義深いと思うので、どんどん広がっていけばいいな・・と思っています。
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営業

2010-02-05 08:44:18 | Weblog
知り合いの社労士さんに「営業活動が好き」という人がいます。
それも「飛び込み営業が好き」というから驚きです。

なんでも「気になる会社があるとすぐにでも門をたたいて入りたくなる」そうです。
いやあ~うらやましい!

まあその方は「営業」出身なので、もう慣れてしまっているのでしょう。
「別に断られたって平気」とさらりと言ってのけるのです。

かくいう私はまるで逆で、飛び込みなんてもってのほか・・というタイプです。

が、最近ちょっと考え方を変えました。

どうも「営業」っていう言葉からは「色々な所に自分で何回も足を運んで、とにかく売り込んで相手を説得する」みたいなイメージがあったのですが、そうではないな・・と。

色々な営業手法があってしかるべきで、特定の手法にこだわってるから前に進まないのかな・・ということです。

自分らしいやり方でやればいいわけで、苦手意識そのものを消し去ることにしました。
ずいぶん気が楽になりましたし、自分が今本当にするべきことが見えてきたような気がしています。

今日はちょっとした意識改革のお話でした。
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