大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

方言の妙

2006-09-29 10:08:28 | Weblog
先日、方言のお話(←9月18日の項参照)をしました。
今日はその続編みたいな感じで、私の「母国語」である名古屋弁のちょっと変わったコトバをご紹介いたします。

語尾に“みゃあ”とか“だがや”とか“だがね”がよくつくっていうのはけっこう知れ渡っていると思います。が、他の土地の人には「なんじゃそりゃあ?」とけげんそうな顔をされるようなコトバもあります。

“まわし”ってどういう意味かわかりますか?
相撲の力士がつけているやつではありません。「準備」とか「身支度」という意味です。
子供の頃とか、出かける際にグズグズしていると、「ちゃっとまわしせないかんがね」と親によく怒られたものです。ちなみに“ちゃっと”というのは「早く」とか「すぐに」という意味です。今流行りのあれではありません。

普通に“えらい”というと「しんどい」とか「疲れた」という意味です。
ですから、名古屋の人に「あんたえらそうやねえ」と言われても決して怒ってはいけません。いたわって言葉をかけてくれているのですから。
ちなみに、この言葉は強調の“ど”をつけて“どえらい”→“どえりゃー”→“でぇーりゃー”と発展し、「とても」とか「大変」という意味に変化します。なので、「大変疲れました」は“でぇーりゃーえりゃー”となります。

“放課”というのは、学校の「休み時間」のことです。
なお、学校が終わったあとは普通に「放課後」と言います。

“机をつる”というのは「机を運ぶ」という意味です。イスやその他の家具、道具などは“つる”とは言わず普通に「運ぶ」とか「持っていく」と言います。机だけが“つる”なのです。名古屋人的にも意味不明です。でも普通に使っています。

“おぼわらん”は「覚えることができない」、“とろくさい”は「ばかばかしい」、“おそぎゃあ”は「怖い」、“じょうをかう”は「カギをかける」、“わや”は「無茶苦茶」又は「混乱する」という意味です。

“もうやっこ”とは「半分づつ」という意味ですが理解できてますでしょうか? ここまで来るともう上級編です。名古屋人同士でも人によっては通じない場合もあります。

最後に発音の問題ですが、(文章で発音を表現するのは難しいですが)一例を。
「エビフライ」→“えびふりゃあ”(これは有名ですね)。「東海道」→“とーきゃあどー”。「海外」は“きゃあぎゃー”。

何か外国語みたいなのばかりですが、名古屋でもちゃんと標準語は通じますからご安心を(笑)。
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事務所通信

2006-09-23 10:19:57 | Weblog
毎月一回、月初めに「事務所通信」というのを発行している。内容は法改正情報や仕事や会社の経営に役立つような話などである。タイトルは『武蔵野の風』という。(自分でもあまりセンスのいいネーミングとは正直思えない・・(笑)。)

元々は顧問先への情報提供という形で始めたのが、いつのまにやら読者が増え、どういうわけか顧問先より「そうでない方々」への送付の方が多くなってしまった。(別にカッコつけるわけではないが、人事や労務、そして社会保険のことに関して様々な方に幅広くご紹介したいという思いだけで執筆しているので、そういう形でも全然かまわない。)
読者層も会社の経営者や人事担当者はもちろんのこと、業務提携先に一般のサラリーマンや営業マンにOLさんから単なる知り合いまで幅広く読んでいただいている。なので、同じ号でも内容によってはそれぞれの読者の方が少しでも読みやすいように微妙に文面や内容を変えることもある。
地域的には、同じ町内の会社もあれば関東近県から遠くは新潟県までけっこう広範囲にわたっている。

およそ2年前から始めているが、とりあえず「ネタ切れ」になって困ったことはない。今後も当面あと4~5ケ月分くらいはネタを準備してある。逆に言えば、問題はその後である。アイディアは「随時募集中」であるので、何かいい案があれば遠慮なく申し出ていただけるとありがたいですね。
そして、これからも読者がますます増えてほしいと願っている今日この頃です。
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国内バイリンガル

2006-09-18 10:29:19 | Weblog
自慢にも何にもならないが、私は外国語が全くダメである。ノーセンスと言っていい。まあ日本語ですらスッと出てこないことも多いから致し方ないかもしれないが・・。

英語ぐらいはと思い英会話スクールの門を叩いたり、NHKの英会話番組を毎日聞き続けたりと、過去にそれなりの努力はしてみたもののほとんど進歩は見られなかった。
そういえば大学生の時、選択制の外国語(中国語だったが、正直これも“漢字”を使ってるから多少なりとも勉強が楽だろうという理由で選んだ)のクラスに好きな女の子がいて、頑張って勉強してしまい少々の日常会話ならできるくらいにまでなったことはある。(←あ~っ、動機が不純だ!(笑)。エピソードを語ると長くなるのでやめておく(笑))。でも今はほとんど覚えていない。

で、何が言いたいかというと、その代わりと言っては難だが日本語においては「標準語(東京弁?)」「名古屋弁」「関西弁」の“三大言語”を自在に操れるのである。勝手に自分のことを「国内バイリンガル」と呼んでいる。

名古屋には産まれてから高校の頃までいた。なので名古屋弁はいわば「母国語」であるから、実家に帰ったりすると自然に口をついて出る。
大学の頃は京都、その後社会人生活5年目までは大阪に住んでいた。京都と大阪では微妙に方言が異なるが、周りも含めて基本的には同じ「関西弁」である。慣れるのに何年かかかったが、9年も住んでいればそれなりに身につく。個人的意見だが、初対面の人としゃべる時に使いやすい。なので、初めて会話する人達は時に私を関西出身だと勘違いする。それから、なぜだかわからないが、怒ったり感情的になったりすると関西弁が出る。
東京生活は今年で6年目だが、そもそも標準語が元になっているのですぐに馴染めたし、普通に使うことができる。最近は言葉で出身地を当てられたことがほとんどない。

とりあえず母国語が名古屋弁なので、とりわけ特徴のある関西弁になると微妙なイントネーションの部分でどうしても生っ粋の関西人のようにはいかないが、不思議なことにそれぞれの所の人としゃべる時にきちんと使いわけができる。

しゃべる上でのポイントをいくつか。名古屋の人はわりと平面的にしゃべる。関東の人は語尾を上げる傾向がある。関西の人は全体に抑揚のあるしゃべりをし、一文字の言葉の語尾を伸ばす傾向がある。(例・・「2」は「にぃ~」。「血」は「ちぃ~」など)

続編として、そのうち方言クイズみたいなのをやってみようと思っています。乞うご期待。

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豆腐と納豆

2006-09-15 13:41:01 | Weblog
人から聞いた話で恐縮ですが、実は「豆腐が本当は納豆で、納豆が本当は豆腐」だって知ってました?

え???意味がわからない?

漢字をよ~く見て下さい。
現「豆腐」は“豆が腐る”と書きます。対して現「納豆」は“豆を納める”と書きますよね。
それをふまえて、製造行程や製品の見た目を想像してみて下さい。
ね、そうでしょう。実際は逆なのです。

なぜこういう風になったのでしょうか?
意外なことに明治時代にある食品研究の発表会で学者さんが取り違えてしまったからなのだそうです。実に単純な理由なのです。その人はこの分野にかけてはけっこうな権威で「この人の言ったことで間違いはない」というほどの人だったため、みんなが何の疑問も持たずに信じてしまい、現在に至っているというわけなのです。

思わぬひと言やひょんな出来事がキッカケでそれが世の中の定説になってしまったようなお話、他にも色々ありますよね。
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同時多発テロから5年

2006-09-11 12:29:20 | Weblog
ニューヨークで起きた同時多発テロからちょうど今日で5年ですね。
何かつい最近の出来事のように思えてしまうのはインパクトが強かったせいもありますが、その後同じような事件が世界の色々な所で起きているからでしょうか・・。

確かあの日はたまたまニュースステーションを見ていたと思います。まるで映画のワンシーンかのような信じられないナマの映像を見て言葉を失ったことを鮮明に記憶しています。
当時はまだサラリーマンをしていました。勤めている場所が西新宿の高層ビル街だったため、「もし同じような形で日本が狙われるとしたらここだろうなあ」と思いながら毎日会社に通ったものでした。

先日も書きましたが(←8月15日の「今日は終戦記念日」の項をご参照下さい)、なぜ自分達とは直接無関係の多くの尊い人命を一瞬で奪うなどということができるんでしょうか?
世界各地でこれに似たような事件が起こるたびに信じられない気持ちになります。

争いや無駄な殺しあいのない真の平和な社会が到来することを願ってやみません。
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