先日、方言のお話(←9月18日の項参照)をしました。
今日はその続編みたいな感じで、私の「母国語」である名古屋弁のちょっと変わったコトバをご紹介いたします。
語尾に“みゃあ”とか“だがや”とか“だがね”がよくつくっていうのはけっこう知れ渡っていると思います。が、他の土地の人には「なんじゃそりゃあ?」とけげんそうな顔をされるようなコトバもあります。
“まわし”ってどういう意味かわかりますか?
相撲の力士がつけているやつではありません。「準備」とか「身支度」という意味です。
子供の頃とか、出かける際にグズグズしていると、「ちゃっとまわしせないかんがね」と親によく怒られたものです。ちなみに“ちゃっと”というのは「早く」とか「すぐに」という意味です。今流行りのあれではありません。
普通に“えらい”というと「しんどい」とか「疲れた」という意味です。
ですから、名古屋の人に「あんたえらそうやねえ」と言われても決して怒ってはいけません。いたわって言葉をかけてくれているのですから。
ちなみに、この言葉は強調の“ど”をつけて“どえらい”→“どえりゃー”→“でぇーりゃー”と発展し、「とても」とか「大変」という意味に変化します。なので、「大変疲れました」は“でぇーりゃーえりゃー”となります。
“放課”というのは、学校の「休み時間」のことです。
なお、学校が終わったあとは普通に「放課後」と言います。
“机をつる”というのは「机を運ぶ」という意味です。イスやその他の家具、道具などは“つる”とは言わず普通に「運ぶ」とか「持っていく」と言います。机だけが“つる”なのです。名古屋人的にも意味不明です。でも普通に使っています。
“おぼわらん”は「覚えることができない」、“とろくさい”は「ばかばかしい」、“おそぎゃあ”は「怖い」、“じょうをかう”は「カギをかける」、“わや”は「無茶苦茶」又は「混乱する」という意味です。
“もうやっこ”とは「半分づつ」という意味ですが理解できてますでしょうか? ここまで来るともう上級編です。名古屋人同士でも人によっては通じない場合もあります。
最後に発音の問題ですが、(文章で発音を表現するのは難しいですが)一例を。
「エビフライ」→“えびふりゃあ”(これは有名ですね)。「東海道」→“とーきゃあどー”。「海外」は“きゃあぎゃー”。
何か外国語みたいなのばかりですが、名古屋でもちゃんと標準語は通じますからご安心を(笑)。
今日はその続編みたいな感じで、私の「母国語」である名古屋弁のちょっと変わったコトバをご紹介いたします。
語尾に“みゃあ”とか“だがや”とか“だがね”がよくつくっていうのはけっこう知れ渡っていると思います。が、他の土地の人には「なんじゃそりゃあ?」とけげんそうな顔をされるようなコトバもあります。
“まわし”ってどういう意味かわかりますか?
相撲の力士がつけているやつではありません。「準備」とか「身支度」という意味です。
子供の頃とか、出かける際にグズグズしていると、「ちゃっとまわしせないかんがね」と親によく怒られたものです。ちなみに“ちゃっと”というのは「早く」とか「すぐに」という意味です。今流行りのあれではありません。
普通に“えらい”というと「しんどい」とか「疲れた」という意味です。
ですから、名古屋の人に「あんたえらそうやねえ」と言われても決して怒ってはいけません。いたわって言葉をかけてくれているのですから。
ちなみに、この言葉は強調の“ど”をつけて“どえらい”→“どえりゃー”→“でぇーりゃー”と発展し、「とても」とか「大変」という意味に変化します。なので、「大変疲れました」は“でぇーりゃーえりゃー”となります。
“放課”というのは、学校の「休み時間」のことです。
なお、学校が終わったあとは普通に「放課後」と言います。
“机をつる”というのは「机を運ぶ」という意味です。イスやその他の家具、道具などは“つる”とは言わず普通に「運ぶ」とか「持っていく」と言います。机だけが“つる”なのです。名古屋人的にも意味不明です。でも普通に使っています。
“おぼわらん”は「覚えることができない」、“とろくさい”は「ばかばかしい」、“おそぎゃあ”は「怖い」、“じょうをかう”は「カギをかける」、“わや”は「無茶苦茶」又は「混乱する」という意味です。
“もうやっこ”とは「半分づつ」という意味ですが理解できてますでしょうか? ここまで来るともう上級編です。名古屋人同士でも人によっては通じない場合もあります。
最後に発音の問題ですが、(文章で発音を表現するのは難しいですが)一例を。
「エビフライ」→“えびふりゃあ”(これは有名ですね)。「東海道」→“とーきゃあどー”。「海外」は“きゃあぎゃー”。
何か外国語みたいなのばかりですが、名古屋でもちゃんと標準語は通じますからご安心を(笑)。