若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

人参

2010-09-30 23:24:06 | 音楽(足利市民合唱団)
夜中に仕事場に降りてきた二代目に尋ねられました。「ここんとこ、やけに頑張るね。何かあるの?」

……バレましたか。


『秋になったら都内のコンサートに行かれないから、夏の間は許してっ』と、何回も我儘を許してもらった私。9月5日のvox humana定期演奏会で、今年のコンサート締めだな、と覚悟していました(自分が出る第九はあるけど)。

ところが、今年は10月4日にもvox humanaが歌うコンサートがあるため(当然行く)、例年よりも一足早く気合いギアを一段階上げていました。


すると、そのvox humanaの一員であり、時々私たちの合唱団の指導に来て下さる先生が、ある大きなコンクールの本選会で歌うことになったという朗報が飛び込んできました。歌声はもちろんのこと、音楽に向かう姿勢、またその音楽への想いを私たち生徒にも惜しみ無く話してくれる率直さ、更にチャーミングな笑顔、時にはイタズラっこのようにキラリンと輝く目……先生としても、一女性としても、素敵だなぁ、と思っていた方でした。


とはいえ、その本選会は、年間で唯一、私も仕事の鬼と化す時期(二代目は年がら年中仕事の鬼だよ)。さすがに『無理無理』と自分に言い聞かせていました。ところが、その朗報が届いた日から私の就寝時刻はどんどん遅くなり、自分でも驚く集中力。理性とは裏腹に『行きたい欲望』が本能的に私を突き動かし、『平日なんだから、今から必死で頑張れば一日くらい休んだっていいはず!』と、ギアを更にもう一段無意識に上げたようです。

だから私は今夜も鼻先に赤く輝く人参目指して頑張ってます。そして、(出張撮影さえ入らなければ)10月27日の夕刻、私はきっと初台(オペラシティ)にいることでしょう。
コメント (4)
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