寝るより楽はなかりけり。
はあい、おやすみなさい。どなた様もおやすみなさい。
一晩やすむと、あら、不思議、また元気になっている。
元気という電気の充電。
充電器の電線はないが、力の大本に繋がっている。
充電できたら、次の活動ができる。
楽チン楽チン。わたしは目をつむるだけでよい。
目白さんに食べさせようと思って、町へ行って小蜜柑を買って来た。まず３個だけ。庖丁で半分に割って、庭の梅の木の小枝を剪定鋏で鋭くして、刺しておいた。今日はもう遅い。足の朝になったら、大群が山から下りて来て、これを上空から目敏く見つけるだろう。おいしい食べ物を発見して、大喜びするだろう。彼らの鳴き声で、我が家の庭は賑やかになるだろう。
ささやかだけど、老爺のわたしにもできる利他の行だ。一年を無事に過ごさせて貰った、その感謝をこころが、今日はふつふつと湧き上がって来ている。何かをしたいという気持ちが動いている。
人間に利他をすると、どうしても見返りを求めてしまう。わざとらしくなる。小鳥だったら、はじめからそれを求めなくて済む。そういうよさがある。
今日は、客人が相次いだ。応対に忙しかった。みなさんに畑のお野菜を各種、差し上げた。
そして、いまはクロネコヤマトへ宅急便を出しに来た。亡くなった弟に代わって、東京に嫁いでいる弟の娘宅へ、我が家の畑の、野菜類を送る。
わたしは波ですからね。波として進んでいるんです。高く盛り上がったり、低く沈み込んだりしながら、勢いを保ちつつ、進んでいます。仏陀の元へ、仏陀の国へと向かっています。
いまも十分仏陀のお慈悲、仏陀の智恵のはたらきに頼り切っているのですが、仏陀の国へ往生して、わたしが仏陀になるためです。そのための修行に入ります。本格的な修行に入ります。
わたしは波ですからね。命は波なのです。光の波なのです。波は高く盛り上がったり、低く沈み込んだりしながら、進んで行きます。高くなるのは、低くなるためであり、低くなるのは高くなるためです。これで持続がかなうのです。
現れて消えます。消えて現れます。これは運動です。この運動によって力を溜め込んでいるのです。生死は運動をしているのです。パワフルだからです。
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いま、午前2時過ぎ。いまは、こんなことを考えていました。
わたしは波です。命の波です。波は海を形成しています。波にも海にも力が宿っています。力が発揮されるように造られています。
