わたしは宇宙中の愛を独り占めにしておりました

お風呂に入って、いい気持ちになって、わたしはそこで瞑想に入ることが多い。

瞑想と言っても目を閉じてただわたしの中のうちなるわたし自身を味わう、それだけのことだが。

するとたいていは湯気でふかふかに温まって、四股を伸ばしてくつろいで、嬉しい気分になる。

そしてお礼を述べることが多い。自然と両の手が合う。

わたしは気分屋さんなのだ。そこでぶつぶつつぶやく。こんなふうに。

＠　わたしはわたしの中に生きているわたしを感じております。

＠　わたしが奇跡を生きておりました。

＠　奇跡を起こしたイエスキリストに負けないくらいの奇跡が、おのずからにして我が身に起こっておりました。

＠　今日を生きたわたしがまさしく奇跡の受益者でありました。

＠　しかも来る日も来る日も最上最良最高の奇跡を繋いで生かされておりました。

＠　わたしは宇宙中の愛を独り占めにしておりました。

＠　わたしに宇宙中の至高の愛のエネルギーが集中しておりました。

＠　わたしはこれほどに価値の高い尊い人間でありました。

＠　わたしはここで宇宙中の繁栄をわたし一身に引き受けて輝いておりました。

＠　わたしは宇宙中もっとも有用な、有益な存在でありました。

＠　わたしは宇宙の愛を褒め讃えます。宇宙中の愛を実現しているわたし自身をも褒め讃えます。

＠　わたしは宇宙の秩序と調和と美と愛を褒め讃えることのできる存在です。

＠　わたしこそは宇宙の愛と美と繁栄の体現者であり、証明者です。

お礼を申し上げます。お礼を申し上げます。お礼を申し上げます。

＊

庭の梅の木の枝に蜜柑を半分に切って挿しているとそこへ山から目白のつがいがおりて来ておいしそうに啄んでいます。

いまは朝になっています。屋根にはまっしろに霜が張り付いています。寒い朝です。

東の空から朝日が射してきました。光が空を明るくしています。

奇跡を体現する条件はすべて整っています。

そうでしたそうでした。目白も輝きの奇跡を生きておりました。