<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

力が抜けるわい。

2021年10月30日 06時46分39秒 | Weblog

土曜日は、S新聞読者文芸作品の、掲載日。

 

僕は落選だった。先週に引き続き。力が抜けるわい。

 

川柳部門、俳句部門、短歌部門の、どの部門にも我が作品は見いだされなかった。

 

人様の入選作品を読ませて頂いた。

 

人様のようには書けない。己は己流儀。落選を続けても、それを通すしかない。

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お返しするのを拒んではなるまいから。

2021年10月30日 06時35分31秒 | Weblog

骨に皮が被っている、って感じだな。シワシワの皺の皮が、ゴツゴツの我が手の甲の、骸骨を覆っている。皮の下には肉がまだ幾らかはあるけれど。これがお爺さんの手だ。

 

死ねば燃やされて灰になる。白い粉になる。骨も皮も。肉も。

 

これでまたゼロに戻る。もともとはゼロだった。ゼロにいろいろなものが添加されて、やがて我が肉体が豊満になった。そしてその豊満が薄れて希薄体に傾斜して行く。行くばかり。

 

お借りしていた物ばかりだったのだ。我が所有ではなかったのだ、肉体も。骨も、皮も。お返しするときが刻々と近付いて来ている。お返しするのを拒んではなるまいから。

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逃げられてしまった。

2021年10月29日 18時41分29秒 | Weblog

蚊が部屋に迷いこんで来ている。キーボードを打つ手の、指先に止まっている。小さな吸血鬼だ。

 

パチンと叩いたが、逃げられてしまった。どこから侵入して来たのだろう。畑から戻るときに、いっしょについて来ていたのかもしれない。

 

夜中、寝ているときに、またぞろブウウウンと羽音を鳴らしてやってくるのかもしれない。やだなあ。

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僕は花じゃないよ。蜜蜂に好かれる。

2021年10月29日 18時22分08秒 | Weblog

蜜蜂に好かれる。追い払っても追い払っても、ぶんぶんぶんぶん羽音を立てながら、顔の前後左右を飛び回る。

 

「僕は花じゃないよ」と言って言い聞かすのだが、効果なし。

 

「花じゃないから、花蜜なんか吸えないよ」と言い含める。

 

で、ふっと、「待てよ」と思った。思い当たった。

 

僕の体臭、あるいは吐き出す呼吸が、蜜のように甘い匂いをさせているんじゃないか、と。

 

僕は、実は糖尿病前期患者。尿も甘い匂いがすることがある。

 

で、血液中の糖度を抑える薬が欠かせない。

 

のに、日本酒の熱燗を飲んで、晩酌をしている。毎晩、飲んでいる。抑制が効かない。

 

蜜蜂さんに気付かれるほどになっているのかも知れない、と思ったら、ぞっとした。

 

今回が初めてじゃない。

 

真偽のほどは分からない。もしかしたら、こんなことは誰にもあることかもしれない。

 

林檎を食ったあとは、しばらく林檎の臭いがしていることだってありえることだ。

 

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畑の赤芋を収穫した。ひと株だけで十分な収穫を得た。

2021年10月29日 18時03分23秒 | Weblog

夕暮れどき。もう外は暗くなっている。薄暗くなる5時50分まで外にいた。最後の10分は、猫のAちゃんを撫でていた。撫でてくれと擦り寄って来るから。

 

2時半から1時間ほど客人が見えられて、お茶と蜜柑をお出しして、お喋りをした。

 

お帰りになったその後は、野良仕事をした。あれこれあれこれの。赤い里芋も掘ってみた。子芋がたくさん収穫できた。

 

親芋も捨てないでいる。赤芋は親芋も食べられるらしいが、食べないで来年用の種芋にしておく。穴をやや深めに掘って埋めておく。

 

秋野菜の種が、まだ袋の中に一杯余っているので、捨てるには忍びず、これをプランターや畑に蒔いた。

 

最後にたっぷり水撒きをした。いまごろは、長い眠りから目覚めて、種さんたちが、目を擦っているかもしれない。

 

これで生命活動ができるようになるのだから、種蒔きをした僕は彼らに感謝されるだろう。

 

僕は僕で、無心になれた。完全な無心ではないだろうから、威張れたもんじゃ亡いけど。

 

作業をしているときは、雑念が少なくなっている。手先を動かすのに集中しているからだろうか。

 

作業をした後は満足感に浸る。この時間が貴重だ。なんのことはない、やっていることは幼稚園児の砂遊びほどなのだが。

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長く長く生きて、少年はお爺さんになった。

2021年10月29日 10時04分01秒 | Weblog

長く長く生きてきた。そして少年はお爺さんになった。お爺さんは足腰も弱ってよろよろしている。力を発揮できなくて、よぼよぼしている。

 

よくまあ、こんなによろよろするまで生きて来られたなあ。よくもまあ、こんなによぼよぼになるまで生き永らえて来られたなあ。そういう感心もする。

 

能力が高かったわけではない。むしろ低かった。低いのを埋め合わせするのに、生涯ずっと苦労の連続だった。我が身の無力さを嘆いて、何度も泣いた。喚いた。夢にも魘(うな)された。

 

イワシの尻尾ほどの弱点補強だけで一生を費やした感がある。結局、補強にもならなかったけれど。こころにダメージを受け続けた。泣きべその少年のままじゃないか、ここは。

 

それでも生きて来た。生きて来られた。よろよろになっているので、もう他者と競争しないで済むようになった。なんでも諦めが効くようになった。

 

寂しさが残っている。どこにも退けようがない寂しさが残留している。それがときおり笛を吹く。笹笛を吹く。長く微かに吹く。お爺さんは耳をウサギにしてこれを聞く。

 

 

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岩石のようなでかい飴玉がないか。歓喜飴玉が。

2021年10月29日 09時41分38秒 | Weblog

飴玉は、舌の上に載せて、しゃぶる。これでいっとき過ごせる。

 

やがて、しかし、解けていってしまう。また、口寂しくなる。もう一個を口の中に放り投げる。

 

一日、楽しいことを追い掛ける。楽しいことがないかなあ、何か楽しいことがないかなあ、きっとどこかに見つけるだろう、と。

 

やっとそれらしいものに行き当たる。小躍りする。スケールが小さいから、手の平の指の間から、砂になって摺り堕ちてしまう。

 

砂にならないうちに、飴玉にしておかねばならない。舌の上に載せて、しゃぶっておかねばならない。

 

1トンも2トンもある岩石のような飴玉はないか。材料成分はみんな<楽しいこと>。掘削機で崩しながら、飴玉にする。

 

これだと一日を全部楽しいことで埋められる。そういう空想をしてみる。幼稚園児の児戯に等しいのだが。

 

楽しいこと、楽しくないこと。どちらもある。楽しくないことが、楽しいことを冷却する。氷にしてしまう。

 

氷は冷たく身を冷やす。温めるには、周辺から薪を見つけて来て、どんどん燃やさねばならない。その燃料の薪がなかなか手に入らない。

 

 

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明日は弟の命日、7回忌法要。

2021年10月29日 09時33分25秒 | Weblog

山茶花が咲き出している。今年は花の量が少ない。

 

明日は10月30日。弟の命日である。明日、7回忌の法要がある。遺族と弟の子供たち家族と、兄夫婦が集まる。

 

弟は兄の僕より4歳年下。病に斃れてしまった。まだ若かった。死にたくなかっただろう。弟に先立たれた兄は寂しい。

 

7年前、棺に、我が家の庭に咲いていた山茶花を摘んで行って、敷き詰めた。あの年には、山茶花の花が早咲きした。

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座敷に、冬用の絨毯を敷き詰める。

2021年10月29日 07時37分24秒 | Weblog

風が強い。強いなあ。畑のアスパラガス群が大揺れに揺れる。揺れても、大丈夫、嫋やかなので、折れたりはしない。

 

午前9時を過ぎた。空の青が海の青にような色になっている。澄み渡っている。祇園山の緑が、緑を深めて対抗している。

 

家内が手伝ってくれと言うので、そうした。座敷に、冬用の絨毯を敷き詰めた。座敷には黒檀の重たい机がある。一人では退けられない。

 

炬燵に両足を伸ばしてゆったりしている。音楽を聴いている。世事はすべて、なるようにしかならない。なるようにしかならないのなら、憂えるまい。

 

 

 

 

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よぼよぼお爺さんのすることはみな童遊び。

2021年10月29日 07時27分20秒 | Weblog

気温14・7℃。やや肌寒い。今日の最高気温は24℃。午後2時から3時までが高い。

 

今日はこのよぼよぼよろよろお爺さんは何をして過ごそうかな。かといって、何でもできるわけじゃない。何をしようと、童遊びを遊ぶようなもの。他愛もない。

 

発芽がうまく進まなかったプランターに、もう一度、秋野菜の種蒔きをしておこうかな。種は袋に余っているから。発芽しても、今年は虫に食われてしまうことが多かった。

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