僕は今日は何をしたか

１

僕は今日は何をしたか。

２

威張るようなことは何もしていない。自慢に出来るようなこともしていない。

３

畑へ行った。

４

ぎっしり詰まって重たいものから３個、白菜を収穫した。

４

それから大きく成長した山東菜を３個抜いて来た。

５

それから今度は、羽振りをきかしている水菜を株元から庖丁で切って来た。茂っていたので、一株だけで箱が溢れた。

６

さらに、椅子を移動させながら、色合い豊かになったサニーレタスのグリーンと深紅の葉っぱを、収穫用の箱一杯になるまで摘んだ。

７

次は、北の畑へ行って、でっかいでっかい青首大根を２個と白首大根を２個抜いた。北の畑は土がいい。すくすく成長をする。巨大だから、重たい。

８

収穫した野菜一切を車の後ろに積んで、運んで行って、畑を持っておられない方、お二方に差し上げた。

（実は、訪ねた先の一軒目では、「あらら、昨日もらったばかり」と断られてしまった。だからもう一軒目を加えねばならなくなった）

９

いまはスーパーに行けば、冬野菜なんてあふれているから、珍しいものではない。だから、それほど重宝されるわけではないが、お二方とも大喜びで貰って頂いた。

１０

新鮮極まるからだろう。殺虫剤を使っていない無農薬野菜だからだろう。喜んで頂けた。

１１

その後、ぐるぐるぐるとドライブを楽しんで、夕方３時ほどに帰宅した。

１２

外に出ていたいので、暮れるまで、プランターの野菜類に、水遣りをしたり、草取りをしたりした。

１３

もう外は暗くなってしまった。何をしたか分からないほどだが、日当たりのいい外にいるというだけで、満ち足りた。

１４

「ピザを作るのに、チーズが不足しているから、ねえお父さん、買って来てちょうだい」という娘の依頼を引き受けて、一番近いスーパーまで行って、店員さんに探して貰って、買って来た。

１５

終わり。

これから夕食。麦焼酎を飲むことにする。１合の半分をお湯割りにして。

土曜日の朝は朝ご飯が遅い

障子戸の外が明るい。朝が来ている。もう8時を過ぎた。いつもの朝ご飯の時間を過ぎている。

今日は土曜日で、誰も起きて来ない。じゃ、己が台所で味噌汁を作ればいいのに、それもしない。ただ待ち遠しくしているだけ。

ややや、家内殿が寝所を出て来たぞ。扉が開く音がした。しめた！　待つのはもう少しだ。

わたしの今此処を喜んでいればいいのに

１

ここで完成を見ているのだ。わたしを含めたすべてが完成を見ているのだ。

２

それをわざわざぶっ壊して、粉々にして、無惨にしておいて、未完成だなどと誹謗中傷する。

３

不平にする。不満がる。

３

そして不安になる。死ぬことを恐ろしがる。

４

完成を喜んでいればいいのに、それをしない。

５

わたしの今此処を喜んでいればいいのに、喜ばない。

６

完成を見ておだやかになって喜んでいる草や木を、余所目に見ているだけにする。

７

喜ばないのが賢者だ、と思っている。顔をしかめているのが賢者だ、と思い違いをしている。

８

美しい浄土に生まれて来た、生きた、行き届いたこれだけの完成の中にいても完成を喜べない。

９

じゃ、いつになったら喜べるのか。おい、さぶろう。不安げなさぶろう。

１０

不安がるのが好きなさぶろうがいる。投げかけられたいまここの、わたしの完成完了をよろこんでいいのに、それをそうとすることができないでいる。

ひとときを美しくして聞く。これでいい。

美しい声をして鳴く小鳥ゐてひとときわれがうつくしく聞く　　　　　　薬王華蔵

☆

これでいい。ひとときを美しくして聞く。これでいい。

ここで完了している。

だったら他事は問わないでいい。

すっかり美しくなって一切が済んでいるのに、すんでいないなんて思わなくていいはずである。

胸を張って誇らしげにする

小鳥が庭に来て鳴いている。美しい声だ。この声で地上が美しくなる。すると、それを見た者が、美しいと思う。美しい地上に生きている自分を誇らしく思う。誇らしく思わせるために鳴いているのだとすれば、小鳥のしていることは賞賛されていいだろう。

さ、それでは、その意図をおもんぱかって、誇らしげにしていよう。美しい小鳥の声を聞きながら、小鳥の声を聞ける自分を、胸を張って誇らしげにしていよう。

新陳代謝の妙。絶妙の技を思う。

１

そうだもんねえ。古いままでは新しくなれないんだもんねえ。日々が新しくなって行く中で、わたしも新しく新しくなって行く。

２

わたしの60兆個の細胞が死んで生まれて新陳代謝して行く。こうしてわたしは古いままではなくていいことになる。新しい肉体の新しい命に導かれて進んで行ける。

３

例えば一時も動きを止めない心臓の細胞なんてどうやって入れ替わるのだろうねえ。流れて止まない大動脈、大静脈、毛細血管などの交代劇はどうやっているのだろう。

４

それを司令采配している全体様もまた休む暇もないだろうねえ。一糸も乱れてはいけないだろうからね。偉大な統率力と全体調和力でなくてはならないだろうから。　

５

＜いつでもわたしを新しくしている＞という仕事を担当している方は、何処から来て下さっているのだろうかね。交替無しの常駐だろうかね。

７

この方のなさる仕事は、さぞかし大仕事だろうねえ。大型コンピューター何千台分の仕事量だろう。緻密極まるからね。

８

この方もやっぱり＜わたし＞なんだろうかね。とすれば、＜わたし＞はとてつもなく偉大だ。そう言わざるを得まい。

一晩寝（やす）めたお陰で

おはようございます。今日は１２月１４日。土曜日。気温は6℃。あと半月少々で新年のお正月を迎えます。廻る月日の軸の中にいます。

一晩ぐっすりやすめたお陰で、首筋や背中、肩の凝りが改善されています。ずいぶん楽です。眠っている間に、わたしに来て、改善の努力をしてくれたおハタラキ様があったのですね。なんとも名付けようもないのですが、ともかく有り難いと思います。今日を生きる元気が準備されて戻って来ています。

一晩寝（やす）めたお陰で

おはようございます。今日は１２月１４日。土曜日。気温は6℃。あと半月少々で新年のお正月を迎えます。廻る月日の軸の中にいます。

一晩ぐっすりやすめたお陰で、首筋や背中、肩の凝りが改善されています。ずいぶん楽です。眠っている間に、わたしに来て、改善の努力をしてくれたおハタラキ様があったのですね。なんとも名付けようもないのですが、ともかく有り難いと思います。今日を生きる元気が準備されて戻って来ています。