仏の方より往生は治定せしめたまふ。そのくらゐを、一念発起入正定之聚と釈す。
御文章より。
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ここを読んでわたしはにっこりします。わたしがわたしを仏国土往生させねばならないとしたら、これはお手上げ事項でしたが、このお仕事は阿弥陀仏のお仕事でした。
正定之聚(しょうじょうしじゅ)とは、<この世に居ながらにして、仏国土往生がはっきりと定まったと確信できた人の集まり>ということでしょうか。阿弥陀仏のハタラキによって往生が定まった人たちは、安心の一念を発起します。信心歓喜の同朋同胞となります。
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阿弥陀仏がこのたびのわたしの仏国土往生を、無条件で、定めてくださったのですから、もう不安は消えてしまいます。条件が付いていません。条件が付いたら、わたしはたちどころに除外の対象になってしまいます。阿弥陀仏がわたしを救うと願いを起こされたのです。願いは成就しています。わたしはそれを受理するだけでいいのです。念仏を唱えるのは受理の確認です。
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・・・とかなんとか、またまたわたし流の解釈をしています。あちこち間違っているかもしれません。