恋が成就する。これ以上のものがありましょうや、この世に。
それでいいんであります。
恋に命を賭けてもいいんであります。
それほどに女性を尊んでいいんであります。
女性は男性にとって太陽なのであります。
こうあるべきなんであります。
恋？
７５歳の老爺に、恋？
誰が誰に？ 誰も、誰も。あなたに恋をするもんですか。
はい、それには１００％納得いたします。
恋。愛。ああ、もうそんなものはとっくの昔に終了していたんであります。
お粗末お粗末。わたしはお粗末。お粗末なわたしが見るこの世もお粗末。
ああ、それ以来、この世はずっと一文二文のお粗末なんであります。
♪ 雨が降ったら濡れればいいさ。オンマイダーリン、オンマイサーリン、クレメンタイン ♪
そうなんだよね。
雨が降ったら濡れればいいんだったよね。夏の雨なら。
そうだよ、冬の雨は冷たいよ。
濡れたら即座に風邪を引いてしまうよ。
そうかあ、じゃ、あの歌は夏限定の歌なんだ！
たしかに夏の雨に濡れたら、天然のシャワーを浴びたみたいで気持ちがいいもの。
いとしのクレメンタインよ、ああ、いとしのクレメンタインよ。すべたは、しかし、きみ次第なんじゃないかなあ。
きみがいい返事をしてくれるんだったら、男たちは冬の雨にも濡れることができるはず。
そういうもんだよね。
そう、そういうもの。この世は恋次第。
いやああ、今日はよく働いた。といっても、草むしりなんだけど。命令されてするのではないから、休み休みする。
草むしりをしていると気が晴れる。痛快になれる。だからこれをするのは娯楽に等しい。
片手に草むしり用の農具を握り、片手で根っこから抜いた草を捕まえて、バケツに放り込む。
いっぱいになると捨てに行く。此を繰り返す。
半年も経つとこれが立派な肥料分の多い豊かな土に変わる。
野良仕事はいい。とてもいい。無心になれる。こんないい仕事がこの世にあったかしらんと思う。
客人が相次いだ。午前中お出でになったＡさんからは青森から取り寄せた林檎を分けてもらった。日当たりのいいベランダでお喋りをした。帰りがけに我が家の畑の上等白菜と高菜をお分けした。お昼に、頂いた林檎を一個だけ切って食べた。おいしかった。
お昼過ぎにＢさんがやって来た。暖房の効いている台所に上がって来てもらって、家族みんなでお喋りをした。ちょうど皮をきれいに剥いたばかりの里芋があったので、それをそのまま差し上げた。酢味噌にするばかりになった小ネギもあったので、これもどうぞと。畑に行きさえすればまだたくさんある。
その後一時して、Ｃさんがお見えになった。野菜ものが何もないと言うことだったので、フカネギをスコップで掘り上げて、揃えて洗って差し上げた。大きな箱に一杯。きれいに巻いた白菜、大根、人参、パセリ、中国菜ターサイ、春菊も畑から収穫して来て。
夕方、Ｄさんが杖をついて来られた。お散歩の途中のよう。わたしは畑の草むしりをしていた。手を休めてお喋りをした。たわわに実った大きな長崎白菜と大根を差し上げた。５時になったら寒くなってきた。ビニール袋を提げてお帰りになった。
我が家には畑がある。畑には冬の野菜が育っている。我が家だけでは到底食べきれない。８月の末に種を蒔いて、愛情を掛けて育てている。だから捨てるには忍びない。無駄にしてはならない。だから、もらってくださると有り難いのである。
１４
庭に出て行って、雀にくず米を提供しました。４カ所の餌場にそれぞれ均等にくず米を盛りました。すぐに雀たちが集まってきました。
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もしかしたら、雀たちは怠け者になってしまったかもしれません。餌を探しに行かなくて良くなったのですから。だとすると、これは非難されるべきかもしれませんね。
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さっき朝ご飯も終わりました。南関揚げの入った白菜の味噌汁を吸いました。ご飯はおこわご飯。冷凍保存の混ぜご飯でした。今日は日曜だから家族も遅く起きました。
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それから朝刊を読みました。ぱらぱらとめくって、全体に目を通しました。コラム欄と読者のページはいつも丁寧に読んでいます。田中正代投手が楽天チームに復帰するというニュースが目を引きました。
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６時から８時半までまたベッドに潜り込んで、睡眠を補足追加しました。冷え込んでいたので、電気行火を差し入れました。ちょっとだけ胸苦しい時間を過ごしましたが、やがて深い眠りに落ちました。
８
夜中１時に目が覚めてそれから６時まで起きていました。パソコンを開いて２つの新聞に投稿するための詩の作品を３篇書きました。１篇２０行ほどの。締め切り間近になっていたのです。
９
５時間、熟考を重ねました。時間を掛けてじっくりと考え考えて、己の現在の力の目指しうるベスト作品を心がけたつもりですが、独り相撲で終わるかも知れません。
１０
完成してほっと一息つきました。そうしたら疲労を覚えました。でも、ともかく諦めないでやり遂げたっていう達成感はいいものでした。
５
家の回りの小径を一周してきました、さっき。あれを眺め此を眺め、ゆっくりゆっくり。水を欲しがっていそうな野菜には水をあげました。
６
裏手のウメモドキの日陰に椎茸の原木を列べて立てています。友人が提供してくれた原木です。日が差してくるのが遅れているので、いかにも寒そうでした。
７
そのうちの二本から椎茸がにょきにょきと生えて来ていました。明日には摘んで来られそうです。味噌焼きして食べたらおいしいでしょう。
１
おはようございます。今日は晴れています。大空がきれいです。きれいな大空を見上げていると、生きているのが嬉しくなります。
２
嬉しがる方法はいろいろあるでしょうが、まずはにこにこしています。一人だけこうしてにこにこしているのですから、かなりの小人物です。
３
利他をしていません。人様をにこにこさせようなどという積極性を持ちません。自己から他己へ延びていくハタラキを持つべきなのですけれど。
４
おいしい山里の朝の空気をおいしく吸って深呼吸して、それで穏やかな気分になっているきりです。いつまで続くことでしょう。
