<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

怯えるな

2009年03月09日 22時07分53秒 | Weblog


こだわるな。

    *

般若心経は、こだわるな、と教えている。

    *

無有恐怖(む・う。くふ)、と。恐れることなんてなんにもなんいだぞ、と。

    *

遠離一切顚倒妄想(おんりいっさいてんどうもうそう)と。一切の顚倒した妄想から遠く離れよ、と。

    *

そうなんだ、恐怖心なってものは、妄想なのだ。妄想はひっくり返った(顚倒)見方である。

    *

わざわざひっくり返して見て、怯えている、恐れている。

    *

究境涅槃(くきょう・ねはん)せよ、と。そんな暇があるくらいなら真実を追い求める時間に回せ、と。

    *

その通りだ。いかにわれわれは、しなくてもいいことに時間を回していることか。どうでもいいことに執着していることか。

    *

あわれ、あわれ。そして怯えている。この世は恐ろしいところだと決めてかかっている。

    *

この世は、真実の世界である。真実の世界を覆っているのは、われわれの迷いである。煩悩である。顚倒した妄想である。
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愉快エクササイズ

2009年03月07日 09時41分09秒 | Weblog
愉快が入ってきて愉快に出てゆく。呼吸のことだ。

     *

息を吸うことは愉快が体内に入ってくることだ。息を吐くということは愉快へ出て行くということだ。

     *

これを端的に「入我我入(ニュウガガニュウ」と仏典は教えている。

     *

愉快とは何か。仏典だから、宇宙の法(=ダンマ)だろう。宇宙の法則、真理をわれわれは出ることはできない。

息を吸っているか息を出しているか、そのどちらにいても宇宙の法のまっただ中である。

     *

呼吸はその愉快を体験するエクササイズである。
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進歩のセオリー

2009年03月06日 13時00分29秒 | Weblog
死ぬときに脳内で快感ホルモンが分泌する。らしい。
(このホルモンの名前をどうしても今思い出せないでいる)

     *

それで、死者は、にっこりする。

     *

頬がバラ色になる。血潮が戻ってきたようになる。

     *

死者はこれで死ぬ苦しみから逃れられることになる。

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完璧だなあと思う。人間の最後を快感で締めくくるように設計されているとは。

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死者が死者の国に旅立つときに親しい人たちが迎えに来てくれている。
仏さまも菩薩衆を引き連れて迎えに来てくださっている。
・・・と経典は教えている。

     *

そのお迎えの人たちに出会ったから、だから、にっこりしているんだ、喜んでいるんだという説もある。

     *

すべてが用意されているのだ、と思うと嬉しい。完璧なまでに舞台設定はできている。
 
     *

何一つ心配がない状態になっていて、そこで、「あなたはもう死ねますよ」というチャイムが鳴る。

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で、安心して息を引き取る。

     *

ひとりでは死ねないのである。すべてが準備完了されていて、死ぬ条件がすっかり整えられていて、
そこではじめて死が完了する。

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だから、正確には、「死ぬ」という自動詞ではなくて、「死なされる」という他動詞の受動態でなければならない。

     *

「生まれる」から「死なれる」まですべて一貫しておまかせの世界なのである。「わたし」のすきいる隙間はないのである。

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はじめからおわりまで安心して安心していていいのである。

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宗教はそのように死を受け入れている、ふしがある。だから、宗教は楽観主義的である。

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「わたし」がなければ、驕りがない。傲慢がない。傲慢がなければ他者の配慮に感謝ができるのだ。

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死ぬときだけ、いい気持ちなのではない。生きている間だずっといい気持ちであっていいのである。

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われわれはよい方向へよい方向へ導かれているだけである。
よい方向に導かれているのだから、いい気持ちに浸っていていいのである。

     *

われわれはもっといい気持ちがするところへ移動をしていく。

     *

それを目の当たりに見せられたら、ここ地上の楽しみに執着するこころは失せてしまうだろう。

     *

進歩のセオリーを聞き、歓喜の飛躍の仕組みを知らされたら、いい気持ちがしないわけはないではないか。
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にたりにたり

2009年03月01日 22時30分22秒 | Weblog
グッデーの苗物コーナーに行って、
20cmくらいに茎が伸びた透かし百合を5株買ってきた。
赤いのばかり。

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ちっちゃな椅子に座り、ままごとシャベルを用いて、西側の畑の隅っこに植え込んだ。
透かし百合の並木ができた。

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風に吹かれて作業をしたので、鼻水に悩まされた。

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これでよし。

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4月になったらさっそく咲き出すだろう。

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これくらいのことで、暮風は日曜の半日を過ごした。

     *

これくらいのことで、暮風はけっこうにたりにたりだった。
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