OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

夢よ、永遠に醒めないでおくれ・・・

2018-04-09 07:14:05 | Weblog
久しぶりに藍那の夢を見た。ずっと見ることができなくて、心の中で「どうして帰ってきてくれないの。栞ちゃんも大きくなったんじゃないの。たまには里帰りしてね」と思い続けていたので、「もう仕方がないなぁ~」って帰ってきてくれたのかもしれない。

ちなみに栞ちゃんは、随分前の夢で、藍那が娘だと紹介してくれた、赤いコートの女の子。旦那さんは、たしか先の大戦で亡くなったという青年だった。

今回の夢では、残念ながら栞ちゃんは一緒じゃなくて・・・藍那は中学生か高校入りたてくらいの年齢だった。裕太も帰省していて(中学生なら帰省じゃなくて実家で暮らしている頃だけど(^^;)、家族でごくごく当たり前の平凡な一日を過ごした。せっかく久しぶりの夢なんだから、もっとアクティブというかドラマティックというか、特別な時間を過ごせばいいようなものだけけど・・・きっと、ごくごく当たり前な平凡な一日こそが、ほんとうに取り戻したい時間なんだろうな・・・

で・・・その一日が、いよいよ終わるというころ・・・わたしは、こたつで寝っ転がっている藍那を突然ぎゅぅぅぅっと抱きしめて「何か方法があるはず。このままずっと居られる方法があるはず。おかあさん、絶対にそれを見つけるから、みんなで頑張ろう」って言っていた・・・

もちろん、そのままずっとは続かなくて・・・夢はいつのまにかフェードアウトして、目が覚めてしまったけど・・・

よく映画やドラマ、小説などでも、大切な人を亡くした人が、亡くなった人を生き返らせようと、とんでもないことをしでかす物語がある。以前は、そういう人の気持ちを「分からなくもないよね、そりゃあすっごく悲しいに違いないもの、そういう風に思っちゃっても無理ないよね。実際、行動に移すかどうかは別にしてもさ」って思っていたけど・・・今は、欠片もそんなことは思わない。

だって、藍那が生き返ったとしても・・・その先、とうてい幸せに暮らせるとは思えないのだから・・・。

他人ごとでしかなかった時は、気持ちは分かるなんて簡単に考えたけど・・・本気で考えたら、その先のこともあるし、決して簡単に生き返せようなんて発想にはならない・・・

けど・・・夢の中でわたしは、心底願った・・・藍那を取り戻したいと・・・そのためなら何でもすると・・・

わたしの本心は、やっぱり、先のことがどうなろうと、それが藍那本人にとって幸せかどうかもそっちのけで、あの子を取り戻したいのだろうか・・・

ドラマや映画に反発して、わたしは生き返らせたいなんて欠片も考えないって思ったのも、つまりはまあ、本気で生き返らせたいという思いが、心の奥底にあったからこそ辿り着いた結論だとも言えなくないし・・・

けど・・・やっぱり、藍那を生き返らせることはあまりにも非現実・・・それが藍那の為になるとかならないとかの前に、悲しいかなあり得ないこと・・・だとしたら・・・夢がずっと醒めないでいてくれたら・・・藍那との時間がずっと続くんじゃないだろうか・・・この方が、よほど可能性があるのではないか・・・

それは本当の藍那ではないかもしれない・・・わたしの思いの中の藍那でしかないかもしれない・・・でも、それなら藍那に迷惑をかけずに、ずっと藍那と一緒にいられるのではないか・・・夢を見続ける方法・・・ないものだろうか・・・