OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

単純作業、作るものによって・・・

2013-11-14 15:51:25 | Weblog
藍那がよく「単純作業は大好き」と言っていました。何時間も、ちぎり絵の細かい作業をしているのを見て、わたしが「よくそんなことが出来るね」と言うと、真面目な顔で「こういう作業は好き」と言っていました。だから「作業しながら、何を考えてるの?」と聞くと、「何も考えてない。それがイイ」とも言っていました。

たしかに、わたしも製本作業などで、同じ動作を延々と繰り返してい時、なんだか一種のトランス状態になるというか・・・単純作業ハイになることがあったので・・・そういうことなのかなと、勝手に解釈していました(^^;。

で・・・最近になって、ふと思ったんですよね。職人さんの仕事なども、単純作業っていうか、同じことを繰り返す仕事である場合が多いと思うんですが・・・その作業で作り出されるものが、使い捨ての商品なのか、長く使われる商品なのか・・・人に喜んでもらえたり愛でられたりするものなのか、気にもとめられないものなのか・・・そういうことによって、作業する人のモチベーションも変わってくるんじゃないのかなって。

つまりね・・・その作業によって、他の人と繋がっていくか、繋がりが全く感じられないかによって、同じ作業でも作業する人の気持ちに違いがでてくるんじゃないかなって。

と、かなり自分でも納得できることを思いついて、ふんふんと悦にいっていたんですが・・・ふと、藍那の「検品のバイトが楽しい」という話を思い出してしまいました。ベルトコンベアーの横で、ただただ化粧品の容器が不良品でないかをチェックする検品の仕事・・・扱うのは使い捨て容器だし、それで人との繋がりって全く感じてなかったろうし・・・でも、楽しいかったってことは・・・やっぱり、単純作業の好ましさは、何も考えない無の境地ってことなのかもしれませんね(^^;。

でも、職人さんの作業は、やっぱり繋がっていく感覚じゃないでしょうかね・・・それが感じられれば、芸術作品の創作を凌ぐエクスタシーがある・・・なんていうのは、やっぱり余計なものを押し付け過ぎかな。もっと単純にシンプルに、作業ってもそれそれを尊重すれば十分で、よけいな意味づけなんて、かえって失礼なことなのかもしれませんね、はい。



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