さっき、市役所から電話があった。母宛てで、所有している農地が草茫々だから刈りとるようにという通告だった。はっ?草茫々?真冬に?意味不明なので、「この時期に草が青々と茂っていたら奇跡だと思いますけど」って皮肉たっぷりに返したら、「少し前に調査に回った時には草が茂っていたようなので・・・」と言われた。「昨年末には、業者さんに入ってもらって、ちゃんと刈ってますけど?」と言ったら、「11月ごろだったか・・・」とのこと。電話口の、たぶんまだうら若い女性を、これ以上虐めるのは可愛そうなので、言い方を柔らかくして、名義をすでに書き換えていることやら、農地としての使用状況やらを、順を追って説明したのだけど・・・
電話をきってから、電話してきた彼女は、何件くらい"草を刈ってください"電話をかけているのかなと思った。きっと、上司か先輩にリストを渡されて、順番にかけ続ているのだろうけど、優しく応対してくれた人はどれほどいただろう。わたしなんかはまだマシな方で、もっとキツくあたった人も少なくないと思う・・・きっと、ものすごくストレスを感じ続けているに違いない・・・気の毒なことだ。
市内の農地見回りをしてから数カ月もたって、しかも大寒波が押し寄せてきているこの真冬に、"草が茫々だから草刈りをしろ"なんて電話をかけさせる・・・それを指示した人間こそが非常識だ・・・たけど、たとえ非常識でも、一度は連絡したという行程を終了しておかないと、作業が完了しないのだろう・・・状況にあっていようがいまいが、決められた行程は、漏れなくこなしておかなければならないのだろう・・・なんともはや。
昔は、"公的機関に勤めている人たちは横柄だ"と言われていた。"親方日の丸"で、民間企業のような危機感がないため、顧客サービスという意識がない。でも時代と共に、それではダメだということで、"民間企業の接客の研修に参加させました"なんてのがニュースになったりしていた。そして今や、公的機関にお勤めの人たちは、かなり腰が低くなっているように思う・・・
わたしが民生委員をしていた頃、調査などで戸別訪問すると、強い口調で不満や要望を言い募る人がいた。民生委員は市の職員ではないので、話を全部聞いたうえで「伝えておきます」しか言えないし・・・正直、一方的に怒鳴られたの罵られたりするのは、かなりのストレスではあった。
不満を抱える人に対応するのは、たいてい何の裁量権も決定権もない下っ端なのだ。その仕事は、大いに心を蝕む。心を守るためには、たぶん"無感覚"になるしかない。けど、無感覚になったら、その人に成長はない・・・問題意識も芽生えないし、課題に対する対処能力も育たない・・・ふむ・・・悩ましいことだなぁ~・・・
電話をきってから、電話してきた彼女は、何件くらい"草を刈ってください"電話をかけているのかなと思った。きっと、上司か先輩にリストを渡されて、順番にかけ続ているのだろうけど、優しく応対してくれた人はどれほどいただろう。わたしなんかはまだマシな方で、もっとキツくあたった人も少なくないと思う・・・きっと、ものすごくストレスを感じ続けているに違いない・・・気の毒なことだ。
市内の農地見回りをしてから数カ月もたって、しかも大寒波が押し寄せてきているこの真冬に、"草が茫々だから草刈りをしろ"なんて電話をかけさせる・・・それを指示した人間こそが非常識だ・・・たけど、たとえ非常識でも、一度は連絡したという行程を終了しておかないと、作業が完了しないのだろう・・・状況にあっていようがいまいが、決められた行程は、漏れなくこなしておかなければならないのだろう・・・なんともはや。
昔は、"公的機関に勤めている人たちは横柄だ"と言われていた。"親方日の丸"で、民間企業のような危機感がないため、顧客サービスという意識がない。でも時代と共に、それではダメだということで、"民間企業の接客の研修に参加させました"なんてのがニュースになったりしていた。そして今や、公的機関にお勤めの人たちは、かなり腰が低くなっているように思う・・・
わたしが民生委員をしていた頃、調査などで戸別訪問すると、強い口調で不満や要望を言い募る人がいた。民生委員は市の職員ではないので、話を全部聞いたうえで「伝えておきます」しか言えないし・・・正直、一方的に怒鳴られたの罵られたりするのは、かなりのストレスではあった。
不満を抱える人に対応するのは、たいてい何の裁量権も決定権もない下っ端なのだ。その仕事は、大いに心を蝕む。心を守るためには、たぶん"無感覚"になるしかない。けど、無感覚になったら、その人に成長はない・・・問題意識も芽生えないし、課題に対する対処能力も育たない・・・ふむ・・・悩ましいことだなぁ~・・・