徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

若葉のころ ~熊本地震から4年~

2020-04-14 17:15:19 | 熊本
 熊本地震の前震の日から今日でちょうど4年。世はコロナ騒動の真っ最中、熊本地震のことはつい忘れがちだ。だが、仮設住宅にはまだ3千人を超える被災者が居住しておられるというし、近所にも最近になってやっと家の改築に着手されたところもある。近くの夏目漱石内坪井旧居もやっと復旧工事が始まった。地震後、家が解体されて更地になった後、駐車場になったり、ビルが建ったりしているが、そこに住んでいた人たちはどこに行ったのだろうか。メディアは熊本城の復旧状況などを華々しく報道しているが、復興の道はまだまだ遠いと言わざるを得ない。
 そんな中で始まったコロナ騒動。わずか4年の間に起こった二つの災厄。一生のうちに一度あるかないかのことが二つも起きてしまった。われわれが生きた時代は、後世どのように語られるだろうか。目に沁みるような若葉を眺めながらそんなことを考えていた。


熊本城二の丸広場