▼ブラタモリ「水の国・熊本編」(4月25日 19:30 NHK総合 再放送)
ブラタモリ熊本編第1回の「熊本城編」は、やり過ぎと思われるほどの加藤清正による熊本城防衛の仕組を縷々説明していたが、西南戦争という近代戦でも難攻不落だった理由についてあまり説明がないという、やや期待外れの内容だった。しかし、第2回の「水の国・熊本編」は、熊本の地質や地形の成り立ち、「水の国」となった理由がわかりやすくまとめられていたと思う。また、熊本人が清正公を敬愛してやまない理由、つまり、河川改修や築堤や井手開削など、先進的な土木技術を駆使して治水や農業増産に多大な功績を残したことなどがよくわかった。
2016.4.2放送 桑子真帆アナ最後のブラタモリ出演
▼古典芸能への招待(4月26日 21:00 NHK-Eテレ)
古典芸能のえりすぐりの舞台を紹介する「古典芸能への招待」。今回は人間国宝・友枝昭世が坂上田村麻呂の武勇を舞う舞囃子「田村」。ともう一つは、平宗盛の愛妾熊野(ゆや)が、遠く離れた故郷で病に臥せる母を思いながら、主の求めに応じ桜舞い散る中、舞を舞う美しくせつない心情を描いた能「湯谷(ゆや)」。今回は喜多流の演能で熊本ゆかりの役者も多数含まれる。
「田村」はわが父が幼い頃、立田長岡邸(細川家立田別邸)で聞き覚えた思い出の曲。また、「熊野」は夏目漱石が熊本時代に盛んに謡っていたことが、鏡子夫人や寺田寅彦らの証言でわかっており、「吾輩は猫である」の中にもうまく使われている。
肥後能楽の系譜を継ぐ人間国宝・友枝昭世
2016.8.6 水前寺成趣園能楽殿 第57回出水神社薪能における金春流能「田村」(シテ 田中秀美)
ブラタモリ熊本編第1回の「熊本城編」は、やり過ぎと思われるほどの加藤清正による熊本城防衛の仕組を縷々説明していたが、西南戦争という近代戦でも難攻不落だった理由についてあまり説明がないという、やや期待外れの内容だった。しかし、第2回の「水の国・熊本編」は、熊本の地質や地形の成り立ち、「水の国」となった理由がわかりやすくまとめられていたと思う。また、熊本人が清正公を敬愛してやまない理由、つまり、河川改修や築堤や井手開削など、先進的な土木技術を駆使して治水や農業増産に多大な功績を残したことなどがよくわかった。
2016.4.2放送 桑子真帆アナ最後のブラタモリ出演
▼古典芸能への招待(4月26日 21:00 NHK-Eテレ)
古典芸能のえりすぐりの舞台を紹介する「古典芸能への招待」。今回は人間国宝・友枝昭世が坂上田村麻呂の武勇を舞う舞囃子「田村」。ともう一つは、平宗盛の愛妾熊野(ゆや)が、遠く離れた故郷で病に臥せる母を思いながら、主の求めに応じ桜舞い散る中、舞を舞う美しくせつない心情を描いた能「湯谷(ゆや)」。今回は喜多流の演能で熊本ゆかりの役者も多数含まれる。
「田村」はわが父が幼い頃、立田長岡邸(細川家立田別邸)で聞き覚えた思い出の曲。また、「熊野」は夏目漱石が熊本時代に盛んに謡っていたことが、鏡子夫人や寺田寅彦らの証言でわかっており、「吾輩は猫である」の中にもうまく使われている。
肥後能楽の系譜を継ぐ人間国宝・友枝昭世
2016.8.6 水前寺成趣園能楽殿 第57回出水神社薪能における金春流能「田村」(シテ 田中秀美)