徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

虫垂れ衣

2020-04-23 19:18:29 | 歴史
 新型コロナウイルスの勢いはまだまだ続いているようだ。東京都では明後日から2週間の「ステイホーム週間」が始まるし、熊本でも外出自粛の空気が徐々に強まり、散歩に出かけるのも憚るようになった。しばらくは巣ごもり状態が続くだろう。

 2日前の熊日新聞にこんな記事が載っていた。コロナウイルス問題に関する首長らの会見はマスク着用が普通になっているが、手話通訳がいない場合もあり、聴覚障害者には伝わらないというのだ。手話通訳がいない場合は読唇術みたいなことで内容を理解するのだそうだがマスク着用ではそれができない。なるほどそんな問題があったか。そもそも記者会見の場ではたしてマスク着用が必要なのだろうか。記者たちとのソーシャルディスタンスは保たれているようだし、会見の場の飛沫防止対策はいくらでもあるはずだ。聴覚障害者に限らず、僕も重要事項の会見は首長の口から直接言葉が発せられるところを見たい。そこに会見をする意味があると思う。

 FB友の月丘清風さんのフェイスブックに面白い記事があった。ネットメディアをクリッピングしたもののようだが、コロナ対策ファッションとして、市女笠に虫垂れ衣という、さながら平安時代の女性の「壺装束」をお勧めというもの。これにマスクを組み合わせれば、飛沫対策は万全だし、横に広がった市女笠のサイズ感でソーシャルディスタンスもとりやすいという。冗談半分かもしれないが、平安女子のファッションはウイルス感染防止の意味でも理に適っていたのかも。

 下の映像は、黒塗笠に虫垂れ衣を着けた衣装で踊る花童の「水前寺成趣園」。