徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

大林宣彦監督の訃報

2020-04-11 10:40:12 | 映画
 ご病気のこともあったので覚悟はしていたもののやはり寂しさを禁じ得ない。これまで多くの作品で楽しませていただいた。「はるか、ノスタルジィ」「異人たちとの夏」「なごり雪」など忘れられない作品ばかりだ。特に残念だったのは既に企画化されていた熊本が舞台の「つばき、時跳び」を未着手のまゝ逝かれたことだ。できることなら生前交流があったと聞く行定勲監督に引き継いでいただければ嬉しいのだが。また、テレビ番組で熱く語っておられた「伊豆の踊子」大林宣彦バージョンも見てみたかった。心からご冥福を祈る。合掌。
 先月末の佐々部清監督に続く好きな映画監督の訃報に、ますます自分の生きた時代が終わりつつあることを感じる。


「つばき、時跳び」の舞台になるはずだった花岡山(熊本市西区)

▼4月12日 熊日新聞朝刊より