熊本地震の前震の日から今日でちょうど4年。世はコロナ騒動の真っ最中、熊本地震のことはつい忘れがちだ。だが、仮設住宅にはまだ3千人を超える被災者が居住しておられるというし、近所にも最近になってやっと家の改築に着手されたところもある。近くの夏目漱石内坪井旧居もやっと復旧工事が始まった。地震後、家が解体されて更地になった後、駐車場になったり、ビルが建ったりしているが、そこに住んでいた人たちはどこに行ったのだろうか。メディアは熊本城の復旧状況などを華々しく報道しているが、復興の道はまだまだ遠いと言わざるを得ない。
そんな中で始まったコロナ騒動。わずか4年の間に起こった二つの災厄。一生のうちに一度あるかないかのことが二つも起きてしまった。われわれが生きた時代は、後世どのように語られるだろうか。目に沁みるような若葉を眺めながらそんなことを考えていた。
熊本城二の丸広場
そんな中で始まったコロナ騒動。わずか4年の間に起こった二つの災厄。一生のうちに一度あるかないかのことが二つも起きてしまった。われわれが生きた時代は、後世どのように語られるだろうか。目に沁みるような若葉を眺めながらそんなことを考えていた。
熊本城二の丸広場
こんどの体験と合わせて、想像もしていなかった一生涯の出来事でしょうね。
>3千人を超える被災者が居住しておられる
そうでしたか!
マスコミには映し出されないので忘れかけています。
>地震後、家が解体されて更地になった後、駐車場になったり、
神戸にも、至る所に空き地が目立っていたことを思い出します。
>目に沁みるような若葉を眺めながらそんなことを考えていた。
そうですね。
草木ほど逞しいものはない気がしてきました。
有難うございました。
熊本でも創造的復興などとカッコいいキャッチフレーズが躍っていますが、自力復興は難しい弱者が大勢取り残されています。でもそこにはちっとも光は当たりません。華々しい復興のニュースを見る度、逆に憂鬱な気分になります。
緑鮮やかな草木の輝きがそんな気分を癒してくれます。