徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

長州ファイブと「品川甚句」

2020-04-05 20:29:46 | 伝統芸能
 今日放送された「民謡魂 ふるさとの唄」(NHK総合)は山口県山口市から。残念ながら新型コロナウイルス感染防止のため無観客で収録されたもの。近代日本の礎を築いた長州の若き5人のサムライ「長州ファイブ(後の伊藤博文や井上馨ら)」のイギリス留学などをミニドラマで描きながら、山口県や周辺地方の民謡が紹介された。元山口県民として興味深かったのは「品川甚句」。この唄の歌詞には長州弁が含まれているし、この唄が唄われた江戸四宿の一つ品川宿には幕末に長州藩士が逗留していて、それは名作映画「幕末太陽傳」にも描かれているが、この番組のようにハッキリと長州藩士と「品川甚句」とのかかわりを描いたのは多分初めてではないかと思う。


(唄)大野実佐子