徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

芸者のはなし二つ。

2017-01-07 20:44:41 | 音楽芸能
 今日の「民謡魂 ふるさとの唄」(NHK総合)は鳥取県米子市から。この地方の民謡で最もなじみ深いのは「貝殻節」。それは80年代にNHKで放送された連続ドラマ「夢千代日記」の影響が大きい。このドラマで夢千代ら芸者たちが度々唄い舞う「貝殻節」が一躍全国的に知られる民謡となった。今日の「民謡魂」でもオープニングで唄われたが、偶然、NHKオンラインのサイトで、女優の秋吉久美子さんが、私の思い出番組として「夢千代日記」を紹介しているが、その中で「貝殻節」について「宴席で ♪やさほーえー♪ ってお囃子が耳に残る、貝殻節という山陰地方に伝わる民謡を吉永さんの夢千代と私の金魚と、中村久美さん演じる小夢とで踊るシーンがあるんですけど、なぜだか今もすごく覚えているんです。」と語っている。

 もう一つの話題はなんと“男芸者”つまり「幇間(ほうかん)」のはなし。これまた今日、NHK総合で放送された「目撃!日本列島・選 喜久次と辰次 ~岐阜 幇間物語~」に登場したのが、岐阜市の花柳界で、幇間を目指して修業中の辰次こと橋嶋直人さん22歳。管理栄養士を目指す大学3年生。
 実は熊本地震で大きな被害を受けた御船町の出身。岐阜でたった一人の幇間、喜久次さん46歳に昨年夏に弟子入りし、日本舞踊や三味線、鳴物、茶道など、幇間になるための芸や素養を学んでいる。男であることがハンディになるのが芸者の世界。厳しい世界に立ち向かう辰次さんの覚悟を見極めようとする喜久次さん。幇間の道を模索する師弟の姿を映し出す。はたして管理栄養士の道へ進むのか、それとも幇間の道へ進むのか、まもなく進路を決めなければならない辰次さん。そんな中、郷里熊本から辰次さんを女手一つで育てたお母さんが、幇間の仕事の現場を見にやってくる。