徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

秩父山中 花のあとさき

2017-01-22 21:09:14 | 歴史
 今から8年前放送されて感動した「秩父山中 花のあとさき」の後日談が放送される。見逃せない。

◆1月26日(木)午前9時00分(BSプレミアム)
        「プレミアムカフェ 秩父山中 花のあとさき~ムツばあさんのいない春~」


  20年間、山の畑に花を植え続けた故・小林公一、ムツさん夫妻と、二人の思いを受け継ぐ地元の人々の姿を描く

 8年前にアップしたブログ記事を再掲した。

「秩父山中 花のあとさき」2009年8月23日
 柔和な顔に深く刻まれたシワ。思わず心が暖かくなる。今年1月、84歳で亡くなったムツばあちゃんの生前の表情だ。
 先日、NHKで放送されたドキュメンタリー「秩父山中 花のあとさき」は、埼玉県秩父山中の急峻の地に畑を耕し、花を植え続けてきた小林ムツさんを追いかけ続けたシリーズの完結編だった。数年前、最初にこのドキュメンタリーを見た時はまだ、連れ合いの公一さんも健在だった。清冽な水を求めて、先祖が険しい山に分け入り、子々孫々までと願って労苦を厭わず築き上げた石垣の上に開かれた畑。二人はこの畑を守り続けてきた。しかし、2006年9月に公一さんに先立たれ、体力の限界も近いことを感じたムツさんは「畑が荒れ果てていくのはしのびない」と、畑に花を咲かせて山に返すことにした。まるで自分の身代わりにするように花ももの木を植えるムツさんの姿が心を打つ。ムツさんがいなくなった畑には、今年も同じように花が咲き誇っている。日本人とは?日本人の心とは?そんなことも考えさせられる素晴らしいドキュメンタリーだった。