徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

2月4日は山鹿・日輪寺で「義士まつり」

2017-01-15 19:41:44 | 歴史
 先週の土曜時代劇「忠臣蔵の恋」(NHK総合)は、主君の仇討ちをなし遂げ、肥後熊本藩細川家に預けられていた十七人の赤穂浪士たちが幕府の命により切腹を遂げる話だった。赤穂浪士の実相をうかがい知る貴重な古文書「堀内伝右衛門覚書」を書き残した堀内伝右衛門も登場した。
 十七士の接待役だった伝右衛門は、義士たちを勇士と讃える藩主綱利公の意に従い、切腹までの50日間、義士たちを手厚くもてなし、心をかよわせ、義士からの聞き書きや書簡・詩歌を書き寄せた記録を残した。また伝右衛門は、義士たちの遺髪をもらい受け、郷里山鹿の堀内家の菩提寺・日輪寺に遺髪を葬り、義士たちの冥福を祈った。伝右衛門の死後も、彼の意を汲む人々に受け継がれ、義士たちを供養し続けてきた。戦後一時途絶えたものの、昭和41年に復活した「義士まつり」が毎年、義士たちの命日2月4日にしめやかに行われている。
 今年もその「義士まつり」が間もなくやって来る。


赤穂義士十七士の遺髪塔