徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

龍馬と帆掛け舟(2)

2010-09-04 17:35:18 | その他
 この話の真偽を確かめるべく、四時軒(横井小楠記念館)の館長のお話を伺いに行った。館長によれば、証拠となる文献は見当たらないが、1865年5月の三度目の訪問は、舟でやって来た可能性は大いにあるという。なお、この三度目は新婚旅行の帰途ではなく、龍馬が薩長連合に奔走し、薩摩から長州に向かう途中だったとのことである。その時、鹿児島の出水から船で熊本にやって来た記録が残っており、川尻から小さな舟に乗り換えて加勢川を上った可能性はあるそうだ。四時軒のすぐ裏を流れる秋津川には、当時、四時軒より少し上流に船着場があり、米や酒などの舟運が盛んだったそうだ。そして、この三度目の訪問の際、同席した徳富一敬の記録や龍馬の記録によると、夜を徹しての酒宴談義はすさまじいものがあり、激論が戦わされたという。


今日も「龍馬伝」ツアーの一行が長崎からバスでやって来ていた


四時軒の裏を流れる秋津川(今日の様子)


龍馬も見たかもしれない加勢川の清流で今日も子ども達が水遊びをしていた