時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

夏の旅☆その2☆井上靖文学館

2016-08-15 21:20:33 | 文化・芸術
ベルナール・ビュフェ美術館でお茶した後、隣接している井上靖文学館へ。

冒頭画像の階段を上ったところに、翌檜(あすなろ)の木。
まだ「あすなろ物語」を読んでいなかった小学生の時に、
「明日は檜(ひのき)になろう、明日は檜になろう、と思ってるから『あすなろ』」
と母に繰り返し聞いていた。
実物を見るのは初めて。テンション上がる。

文学館に入ると、入口で販売されていたのは「おめざ」!
「『おめざ』だぁっ!」
小鞠と二人して歓声をあげる。
『しろばんば』でお馴染みの、あのおめざ
おぬいばあさんが毎朝土蔵の二階に持ってきてくれたおめざ。
ここですっかり『しろばんば』の世界に突入・・・

MYファースト井上靖作品は、たしか『蒼き狼』。
そして『あすなろ物語』→『しろばんば』『夏草冬濤』。
三部作の最終巻『北の海』は、少し間を置いて、大学4回生の時に読んだ気がする。
入社最終面接で、
「趣味は読書とありますが、最近読んで面白かった本は何ですか?」
と尋ねられ、
「デュ・モーリアの『レベッカ』と、井上靖の『北の海』です」
と答えた記憶あり。

文学館では、『夏草冬濤』の藤尾のモデルになった友人と井上靖氏との写真を見るなどして、大満足。
来てよかった!
最初小鞠は「え?こっちも行くの?」と消極的だった。
(『夏草冬濤』を読み終えたばかりのくせに・・・母娘でまったく読書の指向が違う)
いつか湯ヶ島も歩いてみたい。
一人でも行く!

クレマチスの丘のつり橋付近も散策。
そして宿へ。