時々、キモノでお出かけ♪

かつて二日に一回キモノを着ていた主婦の、今となっては備忘録と化しているブログです。

目黒雅叙園「百段階段」へ~桜と柳

2009-03-20 00:51:22 | キモノ
目黒雅叙園旧3号館。通称「百段階段」。
「昭和の竜宮城」とも呼ばれるらしい(昭和10年完成)。
通常は食事とセットのツアー客&宿泊客のみの公開だが、今月末まで平山郁夫画伯の作品展会場として見学可能。

単独行動が常のワタシだが、階段を百段登るにあたってはさすがに連れが欲しい。
春休みになるまで待っていた。
「階段がいっぱいあるところにいこうか?」
「カイダンいっぱい?!行く行くー」
なぜか乳幼児は階段好き。登るのが億劫になるのはもう少し先のことか?

到着。
雅叙園というからには雅やかな日本庭園の中に趣きのある古びた建築物があるものと思いこんでいた。

・・・宗教法人の建物みたいや(天理教あたりイメージに浮かんできた)・・
エレベーターの扉は螺鈿がちりばめられた唐獅子牡丹。派手ハデ。
→エレベーター内もキラキラ&唐獅子牡丹。すでに御殿の中にいる気分。


残念ながらココで撮影終了。
文化財なので百段階段内部は撮影禁止(デジカメ用三脚持ってきたのに残念)。

目黒駅から雅叙園にかけてかなり急な坂道になっていて、その斜面を活用して建造されている。
階段の途中途中に部屋がある。上手に作ってあるなー(失礼か)という感想。
各部屋の天井には色鮮やかな日本画。
床柱がものすごく立派。「当時この柱1本(の値段)で家が三軒建ちました」。ははー
ある部屋の柱にはお姫様やらなにやらの豪華絢爛な浮き彫り彫刻が!
なにこの柱。ひえー ハデすぎる。確かに竜宮城やわコレは。

ああ忘れていた。初めは料亭→結婚式場になった建物だった。
お寺や普通の家とは違うのも当然か。
日光東照宮と共通するものがある派手っぷり。
上から二番目のお茶室風の「清方の間」(鏑木清方の美人画&四季草花画)でやっと落ちついた気分になれた。

階段は低め&木なのでお寺さんの参道の階段などと違って楽にのぼれた。
「いち~ に~ さーん~」
数えながら歩くムスメ。実際は100ではなく99段です。

片貝絞り木綿。牡丹&桜柄昼夜帯。桜帯留。
半襟は柳柄の手ぬぐい。お正月の餅花に似ているけれど柳。

ピンク(帯)・白(帯揚が灰桜色→白っぽい?)・緑(半襟)。
お花見の三色団子の色をイメージ。
春のトリコロールカラーはお団子色でいこうかと思ってます。