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マンションの寿命

2019年05月10日 | 日々の雑感

マンションの寿命

(左の写真は内容と無関係)今日の朝日新聞に築40年以上の「老朽化」マンションのことが載っていた。今でもすでに築40年を超えたマンションは多数あるだろうが、今後も増え続ける。問題は、老朽化したマンションをどうするか、新築するか、解体して更地にするか、住民の同意がないとできないし、莫大な資金が必要となるということで、法整備が必要だと指摘している記事である。

私が住んでいるマンションは築30年で、管理組合の総会とか理事会でもときどきそうした話題が出てくるが、まだまだ先の話ということになっている。

(左の写真は内容と無関係)そもそも老朽化したということをどうやって判断するのかが曖昧である。私の母親が住んでいた米子の市営住宅は1974年にできたので、昨年で築44年だったが、外枠を残した大規模修繕をしている。

それまでは外壁が剥がれ落ちてきたりしていたこともあり、適当にその場しのぎをしていたが、内部も作り変える必要があると判断したためか、そういうことになった。だが完全な解体と新築ではない。もちろん外壁は新たなコーティングを施して雨に強くするだろうが、外壁そのものは解体していない。

そして私が住んでいるマンションは10数年に一回は大規模修繕をやっており、外壁は雨に強いコーティングが施されたのを始め、共有部分は2回にわたって修繕されているので、見た目には新品と変わらない。そして今年になってエレベータも更新した。

したがってこうした大規模修繕を定期的に施してきたマンションは決して築40年を超えても老朽化したとは言えないと思う。余裕で60年以上持つだろう。

だから、安易に築40以上のマンションを老朽化マンションとして一括りにしないでほしいし、すべきではない。修繕を何もしてこなかったマンションは確かに40年を超えるとひどい状態になっているが、大規模修繕を定期的に施してきたマンションは100年位はもつと思う。

現にフランスのパリあたりでは1860年代から90年代にかけて行われたパリ大改造の頃に作られた建物にみんな住んでいる。内部は現代風に作り変えているが、外枠はすでに150年位経っているのに、なんともない。

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