読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

『体幹トレーニング20』

2014年08月28日 | 評論
長友佑都『体幹トレーニング20』(ベストセラーズ、2014年)

米子に行くときにバスの中で読む本を探していて、仕事関係の本もあるし、軽いものがいいなと思っているところに、これが目について、買ってしまった。とはいってもこの本が新聞などで紹介され始めた頃から欲しいと思っていた。

表面の筋肉を鍛えるのでなくて(これを長友佑都は体を飾ると書いているのがなんとも素敵だ)、体の内部の筋肉、しかも表面の筋肉よりももっと大事な筋肉を鍛えようという考えもいいし、トレーニングの器具を使わないで、自分の体重だけを使ってトレーニングしようという発想もいい。じつは以前ぎっくり腰になったときに、医者から、腹筋などの筋肉を鍛えるのはいいけど、トレーニング器具を使わないほうがいいと言われていたのだ。

こういう本を買って、「やるぞ」と張り切っている人は、こういう本で紹介されているトレーニングを全部やってやろうと頑張るものだが、それは意味がないとも書いてある。何のためにトレーニングするのか、目標と、そのために必要なのはどんな筋肉を鍛えるのかをしっかりイメージしながらやることが大事だと主張している。そのために素人が目的や目標を明確に定めることができるように、いくつかのコースが紹介されている。

私はやはり腰痛対策だ。日常生活に支障をきたす腰痛はないが、ジョギングをやり過ぎる(私の場合には、毎日ジョギングをする)と、腰が痛くというか、重くなってくる。だから二日ジョギングして、一日休んだり、ウォーキングするというようにしている。それもいいのだが、そういう心配なくしたい。

腰痛対策コースを見ると、すでに知っているメニューもたくさんある。でも、こういうふうに自分がトレーニングをするのは何のためか、そしてどの筋肉を鍛えているのかを自覚しながらトレーニングするということが大事なのだろう。

この本には長友佑都選手が体験してきた失敗談なども書かれており、長友って、真面目で、なかなかいいヤツやなと、なんだか親しみを感じた。テレビコマーシャルなんかを見ている限りでは、なんかむさ苦しいヤツとかと思っていたのだが、ちょっと見方が変わった。これから応援しよう。(私ってけっこう軽いね)

とにかく最初の第一歩を踏みだそう。

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