こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

米産地 所得増大に逆行 再生産の仕組み訴え 宮城県栗原市

2015年10月09日 18時13分37秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットの[暗雲 TPP大筋合意 上]は「米産地 所得増大に逆行 再生産の仕組み訴え 宮城県栗原市 (2015/10/9)」という記事であった。

内容は以下の通り
環太平洋連携協定(TPP)交渉が大筋合意したのを受け、生産現場に不安が広がっている。
かつてない規模の農畜産物の市場開放を迫られるだけに、産地からは将来を展望できる農業政策が不可欠との声が強く上がる。

「外食や中食が安価な輸入米に目を向けるのは確実だ。業務用の需要までなくなったら、米農家はどうすればいいんだ」

米の収穫最盛期を迎えた宮城県栗原市瀬峰地区。
水稲4ヘクタールのうち、1ヘクタールで今年から業務用米の栽培を始めた米山嘉彦さん(53)は、不安を口にする。

米山さんが導入した「萌えみのり」は、JA栗っこが産地化を進める業務用米だ。
家庭用米の需要が減る中、大手卸を通じてチェーンレストランなどの販路を開拓してきた。
6年目の2015年産の作付面積は220ヘクタール。
引き合いは強く、16年産は350ヘクタールに広がる見通しだ。


・業務需要減少も

そんな矢先、TPP交渉で7万8400トンの特別輸入枠設定が決まった。
15年産は国やJAグループを挙げて米の需給改善に努めた。
価格浮揚に向け、生産調整の徹底は今後も避けて通れない。
低価格の輸入米が増えれば、業務用米の需要は一気に奪われる。

国は新設した輸入枠と同量の国産米を政府備蓄米として買い入れる方針だが、JAの橋英夫常務は「特別輸入枠は、業務用米の需要開拓を推進する政府の農政改革に逆行している。農家の所得増大の糸口がなくなり、稲作もかつての林業と同じ道をたどることになってしまう」と懸念する。

14年産の米価低迷を受け、現場は所得確保に向けてコスト削減を重視する。
市内で水稲3ヘクタールを栽培する小野寺忠八さん(67)は15年産から農家2人と機械の共同利用を始めた。
そうした工夫も水の泡になりかねない。

小野寺さんは「外国では1人で数百ヘクタールを栽培し、大幅にコストを下げて低価格を実現している。そんな米が増えたら、規模の小さい日本の農家がどれだけコストを減らしても所得は確保できない」と打ち明ける。


・現行策は不十分

稲作農家の減収に対する措置には、収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)がある。
過去5年のうち最高と最低を除く3年の平均収入を下回った場合、差額の9割を農家と国が拠出する積立金で補塡(ほてん)する。

しかし、輸入米の流入で米価が低くなれば平均収入も下がり続ける。
ナラシ対策の補塡水準も低くなる仕組みだ。
その上、米の直接支払交付金(10アール当たり7500円)も18年産から廃止になる。
最大10アール10万5000円の交付が受けられる飼料用米の数量払いも法制化しておらず、予算措置にとどまる。
財務省では削減を目指す動きすらある。

JAの稲作生産者協議会の会長を務める米山さんは「今ですら多くの稲作農家は苦境に立たされている。現行対策が不十分なのは明らかだ。確実に再生産を支える仕組みがないと国内の水田農業は崩壊する」と訴える。(日影耕造)
というもの。


日本の農業にとって脅威なのが、日本の商社が外国で栽培している「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」などの日本を代表する品種。
外国の品種であれば、まだ戦い方はある。
消費者の判断も変わってくると思う。

しかし、日本の品種が逆輸入されるとなると、もう打つ手はない。
米袋に書かれている品種名は「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」。
価格も5kgで800円台だろう。

現在でも、いちいちJAS表示を確認する消費者は少ない。
なので、そのお米が外国産だと理解して買う人が、どのくらいいるのか。

そんな状態のままだと、最終的に外国産米は、安くて食べやすいお米として認知されてしまうかもしれない。

各産地は、どういう戦い方を考えているのだろうか。
これから新品種を生み出す、新潟県・富山県・福井県・岩手県は?
今、何を考えているだろうか。
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国内対策 来月にも 「国会決議守れた」 TPPで農相

2015年10月09日 17時56分45秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「国内対策 来月にも 「国会決議守れた」 TPPで農相 (2015/10/9)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
政府・与党は、TPPの大筋合意で影響を受ける国内農業への対策を来月にもまとめる方針を固めた。
森山裕農相は、国内対策を含めて重要品目の聖域確保を求めた国会決議が守られることになるとの認識で、国内対策を早く示すことで生産現場の不安を和らげたい考え。
政府は全閣僚をメンバーとする「TPP総合対策本部」を9日に設置する。
自民党も近く対策本部を設置する方針で、議論は短期決戦が予想される。

大筋合意の内容について、森山農相は7日夜の就任会見で「国会決議は守れたと思っている」と強調。
一方で「今からしっかり対策をして初めて、そのことが成就する。今の状況でいいとは申し上げていない」と述べ、国内対策の検討を急ぐ考えを示した。

ただ、対策の内容については「どのような具体的な影響が生じるかを十分精査の上、将来にわたって農林漁業者が意欲を持って経営に取り組めるようにする」と語り、議論を重ねて確実に再生産が可能となる万全の措置を講じる意向を示した。

甘利明TPP担当相は同日の会見で、対策の予算規模について「対策本部ができて、どういう対策ができるか決まってこないとそれを実行する予算の積算ができない」とし、今後の議論に委ねた。
ただ、多くの品目が関税引き下げ・撤廃に一定期間を置いていることから、「いきなり大きな予算が必要になってくるということはない。予算が都度都度組まれていくものだと思っている」との考えを示した。

国内対策をめぐって新たに7万8400トンの無関税輸入枠を設ける米は、市場に流通する総量を増やさないよう、同量を政府が備蓄用として買い上げ、市場隔離する方針。
与党内からは畜産について、粗収益と生産費の差額の8割を補塡(ほてん)する肉用牛肥育経営安定特別対策事業(新マルキン事業)など、経営安定対策の強化を求める声が出ている。
というもの。


「国会決議は守れたと思っている」だって。

どこが!
何を思って、このコメントが言えるのだろうか。
無神経なコメントにしか思えない。

「今からしっかり対策をして初めて、そのことが成就する。今の状況でいいとは申し上げていない」

対策をとる、検討をするって、毎回言っているが、何か対策打ったのだろうか。
口ばかりで実がない。
もう完全に信用できない。
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佐賀県「伊万里深山米夢しずく」

2015年10月09日 17時33分34秒 | Weblog




佐賀県「伊万里深山米夢しずく」
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残念無念

2015年10月09日 17時24分56秒 | Weblog
佐賀県「JAさが(城田西)」からの情報が更新されました。
全国唯一の「天使の詩」の栽培産地です。

産地のコメントについては、Facebook:城田西プレミアム天使の詩
https://www.facebook.com/pages/%E5%9F%8E%E7%94%B0%E8%A5%BF%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0%E5%A4%A9%E4%BD%B%E3%81%AE%E8%A9%A9/484729578352329?fref=ts

本来なら黄金色のジュータンとなるはずの水田風景に飼料用米。
残念無念。
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今年の目玉

2015年10月09日 16時07分52秒 | Weblog
まだ種明かしはしないけど、今年のスズノブの隠し球。

見た目最悪。
モチモチというより、かなり強い粘り。
「ゆめぴりか」並みか、それ以上。
口に入れると直ぐに判る、濃厚な甘味。
時間がたっても、粘りは消えず、食べ応えが、すごい!

農薬・化学肥料5割減。
品種はコシヒカリ。

お楽しみに!



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佐賀県「天川コシヒカリ」

2015年10月09日 15時43分51秒 | Weblog


ただし未選別米
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宮城県「瀬峰農場ひとめぼれ」

2015年10月09日 15時31分03秒 | Weblog


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宮城県「東北194号」

2015年10月09日 15時19分26秒 | Weblog


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JA栗っこが訪問

2015年10月09日 15時16分43秒 | Weblog
昨日の岩手県に続いて、アポイントなしでJA栗っこの訪問があった。
(正式に言うと、数分前に電話連絡があったので、アポなしとはならない?)

今年から取り組んでもらっている「東北194号」と、復活ブランド米「瀬峰農場ひとめぼれ」の近況報告をしてもらった。

栗原市は、少し前の大雨にのときに、一部冠水被害があった。
産地としてはダメージを受けてしまったが、サンプルとしてもらった玄米の地域は、その影響を受けていないようである。
(別投稿で写真をアップします)

「東北194号」は、雑誌などで紹介していることもあり、注目している人も多いことから、月末までには流通させてほしいとお願いした。
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真っ直ぐに

2015年10月09日 11時40分59秒 | Weblog
佐賀県「伊万里深山米」からの情報が更新されました。
日本テレビ:メレンゲの気持ちで紹介した産地です

産地のコメントについては、Facebook:伊万里深山米
https://www.facebook.com/Imarimiyamamai

TPPが大筋合意となったことで、中山間地で高齢化している産地にとっては、死ねと言われたのと同じようなものです。

誰が何と言おうと、どう思おうと、必要とされる産地は、意地でも生き残らなければなりません。
そして、生き残るために作ったのが「伊万里深山米」というブランドです。

来年度以降はTPPの影響を受け、日本の農業全体が大きく揺らぐと思いますが、今のままで、まっすぐに進んでください。
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農相に森山裕氏 TPP 国内対策へ注力  第3次安倍改造内閣発足

2015年10月09日 09時39分54秒 | Weblog
昨日の日本農業新聞e農ネットに「農相に森山裕氏 TPP 国内対策へ注力  第3次安倍改造内閣発足 (2015/10/8)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
第3次安倍改造内閣が7日、発足した。
19人の閣僚のうち10人が交代。農相には、自民党TPP対策委員長を務める森山裕氏が就任した。
環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意で農業現場から反発が強まる中、農業関係者の信頼が厚い森山氏を起用し、国内対策に当たらせる狙い。
かつてない市場開放の打撃を最小限に食い止め、農業所得向上をどう実現するか。
森山農相には就任と同時に重い課題が課された。

安倍晋三首相は組閣後、官邸で記者会見し「『一億総活躍』という輝かしい未来を切り開くため安倍内閣は新しい挑戦を始める」と宣言した。

森山氏には「地方の農業者の不安に寄り添い、二人三脚でTPPをピンチではなくチャンスとする、若者が夢を持てる農業へと農業改革を大胆に進めてもらう」として①攻めの農林水産業を展開し、農業所得向上②農家の意見を踏まえた国内対策③関係大臣と協力して東アジア地域包括的経済連携(RCEP)や日EU経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結④農林水産物の輸出倍増――などを指示したという。

森山農相は、就任後の官邸での会見で「現場と農政を結ぶ機能をより一層充実させ課題解決に取り組みたい」と語った。
TPP大筋合意を受け、確実に経営が再生産可能になるよう対策に万全を期す考えを表明。
主食用米は市場で需給緩和させず、飼料用米を中心とした水田フル活用を今後も着実に展開していく考えを示した。

農産物の重要品目でかつてない市場開放を受け入れたTPP交渉の大筋合意で、農業者の不満は増している。
農協法改正をはじめ官邸が主導した一連の改革断行に農業現場には〝改革疲れ〟も出ている。
来夏に参院選を控える中、自民党農林幹部で現場への理解が深い森山氏の起用は、政権と農業現場に生じた亀裂を修復し、農業票の離反を防ぐ狙いもありそうだ。

ただ、国内対策では、輸入拡大による直接の影響を食い止めるだけでなく、関税収入の減少が避けられない中で安定財源をどう確保するかという難題にも向き合わねばならない。
来年4月には反発が根強い改正農協法の施行も迫る。
農家の理解を得ながら農業改革を実効あるものにするため、森山氏の〝現場感覚〟にかかる期待は大きい。

初入閣は森山氏を含め9人。
新内閣の目玉として新設した「1億総活躍担当相」には、加藤勝信官房副長官が就任。
少子高齢化対策などに取り組む。
拉致問題、女性活躍の担当相を兼務する。

文部科学相に馳浩・元文科副大臣、経済産業相に林幹雄・衆院議院運営委員長、法相に岩城光英・党参院副会長、復興相に高木毅・元国土交通副大臣を登用。
行政改革担当相には、河野太郎・自民党行革推進本部長を充て国家公安委員長と防災担当相を兼務させる。
国交相には公明党から石井啓一政調会長を起用した。

女性閣僚は、続投する高市早苗総務相の他、環境相に丸川珠代参院厚生労働委員長、沖縄北方担当相に島尻安伊子参院環境委員長が就いた。
というもの。


地方の農業者の不安に寄り添い、二人三脚でTPPをピンチではなくチャンスとする、若者が夢を持てる農業へと農業改革を大胆に進めてもらう
①攻めの農林水産業を展開し、農業所得向上
②農家の意見を踏まえた国内対策
③関係大臣と協力して東アジア地域包括的経済連携(RCEP)や日EU経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結
④農林水産物の輸出倍増

現場と農政を結ぶ機能をより一層充実させ課題解決に取り組みたい
TPP大筋合意を受け、確実に経営が再生産可能になるよう対策に万全を期す
主食用米は市場で需給緩和させず、飼料用米を中心とした水田フル活用を今後も着実に展開していく

100%無理なことばかり。
④農林水産物の輸出倍増だけを見たって、日本の農業が衰退していれば、国内流通すら難しくなり、輸出なんて余裕はなくなる。

選挙に向けて、支持欲しさに、カッコつけて言っているだけ。
「1粒たりとも入れない」と言っていた政党は、完全に地方だけでなく農業も裏切った。

期待できるはずがない。
地方議員は、地元に帰れるのかな?
なんて言い訳するのかな?
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