仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

自然法爾

2024年09月10日 | 日記
東京ビハーラで一緒に活動してきた田久保園子さんから「自然法爾」という絵画と言葉を綴った書籍を頂戴しました。
9歳の時、結核になり、お父さんから聞いた話です。

(前略)
園子、「いのち」は死んでもけっしてなくならないんだよ。
ただ新しく生まれかわるだけなんだ。

園子、いいかい?
光輝く大空に、青や黄色。
赤や白の風船があるとしよう。

青い風船はお父さん、黄色はお母さん、白ぱお姉さん、
そして赤いのは園子、お前だよ。
今は風船には空気がいっぱい入ってパンパンもふくらんでいるけど

いつかぱしぼんでしまうし
パーンッと破裂してしまうかもしれない。
はら見てごらん。
この青い風船をちょっと割ってみるよ。

風船はパーンツと割れました。
園子、風船が割れたでしょう?
でも、中に入ってた空気はどこにいったのかな?
そう、空気は外に出たよね。
そして外の空気と一緒になったでしょう。
風船の中の空気はなくなってしまったんじゃない。
外の空気と一緒になっただけなんだよ。

「いのち」も同じなんだよ。
からだがなくなっても形が変わるだけで
中の「いのち」は外の「いのち」に合流するだけ。
仏さまの「大きないのち」と一緒になるだけなんだよ。

(後略)
コメント
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