「マリー・アントワネットの横顔」で伊東美咲を上げたのだが、もっと適切な女優がいた、櫻井淳子(あつこ)。
櫻井は埼玉県の鶴ヶ島の出身、1989年に原宿でスカウトされる、当初はお嬢様系の役が多かったが『ショムニ』で男を翻弄する魔性の女の役がはまり、以後、そういった路線が多くなる。
かつてはエキゾチックで神秘的な魅力を振りまいていた、特に横顔のラインは日本人離れしたものがあったように思う。
美貌の絶頂期に、良い映画にめぐり合えなかったのは残念なことだ。
彼女を見ていると、日本の歴史の奥深さを感じざるを得ない。