The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

三内丸山に行く 8

2010-09-28 05:44:54 | Weblog


 ケンペルは街道の脇に「美しく着飾った少年」が客を待っていることをスケッチしていたが、少年たちは、旅のオトコたちの相手をさせられたのであり、それが江戸時代の風俗であった、これは、芭蕉の紀行文には出て来ない。

 劇作家のつかこうへいは、九州の炭鉱の街にもこういうコトがあり、不衛生な行為によって脳をやられ、廃人になったケースを書いていた。

 人々の営みは、決して、きれいごとではなく、生まれてきた子供の多くが「間引き」され、農村では「次男三男飼い殺し」、あるいは「口減らし」のために奉公に出される。

 千年二千年のこの列島の歴史からみると、今は、大変に恵まれた時代かもしれない。

 E・ケンペルの描写は、見事に、鋭く、あの時代の真実を切り取ってくれた。

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