The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

異次元からの来訪者 6

2012-12-10 13:59:12 | Weblog

 11時過ぎに、
 「東横線が動き始めました」

 渋谷の駅に向かう、その途中で、ビルの端に「メノーラ」を見つける、メノーラとはユダヤ教の聖具、七枝の燭台、トーラ(モーセ五書)とともに重要なモノ、あの暗さの中で、どうして発見できたのか、異常な精神状態だったのかもしれない。

 あの夜の日本人は立派だった、渋谷の駅はヒトの海だったが、誰一人として列を乱さない、みな、前の人の後に続き、電車に乗る、
 「ゴットン、ゴットン」

 いつもよりは大分おそい、それでも運転手は、一生懸命、
 「これが、日本人なんだ」

 駅を降り、自転車置き場から自転車を引き出し、鶴見川の土手に上る、対岸の灯りが光っている、沈み込むようね景色だ、
 「まるで、ちがった世界だ」

 その時、この宇宙とは別の宇宙があり、なにかの拍子に、それが重なることがあるのでは、という思いが浮かんだ。

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