超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

そんな未来はウソである 2巻/桜場コハル

2011-11-04 17:10:02 | 漫画(新作)





桜場コハル「そんな未来はウソである」2巻読了。




「みなみけ」9巻と同時発売。で、そっちも書いたので是非是非。
この形態はこれから必須になっていくんでしょうかね。それはそれで比較出来て楽しいですけど。
向こうが永遠なる日常だとしたら
こっちは関係性の変化が売りだと思うので、一概に一括りには出来ないのが面白いところなんですよねえ。
だって、普通にラブコメしてますもん。それも日常メインじゃなくて
完全に恋愛メインになってきてる。
それがコハルファン的には楽しくてたまらなくて、一気に読み終えてしまいました。ネタバレしますけど
アカネもアカネで意外と・・・?参加しちゃったりなんかね(笑)。
前半も面白いけど
後半の面白さはちょっと異常でした。
まあコハルラブコメに慣れてないのもあるけど、キャラが基本的に良キャラ揃いなので
それに慣れてきた、っていうのもあるんでしょうね。
桜場コハルの絵柄で、擬似ハーレムコメディを楽しめる贅沢さよ。
当然嫌味はなくて
むしろスタイリッシュである、っていう。それが何より最高ですね。意識し始めた?アカネの表情も最高(笑)。

恋愛方面も恋愛方面できちんと面白くなってますけど
友情だとか青春だとか
そっち方面でもきちんとカタルシスが出てるのに感心。日常ものとしても普通に楽しめる度量はあると思う。
その点は実にコハルさんの漫画らしいですね、って感じではあるんですが
珍しく親キャラなんかも出てきたりで
明確に今までの作品と差別化を図ろう、っていう意志が感じられて
それもまた嬉しく
単純に親キャラってポジションも新鮮で(笑)。こういう方法論で新鮮さ出せるの得だなあ。
この感想は作者ファンの視点から書いてますけど
単純にファン以外が読んでもきちんと楽しめる、トリッキーでストレートな作品には仕上がってると思います。
プチSFに意外な展開も挟んで面白さも順当に加速している印象なので
この調子でどんどん振り切れちゃって
読み手を楽しませて欲しいものです。しかしアカネはアカネで頑張って、ミツキもミツキで頑張るとなると
傍目から観ると異様に滑稽に感じられるのが愉快さを感じつつ微笑ましいですね。
そこはこの作者らしい部分とも言えますけど
一方でひとり奮闘しているマドカちゃんも普通に好きだったりします(笑)。
彼女もまた幸せになって欲しいんですけどね。
一体誰が高山くんのお嫁さんになるんだろう。それはまだ分からないですが当分はその間でニヤニヤ出来そう。
そんなキャラクターの表情に関しても非常に魅力的な一冊でした。
「みなみけ」オンリーの読者も是非、という所ですね。




しかしこれ合間のお話も何気に面白いですね(笑)。
喫茶店のとかいちいち上手いなあ、って感じで読んでました。
そんなアカネもまた可愛いんだよな。クールなようでいて素が出てます。



みなみけ 9巻/桜場コハル

2011-11-04 16:44:39 | 漫画(新作)





桜場コハル「みなみけ」9巻読了。





年に2冊も出るって結構珍しいな。
そんなこんなで久々の新刊な訳ですが、
いつにも増してまったりしていて良いですね(笑)。
なんていうんでしょうね
もう完全にキャラが完成されてきたから、何やっても面白くて可愛くて楽しい、っていう
そんな一定のクオリティが常に保たれている気がする。
それは勿論ファンならではの視点も入ってると思いますけど、繰り返しのようなネタが入ってても
普通に満足出来てしまう、っていう。
それはやっぱり積み重ね、っていうか今までのキャラ付けの成果なんでしょうね。
特にこの巻は夏奈が普通に可愛くて(笑)。
いつもよりもマイルド、
いつもよりもしおらしくて、正に愛されるバカの見本だよな~、っていう。
それ故に「やりすぎ!」っていうタイプの刺激はないと思うけど、逆にこっちのが本来の理想像なのかな?って
少し思ったりする自分も居たりする。まあ単純に可愛いですしね。
そんなキャラの可愛さに見とれつつ、
クスクスとニヤニヤの中間を往くネタを楽しむというか。その点に関しては過去最高に徹底されてますね。
恋愛ネタを「そんな未来は~」で思いっきり描いてる所為か
逆に「みなみけ」の恋愛ネタは若干少なめになってる印象ですけど
それはまあ、
同時発売のそれを読みましょう、って顛末で。今回も満足出来る一冊でした。

もう既に「みなみけ」って
「みなみけ」らしさを確立してるっつーか
ある種極めたみたいな部分はあると思うんですけど。
一度らしさを極めたからこそ
何やっても大丈夫になってきて、満足もしやすくなってるんじゃないかなあ・・・って思いつつ
絵柄の変化だったり、オチがハートフルなネタが増えてきてたりと
さり気ないマイナーチェンジは加えられてるんですよね。
個人的にはそれも大きい気がしていて
いくらスタイルを極めたからといって、何一つ変化してないんじゃやっぱ飽きちゃいますから
そういう絶妙なさじ加減がこの作品は実に上手いんじゃないか、と。そんな風にも感じられますね。
キャラの関係性の変化とかでは特に進展等はなかったんですけど
でもそのまったり具合が身に沁みるといいますか
まったりに特化した巻だったなー、と。
勿論最後のオチの付け方が上手いネタも多数あって、この作品ならではのクレバーさは健在ですけど。
様式美が固まったような新刊でしたね。次の巻を手に取るのも楽しみです。





しかし164話あたりの夏奈の顔が一部こなたっぽいのは意識なのかな?
あれはあれで新鮮でしたけど。何気に。




僕は友達が少ない 第5話「今度はSAGAがガチな戦いヽ(`Д´)ノ」 感想

2011-11-04 02:45:49 | アニメ






妹同士。




まあ、単純に自分よりも他の子に構ってたら普通は嫉妬しますけど
にしてもそれで入部までするとは凄いですね。しかもまだ中等部なのにね。
ただ傍目から観てると確かにマリアに関して行きすぎっていうか、必要以上に懐かれてる感じは否めないので
その点ではここで思いっきり妹アピールしとくのもある種道理なのかもしれないですね。
それにしても性格も容姿も立ち位置も似てる二人ですね。
なんとなく
寂しがり屋風なのも似てるといえば似てる。最後の小鳩の表情とか添い寝はちょっとグラっとするレベルだった。
このアニメでは個人的には星奈派なのに。
そんな星奈と夜空もまたある意味息のピッタリっぷりが発揮されてましたが。

最後の理科のセリフの示す通り
この話はゲームで勝った負けた云々の話ではなく
あの人数で一緒に何かをやった、っていう事実こそが大切なんでしょうね。
思い出の積み重ねってこういう対人関係では重要ですからね。
そういう楽しかった思い出が後々に残るのもザラだし
まあ、本人たちはイガミ合ってる様に見えても、楽しんでたっていう気持ちは嘘ではないとは思いますからね。
それがどんな楽しみ方だったにせよ。これもまた部活の一環って考えると
茶番云々は気にせず観れるお話ではありました。
というか小鷹は本当は格好良くて良い奴なのに、なんであんな残念風に扱われるんでしょ(笑)。
あのナリなら、無理矢理脅せば、出来そうなもんですけどね。それは禁句ですか。その前に好かれてるし。

見た目が悪くても何だ、とはいうものの
自ら地雷原に飛び込みたがる勇者は早々いないですよね。
本当に気を使って
周りに配慮した格好で歩いてれば、ある程度は評価してくれそうですけど
そこまで自分を曲げるのが嫌いなのか、まあそれはなくとも髪の色は母からの遺伝って事で
客観的にも曲げられない部分はあるんでしょうけど。
でもまあ
隣人部の連中はみんな彼を観た目だけでは判断してない訳ですし、そんな人々と出会えただけでも
何気に充実は充実してるんだろうなあ。羨ましいぜっ。でも幸村影薄い・・・(汗)。
小鳩のブラコンっぷりも含めキャラ描写に特化した回でしたが
不思議と観終わる時の満足度は高いお話でした。今やバカ騒ぎとか遠い概念だもんなあ。青春ですね。




しかし小鷹は本当に好感度の高い主人公ですね。
あれだけ料理出来て
人にも優しいし、こういう子が普通に幸せになって欲しいものですね。魔法使いとかじゃなくてね(笑)。

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ギルティクラウン 第4話「浮動:flux」 感想

2011-11-04 02:38:19 | アニメ






懐かしのソフトめん。




あれ、割と好きだったんですけどね。個人的には楽しみなメニューでしたよ。
まあそれは置いといて
裏切った友達にも、友達なりの理由はあって・・・って事なんですけど、実際理由のあるなしにせよ
加害者は加害者でしかない訳で。やられた方に取ってはね。だから集のこれからの動向にも注目してたんですけど
決め手になったのはいのりちゃんの様でね
彼女の存在だけは信じる、と。
そんな心境だったんじゃないか、と思うのと同時にこれ本当に正しいのが誰なのか
よく分からない作りにもなってて。だからこそ、これからそれを確かめに行く、って流れだったんだと思うんですけど。

でも、そんなストーリー上の流れは置いといて
凄く映像がキレイで、ざん新で面白かったなあ・・・!っていうのが第一印象なんですけどね(笑)。
理屈じゃなくて迫力で感じさせるって言うか
力技って言うのか・・・
とにかく気付いたら終わってた、みたいな感覚でした。今まで人形みたいだったいのりも
集の存在によって何かが変わって来ていて
また集自身も
いのりの存在に突き動かされている部分はあって。中々面白い作りですな。キャラクターが。
涯が泳がせていたのは、どうせ捕まっても今回のミッションがあるついでだったのと
自らの無力さを知らしめる為だったんじゃないか、って思いますけど
結局そんな彼の作戦や思惑も
一部ズレた部分はあった訳でして、それ考えると集といのりの存在が良い具合に掻き乱してくれそうで
今後のストーリー展開も楽しみではあります。新たなる犯罪者の新キャラも出てきたりで
より話が動いてきそうな予感もしつつ、
超絶アクション作画に心から魅せられた30分間でありました。やっぱり音楽のセンスも良かったですね。




しかし、あの幼馴染ちゃん思った以上に出番ないですねえ。
キャラデザとか好みなのに。
集が捕まった時も涙を見せて強く悲しんでいただけに、彼女の活躍にもまだ期待してますぞ。

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