来月、単行本2巻が発売!
2巻は今月分までかと思いますが物凄くショッキングな、
登場人物に甘くない展開とそこから立ち上がらせるグッと来る展開が収められてますから
まとめて読むのが今からめっちゃ楽しみですね 次号は記念にカラーも貰えましたし、
来月はいつも以上にガンマを語れそうで今から気合十分です。
それと、先月は掲載順が中の下あたりに収まっていましたが今月は上から6番目
再び上位に収まり少しホッとしました やっぱり何だかんだ言いつつ掲載順は高い方が良いです
単行本は即重版したようですしジャンプやチャンピオンほど掲載順に焦らなくても良い雑誌だとは思いますが
ただ、この雑誌は若手が上位に食い込みやすい雑誌でなく明確にベテランが幅を利かせている雑誌だと感じるので
その意味でもやっぱり長く定着出来るように感想なりアンケートなりで応援はしっかり続けたいな、と
この漫画を少しでも好きで毎月SQ購入されてる方は善意でアンケ投函をお願いしたい
そして来月のコミックスを即日購入して更なる人気増幅に貢献出来れば。
個人的に今のSQで一番好きな漫画なので。
と、まずは本編とは関係ない周辺事情に関して記述した所で(笑
やっぱり好きな漫画応援してる漫画にカラーが与えられたり高位置に置かれたりするとすっげえ嬉しいからね。
その辺はいちファンの高揚として示しておきたいところなんですけど、勿論内容も今月も良かったです。
まず面白かったのは作中に於けるリアリティだったり練り込まれた設定披露ですね
ただ単に「ファンタジー」で済ますのではなく
他の地球以上に発展した星と星同士の戦争に巻き込まれて物語の根本が始まった
その影響で地球人や生物に突然変異が始まり今のような状態になってしまった・・・という
なるほど世界観の説明としては至極真っ当ですし単純に面白い起源でもありますね
それに加えて、怪獣映画が既に発禁状態になっているという事実もまた面白い、上に納得も出来る
11年の震災が起こった時津波や地震を髣髴とさせる作品が軒並み放送を自粛されたように
本当に怪獣に襲われるようになってからは
怪獣が出てくる全ての作品が同じように自粛を食らっている、と
確かにそれで悲惨な状況に陥ったり亡くなった親族知人がいたりすればそういう声が出ても
流れになってもおかしくはない 更には対怪獣用の兵器開発に力を注いだ為世界の発展も遅れているという現状
一気に明るみになったガンマ世界の細部の描写の数々に納得しつつ興奮もしてしまった8話目になっていました。
個人的には起源に関して言えば、
意地悪な言い方をすれば地球側の漁夫の利だった訳で
地球側に付いたエイリアンは地球の味方をしてたのにも関わらず彼らだけが無残に滅びた
敵側のエイリアンは自業自得だと思いますがその辺にこの物語の深い因縁が絡まってるんじゃないかなー、と
まあ単なる深読みの可能性も十分大ではありますけど(笑
サカキの行動原理はどこから来てるのか?と考えると
多分そっち方面なのかな・・・とか安易に思ってしまいます
少なくとも表情や狂気性からただ単に愉快犯や面白味でやっている訳ではないとは思います
だからといって許される事ではなく、いずれ何らかの形で粛清は受けて欲しいとは感じてますけどね
元最強のヒーロー相手に特異体質であれほどの無双っぷりだと他のヒーロー達も心配だな
割とポンポンキャラが死んでいく容赦のない作風でもあるので
既存のキャラの生死が今から不安になって来た
でもその分、ディスチャージの意思と彼の存在の正しさを示していく事を促されたユリが
彼女がそれを引継ぎ見事に証明することで何とかなれば・・・とも思っています
ロストマンは勇敢なる死を遂げてしまいましたが
サカキの行動が活性化するに従って展開は益々面白くなりそうですね
最後までヒーローらしいヒーローであり続ける事を信じ戦ったロストマン
彼の想いをもユリやミユキには必ず引き継いで貫いてやって欲しい、と思います
「平和」とは何か?という重いテーマも飛び出してきました
ヒーローが一方的に悪や破壊者を取り締まるのは意地悪な見方をすれば単なる「征服」とも表現出来る
その辺の矛盾や違和感を掘り下げて原因究明や和解に関して着手していく展開になるのかな・・・と予想
ロストマンがユリに根源となる特撮・怪獣映画を託したのも
自分の意思で自分の考えで「正義」に邁進していく行動力を買ってのものだったのかと
自分が死ぬ可能性をある程度想定の範囲に入れていたからこそユリに託してたのかもしれない、なんて
最後まで読み終えた今なんとなく思いました。
意思の引継ぎ手を探してたというか。
元々深いメッセージ性を含有している漫画だと思ってますけど、
この先もっと切実で真理的なメッセージを読み手に発信してくれそうでめっちゃ期待してます
「ヒーロー」という概念に対して様々な角度から掘り下げてくれる信頼に値する作品だと思うので。
今後とも読み進めるのが楽しみですね。怪獣側の理念やヒーロー側の過失も描いてくれそうなのに期待。
ユリがレドネフ隊長を苦手とするのは彼女が持っている「正しさ」に頷けないのが大きいんだと思います
レドネフ隊長が行った事は客観的に考えればあの中では最も「正しさ」に溢れてスマートな行為だったと思う
でもそんな「正しさ」が人を傷付けてしまう事もある訳で
「正しさ」で誰もが救われるという事ではない
ユリの掲げる「理想」は隊長の選んだ「現実」に押し潰されたわけですけど
その狭間で悩んだり苦しんだりするのもまたヒーローらしいっちゃあヒーローらしい。
二人の思想は完全に平行線を辿っている現状ですが、
いつか少しだけでもいいから交わる瞬間も来て欲しいですね。
そういう「相互理解」もまた怪獣の心情云々含めてこの作品の重要なテーマのような気がして来ました。
先月号のミユキのその場におらず、実際に見たわけじゃないから何も言えない~って考えも好きでした
ちゃんと自分の目で判断しない内は口出さず批判も一切しない、っていう考え方ね。
それもまた非常に重要な思想の内の一つだと思うので。
自分で確かめてもいないのに他人の評価や批判を鵜呑みにしてそれに染まっちゃう、
思考停止の人々に対する明確なアンチテーゼとメッセージ。そういう物が多く含まれてるからこそ、好きですね。
今月も様々な思惑の交錯が感じられる深みのある良回でしたね。
ただ楽しい、ただカッコいい、ただ可愛い・・・だけでは済まない感情が漂っている物語だと思うので
是非色々と想起してもらったり各々で噛み砕いてみて欲しい作品、読めば読むほど好きになるのは流石です。
起源を垣間見てユリやミユキに訪れる変化、にも期待しつつ来月を待ちたいと思います
バトルも見応えがあってハッとさせられた8話目でした。
最後に、今月も恒例の可愛いポイントを(笑
扉絵はねえ、なんで毎月ここまでエロいんでしょうかね!
ちょっと髪型を変えてるあたりも新鮮でグッと来ますし、
作中の検索のシーンと良いミユキはユリのちっぱいが相当お好きなご様子で(笑
それを普通に赤くなりがら受け入れてる辺りもう二人はそういう関係なのかも、とか
そんな事をなんとなく思ってしまいますが・・・
でもミユキのグラマラスボディを背中全身で受け止めてるユリもユリである種役得ですな。
毎回毎回必ずワンシーンは百合を彷彿とさせるセクシーカットを欠かさず入れてくれるセンスも好きです
それと、おもちゃに夢中になっているユリは素直に可愛かったです!
そういう子供っぽい部分と深い思想に想いを馳せる大人っぽい部分とのコントラストが堪らないキャラですね
純粋にロストマンの言葉に耳を傾ける知識に対する貪欲さも個人的にはプラスポイント。
すれてるようで、根は純粋っていうのがね。その上での成長にワクワク中。
関係ないけど、次回のヒーロー名はキャノンボールか
ブルートレイン=アジカン、ライトブライト=アナログフィッシュ
ロストマン=バンプ+ピロウズ、キャノンボール=中村一義・・・って仮定すると
その次はどんなのが来るんだろうな。系統からするとRADWIMPS辺りが来てもおかしくなさそう。
或いは奥田民生とかACIDMAN辺りも。そこにも注目かな(笑