超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

Echo ParK/advantage Lucy

2010-10-21 23:53:12 | 音楽(旧譜レビュー)




この季節にピッタリのアルバムを紹介します。
advantage Lucyの「Echo ParK」というアルバム。



今現在、最新作って体になる訳ですが
これ出たの5年前なんですよね。
その間にはカップリング集みたいなのとか出ましたけど。
ただ、このアルバムって未だに新鮮な気持ちで聴けるので
その意味じゃまだまだこれで持たせられるかも、って感じもある。
難点といえば
このアルバムの曲をあんまりライブでやってない、ってこと(笑)。
名曲揃いなのになあ。

もうどこから切っても小気味良いギター・ポップの応酬。
ギター・ポップのアルバムはこうであるべき!というか
一つの完成形、みたいな。
来て欲しい時にサビが来たり、ギターフレーズが来たり。頭の中で鳴ってるような。
ここはこうだよねっていうか
音の一つ一つに納得というか。
曲順も良くて、明るく爽やかな前半から、じっくりと聴かせる(といっても音は変わらずポップ)後半まで
隙がないアルバムで、
単純に言って良い曲だらけ。ぶっちゃけこれ普通に売れないか?って当時も今も思うんですけど
普通に売れてないんですよねえ。
コアでもなんでもなく、むしろ親しみ易いのにね。
耳に触れる機会が単純にねえんだろうなあ、とは思うけど。出来で言えば随一だと思いますからね。

好きな曲はほぼ全部なんですけど
やっぱ一曲目の「グライダー」は外せないです。
当時、この曲を聴くまで「グッバイ」が一番好きで、そればっか反芻してた記憶があるんですけど
この曲でそれを打ち破ったというか
新たな代表曲誕生!って思ったんですよね。自分の中だけで。
このアルバムのジャケットは木漏れ日になってるんですけど
正にこの時期のそういう日、そういうシチュで聴くにはピッタリの曲。というかアルバム自体、がか。
何気に異色曲「潮騒」なんかも好きだったりする。
真ん中に配置してあることもあり
完全にアクセントとして機能してる、かと。
過ぎ去った夏を想ってる、みたいな空気感もあるので、その意味でも今の季節には合う感じ。
当然四季関係なく聴けるアルバムだとも思うけど。
知名度は正直ないですが、それが不思議に感じるほど良いバンドです。
 他にも2枚アルバム出してるんですが
それらのレビューもいつかやろうかな。ってこのレビュー自体構想してたのは今年の初めですけど・・・(苦笑)。
何ヶ月掛かってんだよ自分。




サニーデイ・サービスとかもそうですけど
こういう聴いてて風景が浮かぶ音楽が個人的に好みの一つです。
晴れた日にでも連れて行って欲しい、って思うアルバムです。電車の中とかでもいいかも。




カイチュー! 3巻/林佑樹

2010-10-21 00:55:23 | 漫画(新作)



林佑樹「カイチュー!」3巻読了。




早くも今年3冊目。感想も3回目。内容も順調です。
前半ラブコメ、後半スポーツ、といった感じに。
といいますか、こうして見てみると全然違う漫画のような(笑)。
真面目なのか不真面目なのか・・・
境界線が曖昧なのが逆に面白い、ですね。良い意味でラフっていうか。

ゴンちゃんの弟のまことくんも登場。
しかし!
弟も同類だったのだー!!
って事で(笑)。
やたらキュートでビックリしましたけど。
最初、何の為に出てきたんだろう?って思って、もしやこの弟くんも立川くんを好きに?
って思ってたら普通にナメた目で見て来て。
最終的には僕と勝負しようよ、って流れに。兄の惚れた男(って言い方が・・)はどんなもんだい?と。
ああなるほど、
この子は立川くんの実力上昇の測りだったのかなあ、と。
ここらへんは描写も気合が入ってたので、普通に燃えました。正に燃えと萌えの共存、ですよ。
マジメに。

面白いのが、そのままコテンパンに叩きのめされるか、と思いきや
ギリで勝ってしまった事ですね。
普通に立川くん負けると思ってたんで、こういうのは新鮮で面白かった。
ただ翻弄されてるだけじゃなくて、実力も上がってる、と。
ゴンちゃんの弟に勝った訳ですから。
ただ可愛いだけ、じゃなくて中々力になってくれたと思います。表紙にもなってるし、再登場も希望。


で、いよいよ大会始まり。
まずは前座的に女子から、と思いきやこの時点で結構面白い。
やっぱ立川くんやゴンちゃんの試合早く読みたいな、って気持ちはありつつ
でもこっちもこっちで、的な。
何気にキャラも立ち始めたかな?男子陣が濃すぎるせいであんまり目立ってはいなかったけど(笑)。

何せ、弓道って題材だけである程度新鮮で面白いし、その楽しさも結構出せているかと。
ラブ、ギャグ方面も期待してるけど
スポ根としての面白さも相変わらず期待してます。



あー、それとゴンちゃんは今回もゴンちゃん過ぎて可愛かったです。
本当もう、ここまで来ると女そのものですよねえ・・・
恋の決着は持ち越しになったけど
最終的には彼女・・・じゃなくて彼を選ぶような気がしてならない。
そうなったらそうなったで、貴重な一例として残りそうだなあ。 159ページの「充電中」、は流石に参った。
常にゴンちゃん無双やね、この漫画は。
それでもいいけどね。


しかし敢行ペースが相変わらず早めで良かったな、と思う。スポーツ漫画的に。