この季節にピッタリのアルバムを紹介します。
advantage Lucyの「Echo ParK」というアルバム。
今現在、最新作って体になる訳ですが
これ出たの5年前なんですよね。
その間にはカップリング集みたいなのとか出ましたけど。
ただ、このアルバムって未だに新鮮な気持ちで聴けるので
その意味じゃまだまだこれで持たせられるかも、って感じもある。
難点といえば
このアルバムの曲をあんまりライブでやってない、ってこと(笑)。
名曲揃いなのになあ。
もうどこから切っても小気味良いギター・ポップの応酬。
ギター・ポップのアルバムはこうであるべき!というか
一つの完成形、みたいな。
来て欲しい時にサビが来たり、ギターフレーズが来たり。頭の中で鳴ってるような。
ここはこうだよねっていうか
音の一つ一つに納得というか。
曲順も良くて、明るく爽やかな前半から、じっくりと聴かせる(といっても音は変わらずポップ)後半まで
隙がないアルバムで、
単純に言って良い曲だらけ。ぶっちゃけこれ普通に売れないか?って当時も今も思うんですけど
普通に売れてないんですよねえ。
コアでもなんでもなく、むしろ親しみ易いのにね。
耳に触れる機会が単純にねえんだろうなあ、とは思うけど。出来で言えば随一だと思いますからね。
好きな曲はほぼ全部なんですけど
やっぱ一曲目の「グライダー」は外せないです。
当時、この曲を聴くまで「グッバイ」が一番好きで、そればっか反芻してた記憶があるんですけど
この曲でそれを打ち破ったというか
新たな代表曲誕生!って思ったんですよね。自分の中だけで。
このアルバムのジャケットは木漏れ日になってるんですけど
正にこの時期のそういう日、そういうシチュで聴くにはピッタリの曲。というかアルバム自体、がか。
何気に異色曲「潮騒」なんかも好きだったりする。
真ん中に配置してあることもあり
完全にアクセントとして機能してる、かと。
過ぎ去った夏を想ってる、みたいな空気感もあるので、その意味でも今の季節には合う感じ。
当然四季関係なく聴けるアルバムだとも思うけど。
知名度は正直ないですが、それが不思議に感じるほど良いバンドです。
他にも2枚アルバム出してるんですが
それらのレビューもいつかやろうかな。ってこのレビュー自体構想してたのは今年の初めですけど・・・(苦笑)。
何ヶ月掛かってんだよ自分。
サニーデイ・サービスとかもそうですけど
こういう聴いてて風景が浮かぶ音楽が個人的に好みの一つです。
晴れた日にでも連れて行って欲しい、って思うアルバムです。電車の中とかでもいいかも。