超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

THE BACK HORN@千葉LOOK 10.10.1

2010-10-01 22:32:16 | ライブレポ



THE BACK HORN「KYO-MEIツアー」~アサイラム~ の初日に行ってきました。
場所は、千葉LOOKです。
家から最寄のライブハウス!
今日からスタート、って事で、かなりテンション高めでした。曲がね。


セトリも書くんで、これから参加する予定の方は注意です。
という訳で以下。







夏の神奈川県民ホール以来ですね。
そこから考えると、一気に距離が縮まったな(笑)。
大ホールから小ハコへ。
特有のスケール感はやっぱ前者のが上ですが
これはこれでキツキツで素晴らしいライブになりました。
 私は番号もケツの方だったので
後ろで大人しく観てたんですが
それでも汗だくになってしまいました。熱気が凄いんだよ。
前の方で観てた人、びしょ濡れだったんじゃないかな。
めちゃめちゃ踊れるライブでした。
うーん、良い初日になったね!

新譜の曲は、どれも鉄板の盛り上がり。
「雷電」「ラフレシア」は終始安定してたし
メロウな曲がまた良い感じなのね。「海岸線」は、バーとかで聴いてる感じだった。
「再生」でアンサンブル爆発してたし
「戦う君よ」は、早くも人気曲として定着してるみたい。磐石の盛り上がりだった。
 最新シングルの「閉ざされた世界」は、意外に反応少ない?って感じだったんだけど
個人的にはもう踊り狂いたい感じだった(笑)。
9mmで言うところのBMBみたいな。
この曲、大ハコで聴いたらまた違う良さが、って前回のホールで聴いてますけどね。
でもライブハウスだとまた印象も変わってきそうだな。コーストとかだったら。
「パレード」はライブでも良い曲っぷりが光ってた。
逆に「太陽の仕業」、絶対やるって思ってたけど
案外やらなかったですね。
これからのセトリでは組まれるかな?一度生で聴いてみたいな。

旧曲は、レア曲だらけでした(笑)。
「ワタボウシ」「カラビンカ」「サイレン」、サイレンは前回のホールでも聴いてたけど
この曲ラストだとめちゃめちゃ映えますね。
終わりに相応しい曲というか。
前2曲に関しては、演奏するって考えさえなかったので微妙にビビりました。

ただ、個人的に一番アガったのは「サニー」!イントロの段階で既にグッと来ますね。
この曲歌ってる時はデビュー時みたいな歌い方に戻ってるのが、いいです。
「夢の花」も、まさかの演奏でした。
結構、前回のホールで良かった曲をそのまま、って印象も強かったかな。
「罠」では、左右の二人(岡峰栄純)がフロントに立って思いっきり弾きまくってるのも良かった。

結構、小ハコの最後尾で見えづらい人の事も考慮してくれたのか
ドンドンと前に来てくれて。
山田将司は何度も天井に手をつけて(天井えらい低いからね 笑)
激唱してました。
「サイレン」の、最後のしわくちゃの顔は忘れられないなあ。ホント全力、って感じの。


ライブとしてのハイライトは、「コバルトブルー」~「戦う君よ」あたりですね。
お客さんのテンションも終始良くて、ぐっちゃぐっちゃで楽しかったです。
松田晋二がアンコールの時に
「千葉、最高です!」って言ってくれたのが何気に嬉しかったり。
そういえば、MCはいつもより少なめな感じだった気が。
その分、初日なんで新譜の世界観を、って事だったのかな。
同じくドラムス松田「このアルバムがみんなにとってのアサイラム(よりどころ)になってくれたら嬉しい」、とか
「音楽を聴いている時だけは」だとかも言ってて。
初日が終わって、後24公演ありますけど
この後もゾクゾクとアサイラムをつくって行って欲しいな、と。
 あと途中、盛り上がりすぎで
「この後のツアーが危険な事になる予感がします」とも言ってました。あの密集地で相当疲れたのか(笑)。



セトリ
1.雷電
2.ラフレシア
3.サニー
4.再生
5.罠
6.カラビンカ
7.羽衣
8.ワタボウシ
9.閉ざされた世界
10.海岸線
11.夢の花
12.ペルソナ
13.コバルトブルー
14.戦う君よ
15.パレード
encore
16.サイレン


曲数も抑え気味で、アンコも1曲だけだったことから、非常にさっぱりしたライブだったなあ、と。
ギュギュッと濃縮、みたいな。
思ったよりも満足感ありました。セトリが工夫されてたのもあったけど。
ここからどうなっていくのか、も楽しみです。




名カップリングシリーズvol.5/きみが嫌い

2010-10-01 17:01:58 | 音楽




10月最初の記事。半年振りの名カップリングシリーズです。
ちなみに前回、
風邪が治ってきたとか書いてるんですが
今回もちょうど風邪が治ってきたところです。見返してみてビックリした。偶然過ぎる。


それはいいとして、今回はGRAPEVINEの「きみが嫌い」です。
いかにもバインらしいタイトルですね。「嫌い」、って。
丁度Mr.Childrenの曲に「君が好き」ってのがあるので
それと対になる感じでしょうか。
続けて聴くと歌ってる内容の差がスゴイ。


歌詞はこんな感じ

「結ばれる運命? クソ食らえだ」

「君が嫌いなのさ
 君も俺が嫌い
 それは奇遇だ
 もしかしておれたちは気が合うのかもしれんね」


いかにも田中和将らしい歌詞なんですけど
この歌詞ってよく読むと
微妙に上手く行かなかった事柄に対して、苛立ってる、みたいな。
それ考えると
初めから嫌いだったわけじゃなく、色々こんがらがってこうなっちゃった、みたいな。
ある意味仲違いの曲にも聴こえます。
始めから憎んでる訳じゃなくて。

楽曲としては、丁度表題曲に近い感じのグラムロックナンバー。
「discord」ですね。この曲もまた好きなんだよなあ。
に加えて、間にはちょっとさわやか風味の「アイボリー」なんかも入っていて。
似たタイプの曲が2つ、
って事でその間にワンクッション置かせてるのが、何気に上手いな、ってところですね。
シングル一作品としても中々に聴き応えあります。


この曲はリアルタイムで
しかも夏の暑い時期に聴いてたので
その頃を思い出す曲であると同時に
若干ひねくれものの気がある私にとっては、「きみが嫌い」って!
みたいにタイトルをよく面白がってた記憶がある。
 でも、今聴くと結構色々な感情混じってんだなって思えて
ひねくれたタイトル、って第一印象以上のものあるなあ、と感じてます。
もちろん、楽曲としてもいいしね。

「それは奇遇だ」と言いつつも
ちょっとだけ通じ合ってる部分もあったのでは、とか。
想像を喚起させてくれる曲でもある。
何気にバインの中でも聴く頻度が高い曲です。