超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

個人的2011年のお気に入りアニメベスト20

2011-12-29 21:23:06 | 漫画・アニメ総括





さて、という訳で年末の恒例、総括シリーズに参りたいと思います。
例年通りベスト形式で淡々と発表
あくまで個人的なものですが、一つでも重なれば幸いです。4回に分けますが、最初はアニメ編です。

今年はアニメ系の合同ブログへのお誘いがあったり
アニメに関しては更に深く潜れて観れた印象ですね。
リアル系から、完全なるファンタジーまで幅広く楽しく観させてもらいました。
そんな一年間のアニメに感謝を込めて、以下。






1位 侵略!?イカ娘
2位 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
3位 異国迷路のクロワーゼ
4位 ゆるゆり
4位 花咲くいろは
6位 夢喰いメリー
7位 日常
8位 ましろ色シンフォニー
9位 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
10位 Steins;Gate

11位 魔乳秘剣帖
12位 WORKING'!!
13位 アスタロッテのおもちゃ!
14位 放浪息子
15位 君に届け 2ND SEASON
16位 電波女と青春男
17位 僕は友達が少ない
18位 お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!  
19位 君と僕。
20位 No.6



ええと、こんな感じかな・・・。
自分の中で色々整理した結果、こんな風になりました。
今年は5位がないので
いささか変な感じですけど、一つでも重なるものがあったら嬉しいです。
恐らく他と比べても独特のものになってるとは思うけど。

今年は春が強かったね。
しかも2クールものが多かったので
総合すると一番盛り上がってたのは夏って事になります。
実際夏の日曜日の深夜のいろは、日常、クロワーゼ、魔乳の流れって凄かったと思うんですよね。
全部ジャンルが違う上に、全部それぞれで面白いっていう
ケイオスだけど感想を書くのは楽しかったです。
その分超疲れたけど、
多分夏クールの日曜日が今年の頂点だったんじゃないか、と私は思いました。

原作ファンの視点で観ると、
クロワーゼと日常、魔乳それぞれ出来が良くて
漫画ファン的にも収穫のあった1年でしたね。
個人的に思うんですが、原作をそのままアニメにしてもつまんないと思うんですよね。
原作に忠実と言えば聞こえはいいが、その実無難さも感じたりして
その点だとクロワーゼの話数入れ替え
日常の演出
魔乳の生真面目でぶっとんだ作りはどれも好印象でした。なんか色々役得でした。


純粋に、今年からの新番組で最も素晴らしかったのは「異国迷路のクロワーゼ」という結果になりました。
アニメを見てて1話の話で2度泣いたのはこれが初めてかも?
思い出せないだけかもしれませんが
感動って意味合いでは、泣けるって意味合いでは一番だったかもしれません。

特筆したいのが「ゆるゆり」と「君と僕。」
両方日常アニメのフォーマットを踏襲しつつ
その実百合だったり男子系だったりして
日常アニメは流行った時からずっと眺め続けてますが、今年で一つの進化を見てしまったような・・・。
そんな気も個人的にしました。特にゆるゆりの5話は真面目に大笑いしましたね。
私はあかりんとちなつのカップリングが最も好みです(笑)。

もっと偏るかな?と思いきや
意外と少女漫画、リアル系に萌え系、その中間、ギャグアニメとバランスよく揃って
如何に今年のアニメが充実していたのか?が良く分かりましたね。
個人的にやや自信のあるラインナップなので
参考にして頂けばこれ幸いです。
また来年もアニメ感想よろしくお願いします!!





う~んしかし「魔乳」はどうしてもベスト10に入れたかったなあ。
「魔乳」と「アスタロッテ」は相当過小評価されてる気がしてならないのは自分だけなのか。
ずっと観れるアニメだと思うんですけど。続編も観たいな。




2010 THE BEST アニメ編

2010-12-29 21:27:36 | 漫画・アニメ総括




コミケ1日目に行って来ました。思ったより寒くなかった上に、目当ての作家が全部西に回ってて
尚且つ2日目で行く予定だったサークルまでも来てる、っていう。
あまりにも都合の良い1日目でした。
 という訳なので久々に2日目はパスして、明日は残りの記事制作に勤しみたいと思います。
去年は年内が無理で完全にはみ出していたんですね。
今年こそは年内にまとめてやるぞ! ・・ちょっとははみ出すかもしれんけど。


という訳で総括シリーズその2はアニメです。
今年はアニメ感想が多くなって、そこから出会い等も発生した年でした。
そんな今年のアニメで印象に残った作品を20本選出してみた。


あくまで私個人の趣味な上に、興味はあったけど時間やタイミングの問題で観れなかったものもあります。
学生の時は完全に無差別で片っ端から観ていったのを考えると
今は若干バイタリティ下がりつつありますが(笑)。
それでも充実は充実してたんじゃないかと思います。 

尚1期を見逃してたり、途中から見れてなかったのは初めから除外してたりもします。
そして基本は完結してる作品のみの選出です。


という訳で「俺妹」は配信版が残ってる、って理由で今年はランキングに加えてません。あしからず。





1位 侵略!イカ娘
2位 けいおん!!
3位 生徒会役員共
4位 ストライクウィッチーズ2
5位 Angel Beats!
6位 WORKING!!
7位 ひだまりスケッチ×☆☆☆
8位 おおかみかくし
9位 世紀末オカルト学院
10位 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド

11位 FORTUNE ARTERIAL 赤い約束
12位 薄桜鬼
13位 はなまる幼稚園
14位 おとめ妖怪 ざくろ
15位 それでも町は廻っている
16位 B型H系
17位 会長はメイド様
18位 みつどもえ
19位 もっとTo LOVEる
20位 アマガミSS



これは・・・どうなんでしょうね?
少なくとも去年よりは割と世間の評判とそこそこ一致したランキングになったと思うのですが。
なんせ去年は「青い花」とか「東京マグニチュード8.0」が自分の中でベストに近い作品でしたからね。
でも実際はあんまり売れてなかった様子みたいで。
それ考えると、今年は良いなあって思ったものがそれなりに売れたりしてて
その意味じゃ気持ち良い年、だったのか。

取り合えずちょこちょこ解説等を。



・侵略!イカ娘
個人的に元々原作に思い入れみたいのが強くありまして
まず1巻のレビューを書いた時に、思ったより反応があったのに驚いて。
チャンピオンのショート漫画って結局局地的な人気に終わるんで、その意味ではこれはやってくれるのか?と。
 その半年後に2巻が出てそれに関してもレビュー書いた訳ですが
一度UPした後に、なんだかしっくりこなくてずっと書き直ししてたら4時間とか5時間近く掛かっちゃって。
夏のクソ暑い日、その日はたまたま休みだったんで、丸々一日使ってた訳です。
基本的にあんまり辞めようって本気で思った事はなかったんですが、その時だけは俺はもうダメだ、みたいな
そんな状況に陥って本気で撤退を考えたんですけど、今思えばあれってすごく貴重な体験だったなと思うのです。
 そこから3巻が出て、それはスムーズに書けたんですけど
その後4巻が出た時に初めて自分の記事が他のブログで取り上げられてるのを見かけたんです。
別にそれ目当てで書いてる訳ではありませんが、何気に嬉しくもあったんですよね。
 で、5巻が出たタイミングで購入と布教したってメールを貰ったのです。それもまた嬉しくて。
今年に入って6巻が出た時にアニメ化が決まって。
正直それまで執拗に書いてきただけに、嬉しくはあったんですが、もしそれがイマイチな出来だったら
感想書くのは止めようと思ってたんですね。
それまで色々あっただけにね。

そんな過程があっただけに、1話を観た時の感動?がもの凄くて。
1話以降も面白かったんですが、最終話を観た時にこれはすごい良いアニメ化だったなって素直に思えたんです。
それは確実に原作ファン冥利に尽きるものでした。
あそこまで突き抜けてスコーンとキレイにアニメ化された事って中々ないと思ってて。
その意味でも、今年のアニメでは絶対に外せない作品になりました。
 正直あそこまでキレイに終わると、すっごく比較される予感がぷんぷんするので、2期を望んでるかどうか
って問われると、うーんという話ですが。
 何にせよ元々アニメ向きの作品だと思ってたので、非常に見栄えがいいなあって感じましたし
アニメで観るイカ娘達は非常にキラキラしている様に見えました。
それが何より嬉しかったのかな?

ものすごく個人的な理由で恐縮なんですが
要約すると好きな作品が良い具合にアニメ化されて嬉しかった、って事ですかね(笑)。
最初はアンチ人間だったイカ娘が少しずつ心を許して行く過程が見所の一つだと思ってます。


・けいおん!!
萌えとリアルの融合・・・と言うと大げさかもしれませんが
1話を観た時に確実にそう感じたんですよね。
そしてそれを最後まで持続させてたのが凄い。 実際に見守ってる感覚みたいなものもあって。
 後半は今や少なくなった鬱アニメの役割も果たしてましたね(笑)。
自分辛気臭いの好きなんでそういう要素があるのもプラスになりました。

何よりも2クール使って総てを終わらせてきた、完全にケリを付けたって部分が大きい。
3期が要らない作りになってて。
そういう出し惜しみの無さは後続のアニメに影響を与えて欲しい部分でもある。
 個人的な話、20話と24話は涙すら流しちゃいましたよ。
とはいえ、ベストは14話「夏期講習!」ですがね(笑)。ムギファンとしてそこは譲れない。
ようやっと聴けた「Honey Sweet Tea Time」もビークルの曲みたいで格好良かったな。

唯の「あずにゃんはあずにゃんだよ」とか律の「放課後は「人生の無駄遣い」」等印象に残るセリフも多数。
なんか色々考えさせられる事も多かったんですが、それはまた別の機会に。
正直1位との差異はほぼないです。


・生徒会役員共
「妹は思春期」からの読者だったんですが、肉付けされた部分が非常に斬新
原作ではありえないものが多かったんで
その意味ではかなり満足出来た作品。 唯一、修学旅行のは普通すぎたかな(笑)。回を増すごとにスムーズに。
シノがすっごく可愛くなってたと思う。


・ストライクウィッチーズ2
何気に「スカイガールズ」から観てるのです。
だから思い入れも中々強いんですけど、はっきりと決着は付かなかったにせよ
1期では垣間見れなかったキャラの一面をしっかり観れた、ってだけでも価値のある2期でした。
個人的にペリーヌの株がすごく上がった。
ちなみに好きなキャラはリーネちゃんとシャーリーです。


・Angel Beats!
始まる前、当時は仕事が繁忙期で事前情報をあんまりチェック出来てなかった為
普通に瀬戸花やマジカノの人が作ってるアニメくらいの認識しかなくて
その意味では先入観なしで観れて良かったと思う。
いや・・・話題作であるって先入観なしってのが正しいのか。一番良かったのは岩沢さんが消える回。


・WORKING!!
今頃になってぽぷらちゃんが好きになりつつあります。遅いか。


・おおかみかくし
初めて感想を全話完走出来たアニメ。これ書いてたきっかけで知れた事や出会いもあり
その意味でも印象に残った作品でした。


・世紀末オカルト学院
終盤の超展開を観た時の訳分からなさは今でもすごい、っていうか盛大に笑った記憶がある。
あんなに思い切った展開を久々に観た気がした。
へタレキャラの成長って観点でも楽しめた作品。


・薄桜鬼
最初はお試し程度だったけど、思ったより男でも楽しめた感じでしたね。「金色のコルダ」的な。


・はなまる幼稚園
多分一度も触れてないと思うけど、密かに好きだった。
COALTAR OF THE DEEPERSのナラサキが関わってたのもポイント高し。


・会長はメイド様
同上。何気にOP曲聴くのが楽しみだった。しかし主人公の声優ホントぴったしだったわ。


・アマガミSS
舞台が千葉県の銚子市なのを後から知った。
銚子駅前とかポートタワーとか、君ヶ浜とか何気に色々出てたんですね。
千葉みなとのポートタワーも「俺妹」OPに出てたし、今年はアニメの中で千葉を観る事が出来ていい年でしたね。
意外に千葉が舞台のアニメって少ないのです。自分が観てきた限りでは、ね。

リセット方式は嫌なんですが、一応ベストだったのは一番最初の森島先輩。





既にここまでで長いですね。
今年は本数減ったなあ、の他に割とそのクールで完結させない作品が増えてきた印象で
アニメの作り方もそれを考えると以前とは違ってきたかもしれません。
 それと、どの作品もあらかじめターゲットを絞ってきてるなって印象で
昔はそこら辺がもっと曖昧な作品多かった気がするんですけど
今はもうそんなん作ってる余裕ないのかな、って1年間観ててちょっと思いました。

結構昔からアニメ観てると変遷に戸惑う事もあるんですが
その中から自分好みのものを選んでいく・・・それが大切なんだなと最近は思っています。
本数が少なくなった分、あからさまな駄作も少なくなった気もするし。
合わない作品はトコトン合わないんですけどね。

でも、なんだかんだいって今年もアニメを楽しめた一年だったと思います。
感想的には夏が4作品で一番多かったのかな?
でもその頃になるとそこそこ体力付いてたので、めちゃめちゃキツかったって事もなかったかな。
逆に今期は原作そのまんまってイメージの作品が多かったんで、それ考慮して書く作品を迷ったりもしました。
 ま、来期は予備知識ない作品多いんで、その意味じゃ書きやすそうは書きやすそうなのかな。
手探りで書いていこうと思ってます。




来年は、さり気に1巻からレビューを書いてる「日常」がまさかの京アニでアニメ化だとか
現時点でそこそこ期待されてるっぽい「花咲くいろは」がありますね。
それに「けいおん!!」「ストライクウィッチーズ」の映画も・・・公開されるのかな。

それと「けんぷファー」の2期が正式に決まったっぽいですね。
去年の秋アニメで唯一最後まで観て感想を書いてた作品。楽しみにしてます!!


という訳で、長くなりましたがこれでアニメ編は〆。次回の総括に続く。




2010 THE BEST 漫画編

2010-12-28 15:49:15 | 漫画・アニメ総括




放課後ティータイムの「ときめきシュガー」って何気に名曲ですね。





ってな訳で(?)、2010年総括第一弾は独自の漫画ランキングからスタートです。
ぶっちゃけ今年中に全部間に合うかって言われたら微妙なところですが
それでもなんとか・・・なんとかって気持ちでまとめ作業に没頭しております。
これの前に書いた神聖かまってちゃんのライブレポとか
クラムボンの全曲レビューも良かったら読んでみて下さい。ではいきます。


取り合えず選考基準は今年中に一冊でも単行本が出た漫画。連載のみのは除外。
非常に個人的なランキング故に
世間ズレが激しいとは思いますが、こういう人もいますよ、って事で(笑)。





1位 年刊 中年チャンプ合併号/中年
2位 あねどきっ/河下水希
3位 ミミア姫/田中ユタカ
4位 んぐるわ会報/高尾じんぐ
5位 となりの柏木さん/霜月絹鯊
6位 GIRLFRIENDS/森永みるく
7位 咲-Saki-/小林立
8位 あきそら/糸杉柾宏
9位 侵略!イカ娘/安部真弘
10位 らき☆すた/美水かがみ

11位 ばのてん!/河添太一
12位 みなみけ/桜場コハル
13位 学校のせんせい/巣山真也
14位 GUNSLINGER GIRL/相田裕
15位 リューシカ・リューシカ/安倍吉俊
16位 R18!/ぷらぱ
17位 神はサイコロを振らない/竹内元紀
18位 とんぬらさん/セレビィ量産型
19位 さよなら絶望先生/久米田康治
20位 ほんとにあった!霊媒先生/松本ひで吉



別にそんなに差異がある訳でもなく。
取り合えず20作選出した、という感じなんですが
これ以外にもよつばと!、こえでおしごと!、ヨメイロちょいす、藤村くんメイツ、正しい国家の創り方、
カイチュー!!、Dr.るっる、きみといると、O/A、たまりば、生徒会役員共、ネコあね、西野映一の2作等も・・・
ってキリなくなるから止めておきます。
基本積読してるものも多いので、あくまで今年中に読んだ漫画って事で。

う~ん今回も偏ってしまいましたね。脳みそが蕩けそうになる選出です(笑)。どう考えても。
一応今年もちょこちょこ解説等を。




・年刊 中年チャンプ合併号/中年
読み終わった時のカタルシスが尋常じゃなく、短編集として過去最高レベルの出来。
とはいえ成年漫画が自分の中で首位だった、ってのは自分でもアレだなあ、とは思います。
けど好きなものは好きじゃ!って事で。

・あねどきっ/河下水希
2巻のレビューは自分でも驚くくらい気持ちよく書けた。
少年誌でこういうものを連載した、って事自体もかなり評価出来るかと。
桜井さんがフられるところで思わず泣いた。
恋愛漫画にはこういうシーンがないとね。

・ミミア姫/田中ユタカ
本人のtwitterで自分のHNが出てきた時はビビりました・・・。
それはともかく、色々な意味で画期的な漫画という印象でした。
どうとでも解釈できる世界観が素晴らしい。
読み手によって解釈が異なる感じ。

・んぐるわ会報/高尾じんぐ
個人的にはメディアミックスまで漕ぎ付けて欲しかった、が漫画のままで終わらせておくのも一つの選択か。
ここまで真面目な生徒会漫画もないでしょ。
一緒に活動してきた気分にさえなってた。 この作者の新連載も始まってるようで、期待です。

・となりの柏木さん/霜月絹鯊
キャラの可愛さ、という点ならば柏木さんは群を抜いている。
だけじゃなくちょっと滑稽なストーリーも好みでした。少女漫画っぽさもあるなと。

・GIRLFRIENDS/森永みるく
完璧にやり切っての完結。百合漫画として素晴らしいのはもちろん、それ以前に恋愛漫画として超高水準です。

・あきそら/糸杉柾宏
割と短期型かと思いきや、どんどんドラマが楽しくなってる印象ですね。
4巻も5巻も非常に読み応えアリ。
辛気臭いのが好きなのかも。

・侵略!イカ娘/安部真弘
今年は念願のアニメ化も果たしました。1巻からレビュー書いてる作品がアニメ化したのって中々無い・・・
と思ったら「日常」があったわ。
ギャグ漫画としてパワーアップしてる感があった今年のイカ娘でした。ちなみに去年は17位。

・ばのてん!/河添太一
これアニメ化したらそれなりに売れると思う。
色塗りの時点でアニメ向きな気がする。何気によく読んでた漫画です。
殆ど意味の無い話ですが、だからこそ好きなのかも。考えずに読めるっていうか。

・GUNSLINGER GIRL/相田裕
クライマックスも近いですね。来年はもっと面白くなりそう。

・神はサイコロを振らない/竹内元紀
確かに、ちゃんとストーリーの要素もあったんですよね。
最終的にはきっと相変わらずのグダグダで終わりそう、とか思ってただけに
普通にまとまって終わったのにはビックリした。それが良かった。

・ほんとにあった!霊媒先生/松本ひで吉
地味だけど面白い漫画。
キャラクターがいい味してるのと、画風が洗練されてくのが楽しいです。





という訳で解説も終わりですね。
今年も色々あったと思うんですけど、パッと思いつくので「MAJOR」完結とか?
昔好きだったなーって事を思い返しつつ
吾郎が父親とかになっちゃった時無性に寂しい感じがしたのをよく覚えています。

その他には、新雑誌の動きが多かったのかなあ。
あんまりチェック出来てませんが、こんな時代だからこそ色々と動きがあるみたいです。
特に集英社周辺。

ぶっちゃけ一般受けするような漫画読んでないので
この総評とかも全く役に立たない訳ですが・・・(汗)。少年誌は立ち読みとかしてるけど
ちょっとどん詰まり感がありますよね。
人気作の入れ替えが全く無いまま、っていうか。
まあ、それでもアニメ化作品はポツポツ出てるからその意味ではまだ大丈夫なのかな。
どこまで続くか、見守るのも一興なのかも。


日常もの、って観点では「ばのてん!」に期待してたりもしますが・・・。
何にせよ相変わらず間口の狭い選出になってしまったので
来年はもう少し色々読んでいきたいです。
といいつつまた同じような選出になる気もするけど(笑)。

なんか漫画業界も色々と厳しくなっていきそうですが
そんな中でも好きなものは好きって言うし、面白いものは面白いって言うのには何ら変わりはありません。
これまで通りただそれをやってくだけ。
来年も面白い作品が沢山読める事を願いつつ。来年も漫画感想頑張りたいと思います。


ちなみに来年の期待株としては前述の「ばのてん!」と「ネコあね」、「藤村くんメイツ」「O/A」、
あとそろそろ叶恭弘、江尻立真あたりの新連載が観たいです。
当然河下御大もね(笑)。


という訳でこんな所で〆。次の総括に続く。




2009 THE BEST 漫画編

2009-12-31 03:23:04 | 漫画・アニメ総括

大分、年内で終わらせることが難しくなってきました。
こういうのやり出すと止まらないんだよね・・・。

という訳で漫画編です。
これが悩みに悩んだんですが。
一応ランキング形式にしましたが、そこまで差異はないと考えて頂きたい。

選考基準は、2009年中に単行本が一冊でも出た漫画。ので、雑誌連載のみのは除外。
そして過去の内容も除外です。あくまで今年出た単行本のみの評価って事で。

では、以下。



1位 とんぬらさん/セレビィ量産型
2位 んぐるわ会報/高尾じんぐ
3位 らき☆すた/美水かがみ
4位 きみといると/かがみふみを
5位 愛しのかな/田中ユタカ
6位 咲-Saki-/小林立
7位 みなみけ/桜場コハル
8位 あねどきっ/河下水希
9位 こえでおしごと!/紺野あずれ
10位 学校のせんせい/巣山真也

11位 たかまれ!タカマル/近藤るるる
12位 GUNSLINGER GIRL/相田裕
13位 R18!/ぷらぱ
14位 あきそら/糸杉征宏
15位 さよなら絶望先生/久米田康治
16位 侵略!イカ娘/安部真弘
17位 GIRLFRIENDS/森永みるく
18位 SKET DANCE/篠原健太
19位 もと子先生の恋人/田中ユタカ
20位 みーたん/友美イチロウ



うーん、散々迷った部分もありますが、結果的にこういう感じに。
ぬらりひょんの孫、よつばと、日常、ヒャッコ、いぬまる、ヨメイロあたりも入れたかった。

今回も部分部分解説。


1位 とんぬらさん/セレビィ量産型
この時点で迷った。
正直、上位3位はほとんど同じくらい読んだから。
ただやっぱり今年一番のインパクト、という点で「とんぬらさん」が1位に。
オールマイティに楽しめる漫画。

2位 んぐるわ会報/高尾じんぐ
漫画とリアルの丁度真ん中を絶妙に往きまくってる作品。
ある意味グレーゾーン極めてる。
そしてこれまでの生徒会漫画の常識を正攻法で破った作品でもある。

3位 らき☆すた/美水かがみ
この手の漫画で大学に進学させる、というのはある意味厳しい判断でもあったと思うけど、
それでも何とか「らしさ」を保っている手さばきが見事だと感じた。
切れ味の良いネタも多数。結構大胆なこともやるようになったかも。

4位 きみといると/かがみふみを
今年の恋愛ものでは一番ドキドキさせられましたかね。とにかく純度が非常に高い、オーパーツのような漫画。

5位 愛しのかな/田中ユタカ
今年完結。感動的な話の連発と、日常は続いていくというオチが作者的に意表を突いてくれて良かった。

6位 咲-Saki-/小林立
5巻6巻ときてどんどん表現の仕方が凄まじくなっている。今年一番燃えた漫画。

8位 あねどきっ/河下水希
このブログではもはやお馴染み?本誌ではそこまで人気がないのが残念。ちょっと大人向けかもしんない。

9位 こえでおしごと!/紺野あずれ
やたらハマった一作。ネタのように見えて実はマジな作品だと思う。色々と。そして絵がストライク。

11位 たかまれ!タカマル/近藤るるる
これも今年完結。最後の最後まで面白かったのが素晴らしい。ゆきえさんは最高のヒロインだった。

13位 R18!/ぷらぱ
これも今年非常にハマった。2巻ではさらに煩悩が凄いことに!

15位 さよなら絶望先生/久米田康治
相変わらずの久米田節は健在。新キャラも個人的に好きだった。おまけページも相変わらず!

20位 みーたん/友美イチロウ
今までの作品のテーマを根底から覆した最終回は衝撃的だった。投げやりのようで投げやりでもない気がした。



総評:
見ての通り知名度もなければ、あってもさほど一般的に浸透してない作品ばっかのランキングになりました。
まーこれは私の趣向上仕方ないですね。


今年の漫画界はやっぱりメディアミックスされた、又はされる漫画が多かったですね。
アニメのところでも言ったんですけど、
オリジナル作品が少なくなった分、原作付きの作品が一気に増えて割とそこまで売り上げが伸びてない作品とかでも、
実験的なのかどうかは知りませんがアニメ化されてたりしました。
んで、ドラマ化もそれに負けないくらい多い印象でしたね。ドラマも気がつけばオリジナルが少なくなってる?


しかしこのランキング見て思うのはとにかく偏ってますよね・・・。
バトル漫画がほとんどない。
争いたくないのかな?(笑)。
細かい機微とかネームが読みやすい漫画がやっぱり好きなのかな。

それと、感動モノも明らかに少ない。感動モノに興味がない訳じゃないんだけど。うーむ。

最後に、硬派な漫画に至っては一作もないですね。いわゆる「男くさい」作品っていうのが。
これは正直苦手なジャンルかもしれない。
食わず嫌いは良くないけれど。



なんだか反省ムードになっちゃったな・・・。
あまりにも幅が狭いランキングで、総括もクソもなくなってしまったんですが
それでもどれも自分が確かに面白い、カタルシスを感じて何度も読み返した作品ばかりなので
「偏ってるじゃないかこのバカ野郎」とチアキ風に笑って済ましてくれればこれ幸いです。
わが道を往き過ぎてて自分でもちょっとどうかと思うけど(笑)。


来年はコンノトヒロ「ぷあぷあ?」の単行本化に期待してる感じですかね。
それと「かんなぎ」戻ってきて欲しい。






2009 THE BEST アニメ編

2009-12-29 00:21:17 | 漫画・アニメ総括





それでは急ぎ足で総括して行こうと思います。
個人的な趣向が大きく反映されたランキングなんで、そこんとこは出来れば許容して頂きたい。

まずはアニメ編から。TOP20という形で発表。

選考基準は、とにかく「今年中に終了した作品」、ということのみ。



1位 とらドラ!
2位 東京マグニチュード8.0
3位 青い花
4位 みなみけ おかえり
5位 けんぷファー
6位 宙のまにまに
7位 咲 -Saki-
8位 CLANNAD AFTERSTORY
9位 けいおん!
10位 ONE OUTS

11位 初恋限定。
12位 まりあほりっく
13位 懺・さよなら絶望先生
14位 聖剣の刀鍛冶
15位 クイーンズブレイド 
16位 ドルアーガの塔 2期
17位 化物語
18位 黒神
19位 WHITE ALBUM
20位 GA



これら全てを観ていて尚且つ気に入ったという方がいれば奇跡ですね(笑)。
なんでこれが入ってねんだよ、というものがあれば是非是非。

一応、一部の作品にコメント付けてみる。


1位 とらドラ!
ぶっちぎりで1位。これ以外は考えられない。特に16話に至っては、アニメという表現を越えた出来だったと思う。
観てて放心状態にまでなったアニメは初めてかもしれない。
次の日5時半起きだったのに、見終わったあと30分くらいポカーンとしてしまったのも良い思い出。後に残るっつーの。

2位 東京マグニチュード8.0
最終回へ向けての凄まじいフェイクは圧巻の一言。珍しく感想に反響があった作品でもあります。悠貴くん・・・

3位 青い花
とにかくあらゆる点で質がよく、それでいて単なる優等生アニメになってないのが良い。
空気公団のOPは超がつくほどの名曲。

4位 みなみけ おかえり
1期とも2期とも違う、限りなく原作に忠実な作り。起死回生の一撃、という感じ。

5位 けんぷファー
これが5位なのは、人によっては怒り心頭か?(笑)。ただ「何となくクセになる」、その一点のみでこの順位です。

8位 CLANNAD AFTERSTORY
朋也くんの父親の話は、身震いがするほど感動した覚えがある。あれは泣くって。音楽も良い。

9位 けいおん!
多分今年一番ヒットした作品。内容云々よりも歌の質が高かったと思う。

12位 まりあほりっく
鼻血・・・。

13位 懺・さよなら絶望先生
久米田信者だが、アニメならではの部分がもう少しあったら高順位だったかも。それでも十分面白かった。感謝。

18位 黒神
ぶっちゃけ批判のが多い作品だったけど個人的には好きだった。でも理由はわからん。最終回の演出は良し。




総評:
今年は割とでかいヒットが少なかったというか、
思ったより小粒な作品が多い印象でした(このランキングに入っている作品は別として)。
言い換えれば全体的に無難だったのかな。
秋の続編ラッシュはちょっと寂しかった。

それとオリジナル作品の減少も痛いところで、また「ゼーガペイン」「RD」「BLASSREITER」のような
スリリングで先の読めないような話も欲しかったといえば欲しかったかもしれない。
要は、ちょっと守りに入ってたのかな?

そんな中で果敢に攻め続けた「とらドラ!」はやっぱり凄かったですね。
どんどんと生まれる新鮮な感動に胸打たれっぱなし、間違いなく一生記憶に残る作品だと感じています。

後は何だかんだいって「丁寧な作品」が強いかと思われます。
唯一の例外が「けんぷファー」かな。
キャラクターの心情をじっくり描けば描くほど物語りは濃密になっていくんじゃないかと。
 自分が割と中堅どころの作品を高順位にしてるのもおおむねそういう理由です。
中でも「青い花」の丁寧さは群を抜いていたかと思われます。
丁寧さだけなら今年一番なのでは?


来年のアニメに望むことは、やっぱりもう少しオリジナルの数を増やした方がいいということと
続編はほどほどに・・・という感じでしょうか。
また「ゼーガペイン」みたいな作品が見たいなあ。



ということで総括第一弾でした!次は漫画行っきまーす。