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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

LOSTAGE「CONTEXT」全曲レビューその1「HELL」

2011-08-07 19:24:09 | LOSTAGE 全曲レビュー






それでは、今日からLOSTAGE「CONTEXT」全曲レビューを始めます。一曲目は「HELL」です。








1.HELL







このミニアルバムって最後の曲のタイトルが「NEVERLAND」っていうんですよ。
だから、はっきりと正反対な訳ですけど
それはタイトルだけじゃなくて歌に関しても非常に刺々しい、
まるで獣が人間に噛み付くようなイメージの歌になっていて、特徴的なギターリフも、
サビで一気に高まっていくボルテージも
まさしく雰囲気はロックンロールそのもので、そこにはお行儀の良さは全くなく
かといって不良的なエッセンスも全くなく
その中間っていうか
だからこそオルタナティブなんだな、とは思う。
他者を思いっきり否定するようなフレーズも、その実誰かと分かり合いたいことの裏返し・・・と考えると
更に奥深く聴けるかもしれません。


【子供の言う事が目の裏に突き刺さる】

この曲に関して言えばね、
そんな尖った刺激的な雰囲気を楽しいんで欲しいので
あんまり詞に関してどうのこうの言いたくはないんですけど
まあ言ってしまえば
大人になって鈍感になっていく感覚だとか
知らない間に恥知らずになってる愚かさだとか
気付いてても気付かないフリをしてる狡猾さだとか
そんな「鈍さ」に関してのアンチ精神っていうか
要はもっと敏感になれよ、って事だと個人的には解釈してるんですけど。
だとしたら、攻撃的なボーカルにも更に説得力が出るというか
こういう歌い方になるのもある種必然だよな、っていう。
そういう事を念頭に置いて聴くと
更に良い聴き方が出来る出来てるんですけど
まあ、最初こそ
もう何も考えずに刺激だけを感じてもらえれば、それで。




この曲のタイトルも、「NEVERLAND」もこの世界そのものを表してると思うんです。
そう考えると捉え方にもこんなに違いがあるのか、とか
一枚の音源でそんな事も思わせてもらいますね。

ちなみにカテゴリーは「全曲レビュー」の部分に配置します。