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今年はサッカーボール級の大きい北海道メロンをたくさん頂いた。
生ハムメロンにしたり、アイスクリームを添えたり、ジュースにしたり・・・そうだ、ブランデーも買って来よう!
昨日、8月18日の岩手日報紙1面コラム、風土計氏曰く
「最近のアクセントでどうも気になることがある。雇用、予算、支援、指導など語の初めを高く発音するのを耳にする。アクセントは地域性や個人差があるから目くじらを立てるものではないと思うが、政治家がよく使っているようだ。コヨウを生むためヨサンの面でシエンするようシドウを・・・などという。語の前の方にアクセントがあると、印象が強くなり演説調に向いているからではないか。日本語のアクセントは若者を中心に平板化する傾向にあるが、政治家は逆の動き。その言葉が指す事柄を論点、争点としたいからであろう。政治家のアクセントに違和感を持った時は、善きにつけあしきにつけ意図があると思った方がよい」
私も最近の政治家さんたちのアクセントには違和感を感じていたが、そこに何らかの意図が隠れているとまでは考えたことがなかった。
なるほどな。 風土計氏の慧眼に驚く。
このような語の頭にアクセントを置く傾向は何と言うのだろう?
ぽんぽこ化現象とでも名付けてみようか。
しかし最近は、政治家ばかりではなく日本語の発音の基礎と言われているNHKのアナウンサーのアクセントにも首を傾げることが多い。
例えば「東電」の発音。
特に大震災後顕著になったと思うのだが、トウデンと頭の方にアクセントが置かれていてはなはだ落ち着かない。
ネットで検索すると、私と同じような違和感を抱いている人がかなりいる。
昔から「東電」はフラット、もしくはトウデンだった。
東京電力の発音は決してトウキョウデンリョクではないし、東大のこともトウダイとは言わない。
北電、関電、中電、九電も頭にはアクセントを置かないと思う。
なぜここにきて東電だけ急にぽんぽこに化けてしまったのだろう?
東電は一企業の略称でしかないから、アクセント辞典にも載っていないと思う。
フラット化、ぽんぽこ化のどちらが正しいかを判断する基準もない。
それゆえに目くじらを立てるほどの問題ではないのかもしれないが、一日に何度もトウデンと聞かされると、私は体中がむず痒くなってくるし、はっきり言って気持ち悪い。
岩手日報の風土計氏は、語の前にアクセントを置く場合(つまりぽんぽこ化)には「その言葉が指す事柄を論点、争点としたいからであろう」と分析していた。
確かにトウデンさん、身から出たさびとは言え、ここ何年も厳しい論点、争点の的とはなっている。
世間からトウデンと呼ばれている限り福島の危機は終わらない!
ところで同じく18日、NHK高校野球中継で弘前学院聖愛(青森)×延岡学園(宮崎)の試合を見ていたとき、アナウンサーが最初から最後まで弘前学院聖愛高校をセイアイ高校と発音していた。
なにか非常に間が抜けている感じ。本当にこのアクセントで正しいのだろうか?
聖職とか聖人の例を参考にして考えると、ぽんぽこではなくやはりフラットで発音するべきではないだろうか?
それにしてもNHKでは、放送前には地名とか人名とかグループ名だとかの正しい読み方やアクセントなどの厳しいチェック機構があると聞いていたのだが。
あっ、もしかしたらアナウンサー氏、セイアイと発音することによって「性愛」の語との区別をはっきりつけたかったのかもしれないな(なんちゃって)
それにしても聖愛高校の生徒さんや関係者はどのように発音しているのだろうかと、気になって気になって仕方のないnihao。
そこで実際に弘前学院聖愛高校に電話して確かめることにした。
残念ながら試合は負けてしまったが、聖愛高校では、応援や問い合わせ電話の対応には生徒さんたちが手分けして当たっているようだった。
私の電話にも、礼儀正しく元気のよい男子生徒さんが出てくれた。
私はもちろん「負けて残念でした。でもまた頑張ってね。」と労をねぎらってから、本題の「皆さんは自分たちの高校の名前ををどのように発音しますか?」と質問した。
すると「セイアイとは言いません。セイアイ高校とフラットで発音します。」との予想通りの答が返ってきた。
ほらね、NHKは大きなミスをしたことを知るべきだ。
ひところクラブとかカレシとか、発音のフラット化現象が問題にされたことがあったが、このような語の頭にアクセントを置くぽんぽこ化現象(by nihao)も、もっと問題にしてよいのではないだろうか。
言葉のアクセントは、結構語感に染みついているものなので、ヘンなアクセントを耳にすると違和感を感じるのだと思います。
中国語なんかもっと複雑だから大変ですよ。
そういえば「ga」と「nga」は音楽の時間に厳しく教えられました。
歌の時は絶対に「nga」と歌わされましたが、今の子供たちもそのように教わっているのかなぁ?
トウダイだと東大なのか灯台なのか。
「トウダイに入学する」なら、どこにアクセントがあっても東大だと思いますが、「トウダイに行った」ならどうでしょうね。
言葉で思い出した事があります。
まだ学生の頃、大勢でワイワイ騒いでいたころの話です。
某国立大生のA君が同級のB君に「柿食えば友が来るなりくれという」と言ったのですが、B君は「『なりくれ』とは何だ?」と言うのです。友が来る、で区切ってしまったからでしょう。そしてそう思い込んでしまったので、いくら説明しても分かってはもらえなかった。
最近は私も思い込みが強くなってきているような気がします。気をつけなくては・・・
しかし政治家さんたちの使う ヘンなアクセントは気になります。
方言(関西弁など)は 文章としての音の流れで違和感なく聞き取れるように思います。その音の流れと関係ない単語のアクセントが入るから 耳障りに思うのでしょうね。
ただ、最近よく耳にする言葉は、PCで作られているそうなので、だんだんヘンになっていくのかもしれませんね。(カーナビ、バスや電車の案内etc・・・)
中国語だと四つのアクセントがあるので使い分けがとても難しく大変慎重になるのです。
そのせいでさっぱり進歩しない(?)
日本語は総じて平板な言語ですが、だからといって勝手にぽんぽこ化してよいとは思えないのですが・・・
東大に行った(入った)と言っているのに灯台に行ったとしか思われない人は哀しい(笑)
>「柿食えば友が来るなりくれという」
B君はこれが有名な俳句のパロディであることを知らなかったのですね。
A君のせっかくのユーモアもB君の無知によって台無し。やっぱり無知は恥ずかしい。
我が家では私たち夫婦がフラット派で子供たちがぽんぽこ派なのですが、娘に言わせれば東電職員がぽんぽこ派で言っていたと・・・
関西のアクセントは確かに違いますね。
関西では犬ーい・ぬー高・低 雨ーあ・めー低・高のように、二文字の単語のアクセントの高低は逆になっているのが多いみたいです。
それに関しては、あらかじめ方言と理解しているので全然違和感はないのですが、一応標準語の基準となっているNHKのアナウンサーの話す言葉だとものすごく気になります。
時代とともに言葉は変わりますが、アナウンサーのアクセントも変わっていくのですねぇ。
>カーナビ、バスや電車の案内etc・・・
えっ、カーナビのお姉さんの声はPCによる作り物なのですか?
今まで私、お姉さんに逆らって運転すると一生懸命あやまっていたのですが・・・
着眼点と検討内容という、本体の評価は勿論ですが、それを下支えする事実と行動、
> こで実際に弘前学院聖愛高校に電話して確かめることにした。
きっと、「なぁ~んてね」的なオチにつながるのだと思いました。「と思ったくらいですよ(実際にはしなかったけれど)」くらいの意味かな、と。
しかし、本当に電話したのですね。このへんもまた、素晴らしい!
因みに「nga」は「鼻濁音(びだくおん)」というやつで、今は辛うじてアナウンサーがそういう教育を、比較的厳しくされているようです。それでもできていない人を時々見かけますが。
「鼻濁音」という言葉とそのものの存在だけは、この10~20年にちょっと注目されて認知度はあがったようですが、できている人は多くなく、どうやらこれも絶滅危惧種のようです。
さらに、最後のおよよさんへのコメント、
> 今まで私、お姉さんに逆らって運転すると一生懸命あやまっていたのですが・・・
うううん、これもまた、「なんてね」なのか、それともマジなのか・・・。
こうなるともう、上質の純文学の味わいと筆致です。
不可思議の世界に連れていかれて、そこで放り出されたような
ますます腕を上げていらっしゃいますね!
傑作だなんて照れくさいですが、褒められることは幾つになっても嬉しいことです。
>不可思議の世界に連れていかれて、そこで放り出されたような
上質の純文学の味わいと筆致だなんて、本当の作家さんだってこんなに褒めてはもらえません。
闘魂さんは褒めるのがお上手で、私、すっかりいい気分です
お調子に乗ってどんどん書ければよいのですが、それが出来ないのが悲しい・・・
アクセントに関してはいつか書きたいと思っていたのですが、新聞で風土計氏のコラムを読んだ同じ日に聖愛高校の野球があって「いつ書くの?」「今でしょ!」と張り切ってみました。
アクセントに関しては諸説あって判断に難しく、関係者、当事者に確認することが一番正しいことだと思ったのです。
弘前にはよくでかけますし、聖愛高校の前も通ったことがあるので、電話をかけることには躊躇はありませんでした。
とは言ってもここはやっぱり津軽。
地元の人たちも統一した言い方はないみたいなので、自分の高校の名前を正しく発音してもらいたいのなら、聖愛高校側からの働きかけが必要なのかもしれません。
そもそもその通りで、私も数年前に本屋を3軒まわって安くない「アクセント辞典」を探し出して買いました。もっともそれが過日、必要となって探したらどうしても見つからず、結局ネットで見つけ(無料公開)、また母の持つ電子辞書にも入っていて、あの努力と金はいったいなんだったのか、と思っていますが。
で、「そもそもそうである」上に固有名詞については特にそう。そして方言については特別、ですから、たしかに当事者に確認するしかない。それでもその「ひとつ得た答え」が本当に正解であるかどうかも、慎重に吟味検討する必要があるのでしょう。
これからも、思い出したら覗く形なので反応が遅くなりますけれど、楽しみに拝読します。
以前は隔日で更新していた時もあったのですが、そんな勢いはどこかに行ってしまいました。
闘魂さんがいくら褒めてくださってもコンスタントに書けないのは、やはり素人芸だからでしょう。
私も自分のペースでのんびりと書きますので、どうか思い出した時にはのぞいてください。
今後ともよろしくお願いします。