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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

世界一おバカな犬

2008-02-29 11:00:01 | 読書
 2月最終日です。
今年は4年に一度のうるう年。
地球が太陽を1周するには約365日と6時間かかります。
このままだと4年間で約24時間の不足になり、この不足分を調節するのがうるう年です。
一日多い今年は、一日損をしたような気分になる私。

 仕送りだけで暮らしていた学生時代も、主婦になって夫の給料だけでやりくりしていた節約時代も、2月になると、一息ついて得したような気持ちになりました。
一定の収入の中で月の日数が少ない2月は、ピンチの家計においてはまさに
お助けFebruaryなのです。
働かずして同額の収入を得る2月は、サラリーマンにとっては嬉しい月です。
 
 友人M嬢に、2月がいかにお得な月であるかを語ったところ
「それは、お気楽サラリーマンの妻だからこそ言えること。私のような日給制労働者にとっては、稼ぎの足りない残酷Februaryなのよ!」
と反撃されました。
  .......ああ、そうか。そうとも言える。スミマセン........

 さて今月は6冊の本を読みました。
日本のミステリー3冊・海外ミステリー1冊・英国小説1冊・米国ベストセラーノンフィクション1冊です。

 日本のミステリーは、最近お気に入りの貫井徳郎さんの作品を2冊。
宗教や医療を題材とした重い作風が魅力的な作家で、いずれ東野圭吾さんのように大ブレイクすることは間違いないと思います。
フランク・コットレル・ボイスの作品で、映画化された『ミリオンズ』も読みました。
イギリスでは児童書として刊行されたそうですが、大人も充分楽しめる作品です。

 弟の推薦で『マーリー』(~世界一おバカな犬が教えてくれたこと~)を読みました。【マーリー

 愛犬家は、愛犬の一挙手一投足を観察し、お利口かおバカかの判断を下しては一喜一憂するものですが、マーリーの制御不能なおバカぶりは強力です。
珍騒動ばかり巻き起こす愛すべき問題犬と、温かく見守る家族たちの交流は感動的、笑えて泣ける愛犬家(愛犬家でなくとも)必読の書です。
通常の愛犬家エッセイは、愛犬の優秀さを強調して感動させるものが多いのですが、マーリーと比較したらウチのももちゃんの方がずっとお利口だと、飼い主としての私の劣等感が払拭されました。
でもマーリーのダメぶりを読み進むにつれ、世界一の名犬にも勝る強烈な魅力に心惹かれていくから不思議です。

犬は数多くの幸せな時間と思い出だけを飼い主に提供して、その短すぎる一生を終えていきます。
老いて召されていくマーリーの姿に涙しながら、私も、ももちゃんの命が尽きる日まで、今の一瞬一瞬を大切にしていかなければならないと誓いました。




サンボンネット・スー

2008-02-27 09:40:01 | 手仕事
                  


 久しぶりに針仕事をしてみました。
サンボンネット・スー(日よけ帽をかぶったスー)というパターンで作ったキーホルダーです。
女の子のスカートの中に、キーが4本収まります。
サイズは7㎝×10㎝、小さくて簡単。1日で2個出来ました。
制作費は、100円ショップで買ったキーホルダー代のみです。
軽くて使い勝手も快適です。なによりも愛らしい!
ただし車を運転する時には、スーちゃんが逆さまになって揺れるので可哀想。

 私は年甲斐もなく少女趣味です。 
このような可愛いグッズを持ち歩くと、とても気分が浮き立ちます。
『大草原の小さな家』のローラや『赤毛のアン』を連想させるサンボンネット・スーのパターンには特に愛着を感じます。
バッグやポーチはもちろんのこと、クッション、ペンケース、キッチングッズなどたくさん作った筈なのですが..........作品を探してみたらひとつも見あたりませんでした。
気前よく友人達にプレゼントしてしまうので、手元に残らないのが悩みのタネです。

 しかし手作りの品をプレゼントする時は、細心の注意が必要です。
全ての人が皆、手作り作品を歓迎するとは限らないからです。
お金のかかっていない手作り品には価値が無いとみなす人は必ずいますし、作品にこめられている真心を重く感じる人もいるはずです。
時間をかけて心をこめて作ったものが、どんな高価なものよりも価値があるという、製作者の陥りやすい独りよがりは、時として裏目に出ることがあるのでご用心です。

 姑の介護中は、大好きなパッチワークを控えていました。
今回の小品製作は、実に2年ぶりの針仕事です。
自分の時間を手にしたとはいうものの、最近はすぐ眼が疲れたり肩こりがひどくなるので、針仕事は自重しています。
読書とPCを楽しむためにも目は大切にしておかなければなりません。
身体は使えば使うほど鍛えられ、頭は使えば使うほど良くなります。
まったく道理に合わないことだと思うのですが........

 なぜ目だけは、使えば使うほど悪くなるのでしょう?


 

文旦マーマレード

2008-02-25 12:30:19 | グルメ
 例年この季節になると、義妹から土佐文旦が届きます。
手のひらに乗り切らないほど大きい文旦を眺めていると、間近な春の到来を感じて嬉しくなります。

 日本の果物は、糖度の高さに商品価値があります。
しかし文旦の甘さは控えめで、初めて頂いた時には、その酸っぱさに目が中央に寄って口がすぼんでしまいました。
北国在住の私は、リンゴやメロンの味には精通していますが、南国の果物の味には馴染みがありません。

 ....文旦って砂糖をかけなければ食べられない果物なんだ....
と自分に言い聞かせながら頂き続けて3年目。
私はどうしても疑問を解決したくなって、段ボールに書いてある生産者組合に長距離電話をかけました。

 クレーマーではないことを強調しながら
「全然甘くなくて美味しくありません。どのようにしたら美味しく頂けるのでしょうか?これが文旦本来の味なのでしょうか?甘い文旦はないのでしょうか?」
正直に感じていることを話しました。
組合の方の対応は丁寧でした。
文旦の特徴や生産への熱意を聞かされ、私も納得させられました。
しかし住所氏名を明らかにした訳ではないのに、翌年からの文旦は、なぜか大変甘く美味しくなりました。
もしかしたら私の一言が生産者に届いたのかもしれません。
それ以来、とても爽やかな甘さと上品な春の香りを楽しんでいます。

 生鮮食料品を買い求めた場合、往々にして当たり外れはあるもので、それは仕方のないことだと思っています。
以前北海道から送られてきたじゃが芋の品質が、例年よりひどく劣っていたことがありました。
こんな年もあるだろうと諦めていたところに、大勢の消費者からの苦情に対応した生産者から、詫び状とともに新たなじゃが芋が届きました。
消費者の厳しい目が、生産者の姿勢や技術の向上に繋がるのは歓迎すべきことですが、厳しい自然条件下で生産されている野菜や果物の質が、常に一定の高品質を保てる筈がないのは至極当然な話です。
農家の方々のご苦労を想像すると、「おっ、儲けたぞ!」と小躍りして喜んだ自分を反省しました。


                
        
 出来たてほやほやの土佐文旦のマーマレードです。
果肉を食べた後の文旦の皮は、捨てずにマーマレードを作ります。
部屋中に春の香りが漂いました。 



今日は何の日?

2008-02-23 11:35:02 | Weblog
 「皇太子さまは23日、48歳のお誕生日をお迎えになられました.....」
とは今朝のニュース。

 え~っ、今日は皇太子さまの誕生日?それは大変だ!
お祝いの電話をかけなければ!
お祝いの品は何がいいだろう?
お祝いのお膳のメニューは何にしよう?
ニュースを聞いて慌ててお誕生日の算段をするのが、私の昨年までの習いでした。

 2月23日は婆婆の誕生日です。
今年から、またひとつ大切な記念日が消えました。
うっかり者の私が婆婆の誕生日を思い出すのには、ニュースの力が必要でした。

 ★長女の婆婆に兄さんいない    (2月23日)
と覚えるよりは
 ★婆婆と 同じ日生まれの 皇太子
と覚えた方がインパクトが強い。

 ふだんは新聞もニュースも見ない日の方が多いのに、この日だけは不思議と見落とすことがありませんでした。
忘れたふりも出来たのに、婆婆が一番望んでいること(みんなで賑やかに過ごす時間)を、知って知らぬふりは出来ませんでした。
子どもたちには早く帰宅するように連絡し、夫にはケーキを買ってくるように手筈して、例年急拵えのささやかな誕生パーティーを開いたものです。
もちろんニュースで思い出したことは内緒です。

 昨年の私のブログを読んでみたら、この時期の婆婆が、機能回復を夢見て一生懸命リハビリに精を出していることが書いてありました。
「死にたいけれど死ぬ気がしない。嫁子さんよろしくね。」
と言うのが、疲れを知らない体育会系婆婆の口癖でした。
しかしこの頃の婆婆は、もう決して自分の生年月日を正しく言うことは不可能でした。
 
 少なくとも後2・3回はお祝いをすることが出来るだろうと楽観していたので、本日の婆婆不在の誕生日は残念な限りです。
 
 今日は終日、婆婆の大好きだった童謡・唱歌のCDを流してあげましょう。



ボケてます!

2008-02-21 12:30:02 | Weblog
 夫の様子が最近ヘンです。
まず....とても大事な仲間達との飲み会の約束を忘れていました。
結婚してこのかた、夫が飲み会を忘れたのは初めてのことです。

 ある日は....朝寝坊して起きてきて
「おい!大変だ!仕事に遅刻するぞ!」と大騒ぎ。
「今日は日曜だ!」と教えたら、恥ずかしそうに自室に戻っていきました。

 またある日は....リサイクル業者の車を呼び止めて、物置に放置していた3年前の古い夏タイヤを回収してもらいました。
数時間後に青ざめました。
「ああっ!オレはなんて馬鹿なんだ!絶望だ!」
あろうことか夫は、新品のタイヤの方をホイルごと出してしまったのです。
「追いかけてタイヤを取り戻してきてよ!」
と絶叫した私。でももう後の祭りでした。

 注意力と記憶力に関しては、夫は私よりずっと優れていると敬意を払っていたのに、退職を目前にして緊張の糸が切れてしまったのでしょうか?
それとも忍び寄る恍惚化?

 しかし老いの現実問題は、夫だけに限ったことではありません。
自分のミスを告白するのに夫の例まで持ち出して、ボケの道連れにしようとするのは姑息な手段だとは思うのですが、私も訂正しなければならない恥ずかしい事態が生じました。
実は1月23日の記事(帽子の欠点)の帽子製作に関して、全く私の思い違いであることが判明しました。

 以前、羊毛フェルト講座に一緒に参加した友人M嬢に
「また今年も一緒に行って、フェルトの帽子を作ってこようよ!」
と誘ってみたところ
「何言ってるの?帽子なんか作ったことないわよ!」
と意外な言葉が返ってきました。
はは~ん、どうやらM嬢も夫同様恍惚化したらしい。

 私は3年前の講座の内容を詳しく説明して、彼女の記憶を取り戻してあげようとしたのですが、私とは全く異なる記憶で反論してくるばかりです。
「あのね、あの帽子はね、先生から4000円で買ったのよ!」
彼女の最後の一言で、私もやっと夢から覚めました。
......そうだ!私はマフラーしか作っていなかった......

 なぜこのような錯覚に陥ってしまったのかは定かではありません。
3年間愛用しているうちに、いつの間にかとんでもない思い込みをしてしまったのは確かです。
しかし、あの写真と記事を読んで
「凄いわねえ、nihaoさん!」「器用なのね、nihaoさんは!」
「羊毛フェルトって簡単なのね!」
と勘違いされた方がいらしたら、本当に心からお詫び申し上げます。
恥ずかしくて恥ずかしくて、帽子の記事は今すぐにでも削除したいのですが、反省と自戒を込めて当分の間そのままにしておきます。
 
 帽子以外の作品は、すべて私の手仕事に間違いありません!
(いや......本当にそうだろうか?自信がなくなってきたぞ.......)

 

カレーなる一族

2008-02-19 10:30:00 | おすすめ記事
          
                
 
 友人M嬢とインドネシア料理講習会に参加して、ジャワカレーを習ってきました。
鶏肉・たけのこ・いんげん・茄子・人参などの材料を、スパイスやココナッツミルクで煮込んだヘルシーで美味しいカレーです。
日本人の口に合うように和風だしを使用したので、本格ジャワカレーというよりは和風ジャワカレーです。
 
 インドネシア人講師さんのキャラクターが底抜けに明るく元気で、寒い冬のひとときが南国気分で盛り上がりました。
インドネシアが1万7千以上の群島国家であることとか、中国・インド・アメリカに次ぐ世界第4位の人口を持つ国家であることを知ったのも、異文化交流ならではの成果です。

 カレーの思い出と言えば『夏休みの自由研究』です。
我が家の二人の子どもたちは、いずれも小学校の高学年の時『我が家のカレーランキング』なるグルメ研究をしました。
これは、スーパーで販売されている全種類のカレールー(甘口限定だったかな?)を買い求め、外箱に記されているレシピ通りにカレーを作り、全員で試食し評価採点し、どこの社の製品が一番美味しいか、家族が一番好むカレーはどれかを探究し決定するという画期的な実験でした。
平成元年あたりの頃で、用意出来た市販のカレールーは12・3種類ありました。
 
 子どもたちがカレーを通して毎日の食事に興味を持ち、嗜好や味覚の違いなどを解明し、今後の食生活にも関心を抱いてくれるなら幸いと喜んで協力することにしました。
しかし来る日も来る日もカレー攻め。
家族全員神妙な顔つきでカレー鍋を囲んだ、超ハードな自由研究でした。
もちろん調理は子どもたち、司令塔は私でしたが、日を追うに従いいつの間にか私が調理、子どもたちが司令塔と立場が逆転してしまいました。

 寒冷地の子どもたちの夏休みは20日間ほどしかありません。 
しかし体力的に、連続カレーは3日が限度。
このミッションを素早く簡単に終了する方法は、まず大鍋で材料を煮てから幾つかの小鍋に分け、それぞれに各種のルーを投入。
一度に数種類のカレーを作り、少しずつ試食するのがベストだ!と思いついたのは.........最後の日でした。

 この自由研究は学校でも評判となり、クラスメートたちにも大いに刺激を与えたようでした。
翌年の夏、息子は
「今度はカップラーメンのグルメ研究をしたい!」
と言い出しました。

 しかしこれは栄養的・教育的配慮の下、一言にて却下!


四つのお願い

2008-02-17 10:30:03 | 家族・友人
 昨夜3月で退職する夫のために、夫の職場の方々が退職祝いの会を開催してくださいました。

 以前からいろいろ計画して、35年間の履歴を調べてくださっていた上に、夫の仕事の足跡や日常の行状などの評価を、ユーモア溢れる『通信簿』にしてくださいました。
退職後は海釣りを楽しみにしていますが、立派な釣り竿とリールのプレゼントもありました。
また夫には内緒で、過去の職場でご一緒した懐かしい方々からのメッセージも集めてくださいました。
年度末でなにかと忙しい時期なのに、気遣いに溢れた心温まる会を計画してくださった同僚の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
人生最良の美味しいお酒をいただいて、ご機嫌の千鳥足で帰宅した夫でした。

 数日前、夫の職場のB女史から電話がありました。
「ご主人に内緒で、いろいろな方々からメッセージを頂いているのですが、奥様からも是非ひとこといただきたいのです。
字数は100~200字で、内容は泣かせてくださってもよし、受け狙いで笑わせてくださってもよし............」

 そ、そんな!そんな恥ずかしいこといやだ!

 まさか私にまでお鉢が回ってくるとは思ってもいませんでした。
本当はお断りしたかったのですが、一昨年の夫の急病や昨年の婆婆の死去に際しては、B女史はじめ職場の方々全員に、どれほどご迷惑ご心配をおかけしたか計り知れません。
私は、丸二日頭を抱えながらあれこれ悩む羽目となりました。

 欧米人と違って日本人の多くは、家族に対して素直に愛や感謝を表現することが苦手です。
「私はこよなく豚マンを愛す」みたいなことは平気で言えるのに
「私の夫は世界一。こよなく優しく温かく支え続けてくれる大切な人」的な欧米式表現方法は、馴染みがないどころか嘘にしか聞こえてきません。

 考えてみれば、夫に手紙を書いたことなど一度もありません。
ともに歩んできた来し方の数々の思い出はよぎっても、夫の晴れ舞台にふさわしい文面など、何一つ浮かんできません。
結局は、いつものねじれた自分流のスタイルを通すしかありませんでした。
はたして夫は、妻の深い愛と感謝の気持ちをくみ取ってくれたでしょうか?

        
       ************【四つのお願い】************

   長い間お疲れさまでした。
  一馬力でよく頑張って働き、家族に人並みの暮らしをさせて頂き
  心から感謝しています。
   これからはよき私人として趣味を楽しみ、よき家庭人として
  私たち家族を助けてください。

  (1)退職金・年金は全部私に頂戴ね
  (2)自分のことは自分でしてね
  (3)妻の時間を邪魔しないでね
  (4)身体に気をつけて長生きしてね 



お墓に行こう!

2008-02-15 11:00:00 | Weblog
 今日は舅の命日です。
数日前から緊張感が漂っていた私。

 嫁の立場として、絶対忘れてはならないのが義父母の命日です。
娘としては、実父母の命日もちょっとあやふやになってしまって、弟夫婦にお任せ状態ですが、嫁ぎ先のメモリアルに関しては私の責任は重大です。
「あっ、忘れた!」では済まされないプレッシャーが、じわじわと私を締め付けてきます。
特別なことをする訳ではありません。
同じ墓に入る者として、せめてこの日ぐらいは真摯な態度で掌を合わさなければならないと考えています。

 私は、数字や日にちを記憶することが苦手です。
最近は自宅の郵便番号・所番地・電話番号すらなかなか出てこなくて焦ります。
外出先の公衆電話ボックスの中で、ぶ厚い電話帳から自宅の電話番号を探してかけた時は情けなくなりました。
以前数字の得意な友人が、一度だけ聞いてメモした10桁の電話番号に、翌日メモを見ないでかけることが出来たと自慢していました。
なんという神業!尊敬の念を禁じ得ませんでした。

 別に忙しい訳ではないのに、家族の誕生日・記念日等をことごとく忘れます。
忘れたふりをすることもあります。
ここのところ給料日とボーナス日も忘れています。
これは必要経費が減少した我が家の家計の好転ぶりを証明するものです。
しかしこの現象も後1ヶ月でストップ。3月で夫は退職です。

 忘れると不便、忘れてはいけない数字や日にちは語呂合わせをして覚えることにしています。 

 例えば
舅の命日......爺爺の命日 お墓に行こう!   (2月15日)
姑の命日......婆婆の人生 いい      (11月6日)
筋トレサロンの会員番号......ぜい肉よ 去れ! (294番)
 
 滑稽な語句とリズムで唱えているうちに、苦手な数字が具体化されてくるので、今では家族全員の11桁の携帯番号も諳んじられます。
 なかなかいいアイディアだと自己満足しているのですが、最近は語呂合わせした字句すら思い出せなくなっているので始末に負えません。

 さて、これからお花とお線香を持って爺爺のお墓に行ってきます。
あっ、雪かき用のスコップも忘れないようにしなくては!



レッスンバッグ

2008-02-13 11:30:01 | 中国語
              

 
中国語のレッスンに行くときに使用するレッスンバッグです。
中日辞典、日中辞典、テキスト、数種類のノート、筆記具を入れるとかなり重くなるので、キルトを丁寧にして耐久力をもたせました。

 語学を学習する者にとっては、常に辞書を携行するのは常識です。
しかし........常識とは無縁なのが私、及び仲間たち。
 
 「重い辞書をいつも持ち運ぶのは面倒だわ。 
肩関節脱臼になったらコトだし。
解らないときは先生に聞けばいいのよ。」
と、何年間も辞書を持たないでレッスンに参加するのが常識となっていました。

 ある日、なんだかやる気の薄い講師に、授業の方法を改善してほしいと注文を出したところ

 「あなたたちは本当に勉強する気持ちがあるのですか!
私の授業の方法よりも、みなさんの態度の方が問題です!
辞書も持たないで授業に参加するなんて。
いったい語学の勉強をどのように考えているのですか!
そんなことだからいつまでたっても上達しないのです!

 思わぬ反撃をくらいました。
お説ごもっとも.......全員頭を下げたまま痛く恥じ入りました。
学習者の本分にもとる行いを反省し、以来全員、大きなレッスンバッグで辞書を持ち運んでくるようになりました。
私も急いで丈夫なレッスンバッグを仕立てた訳です。

 机の上に所狭しと辞書を並べれば、それだけで不思議と緊張感がみなぎってきます。
講師に質問するよりも先に辞書に手が伸びるようになったので、みんな辞書を引くのが早くなりました。

 遊び半分で浮ついたカルチュアおばさんの本質を、年若い留学生に厳しく糾弾されたことは大変意義あることでした。
この留学生が現在の私たちの講師です。
日本のおばさん族には適わない、中国人女性特有の強靱な精神の持ち主です。




全国犬ぞり大会2008

2008-02-11 18:25:11 | Weblog
              


 『全国犬ぞりフェスティバルin金ヶ崎』の写真です。
3連休のうち2日間は、自宅から車で2時間かかる大会特設会場に通い詰めました。

 『全国犬ぞりフェスティバル』は今年で14回目の開催。
雪国の特性と地域性を生かしたワンダフルな町興し行事です。
金ヶ崎町の冬の観光イヴェントの目玉として年々人気を得ています。
今回初めての犬ぞり観戦体験でしたが、大自然の中で、人と犬とが一体となって競い合うスポーツの魅力を満喫しました。

 レースは、距離が2㎞と7㎞。二頭・三頭・四頭・六頭引きなどで行われ、2日間の合計タイムで勝敗を争います。
競技前の犬たちは、早く走りたくて大変高揚しています。
人間だけが楽しんでいるのではなく、当の犬たちが、このレースを一番待ち望んでいる気持ちが伝わってきます。
6頭の犬が全速力で7㎞の雪原を駆け抜けるのには10数分かかります。
観客は、レースのスタートとゴール地点でしか見学出来ませんが、姿が見えなくなった広い雪原の彼方で、彼らがいったいどんなドラマを繰り広げているのかと想像するとドキドキします。

     


 レースを終えて、飼い主さんの車に誘導されていく犬たちです。
レース前の元気と意気込みはどこへやら。
頭を地につけ、低い姿勢の四つん這いで息も絶え絶えといった風情です。
真に疲労困憊した犬の姿というものに初めて触れました。
「よく頑張ったね!」
観客達の温かい声援が自然に飛び交います。

 20年ほど前、『動物のお医者さん』(佐々木倫子原作)という少女コミックが発表され大変評判になりました。
北大獣医学部をモデルにしたと思われる学生・教授たちと、その仲間の動物たちの暮らしが愛情とユーモアたっぷりに描かれているコミックで、2000万部以上の売り上げを記録したそうです。
北大獣医学部の入試倍率が急増するという社会現象が生じたり、主人公の飼っていたシベリアンハスキー犬人気が一大ブームを巻き起こしました。
私も般若顔のチョビという名のハスキー犬の大ファンでした。
犬ぞり大会に行けば、きっとたくさんのチョビたちに会えるだろうと期待感でいっぱいでした。

                
 

あっ、いました!
おいぬ君とこいぬちゃんという名前の、しなやかな体のとても美しいハスキー犬父娘です。
満足する写真が撮れるまで、優しい飼い主さんが私に協力してくださいました。

 一説によると、ハスキー犬はあまりお利口ではないという不名誉な噂が流布しております。
迷い犬の問い合わせが全犬種中一番多く、逃げ出して自宅へ戻れなくなった野良ハスキーがたくさんいるからです。 
しかしこれは大いなる誤解
忠実にして自立心旺盛なハスキー犬は、時として野生の血に駆り立てられ、荒野を目指して放浪の旅に出てしまうロマンティックな犬なのです。

 青空を飲み込んだかのような神秘的なブルーの瞳を持つハスキー犬たちを、飽かず眺めていた二日間でした。