平成25年3月29日、オットー本日、第二の職場の方も定年となり、ついに完全退職の日を迎えました。
岩手山が青空にくっきりと美しい朝です。
長い間ご苦労様でございました。
今朝もいつものようにちょっと肩を落としゆっくりとした足取りでバス停に向かいましたが、明日からは天下晴れて自由の身です。
今後は好きなことをやりながら、どうかごゆっくりお休みください。
・・・と面と向かっては恥ずかしくて言えないので、背中に向けてそっと声をかけておきました。
オットーに今朝の心境を問うたところ
「明日から何をすればよいのだろう?」
少し心配そうにしておりました。
本人は70歳くらいまで働ける感じがしているようですが、実際は今が辞め時でありましょう。
さてこれからは毎日が日曜日。
個性と指向性の全く違う、出たがり夫と居たがり妻の日常生活は一体どうなるのだろうかとちょっと不安です。
私も出来るだけつきあうようにはするつもりですが、オットーにも一人の時間を充実させる楽しみを持ってほしいと思います。
炊事や掃除の仕方なども追い追いと学んでいってほしいと思っています。
以前大島渚さんが良いことを言っておられました。
正確に思い出すことは出来ませんが、だいたい以下のようなことです。
「夫婦は二人三脚で協力して歩むことが望ましい。
しかし隣り合う互いの足は結ばれているものの、もう片方の足はそれぞれの意志で自由にどこへでも歩いて行けることを尊重しなくてはいけない。」
夫婦における自由と束縛、自立と共生の関係についてうまく言い表している言葉だと思います。
夫婦間でこういう道理がきちんと育っていると、〈亭主在宅拒否症候群〉で悩む妻はかなり減るのではないかと思うのです。。
いよいよ来月から純然たる年金生活に突入です。
だいじょうぶだろうか? ちょっとまだ予測がつきません。
これからは本格的に生活改善をして慎ましく暮らしてしていかなければならないというのに・・・
ああ、無情! なぜこんな時に? ついにミシンが壊れてしまいました。
すでに30年選手なのですっかり疲弊しており、買い替えが必要となりました。
「何がなくてもまずミシン!」(nihao・座右の銘)
おしゃれなお姫様に仕えるためにもミシンのない暮らしは考えられません。
実はオットーの最後の給料がミシンに化けたこと、奴にはまだ内緒です。
タオル地で作ったバスローブ2点。姫様どうかお健やかに!