
ダンナが退職してからの懸案だった海外旅行。
私のパスポートの有効期限も半分過ぎてしまった昨年の6月にやっと実現した。
スイスかカナダどちらにするか散々すったもんだして、ナイアガラの滝とカナディアンロッキーの五泊八日のカナダツアーに決まった。
成田からシカゴまで約12時間

生まれて初めてアメリカの地に降り立った

入国審査なんて初めてだから添乗員とツアーの皆さんとダンナの後ろを金魚のウ○コよろしく、審査場のロープに並んで順番待ちしながらもキョロキョロとあたりを物珍しさ一杯で眺めてた。
さて、自分の番…

自動のATMみたいな機械がたくさん並んでる、空いたところに、係員のお姉さんに手招きされて、ダンナと一緒に操作する。
画面上で言語を選びタッチ
(日本語にホッとするが、けっこう分かりにくい)
観光か?乗り継ぎか?禁止物は持ってるか?とか、同行家族はあるか?とかYESかNOをタッチする
この辺まではなんとかうまくいったがパスポートを機械に載せて読み取らせるのが機械が反応しない!

載せる向きが違ったみたいだった。パスポートの自分の顔写真のページが画面上に出て確認OK
次に、指紋を撮られた
右手人差し指から四本画面で一本ずつ緑色に変わるとOKなのだかなかなか反応してくれない、モタモタしてたらダンナが係員を呼んだ!
「エクスキューズミー」 (あらぁ…英語だ…(笑))

係員のデカいお姉さんが「フフ~ン」とやってきて「ノノノ~」とわたしの指をぐいっと押さえたらやっと反応した。

指紋OKでホッとして機械を離れて、次の列の方向へ行こうとしたら、「ノノノ!!!」
え?何?

再度機械を指さされたので周りを見ると皆さん手に、レシートみたいな紙を持ってた…
どうやら、完了までいってなかった、ギズモ。夫婦(笑)

やり直しはスムーズ!さっきは指紋OKの次に顔写真を 撮ってなかったのだ(笑)
モニター画面上 の人型の部分に顔が納まるように合わせてOK…ダンナは上手くいって無事レシートが出た!
私の番…難なく指紋OK
顔写真も楽勝だい…だがしかし(笑)

カメラが上に付いてるので、背の低い私は、うまく画面の人型に入らない!
背伸びしてカメラにむかって仰け反ってみたり、まだモニターの人型の肩のあたりが私の頭だ。探したが踏み台もなく仕方ないのでピョンピョン飛び跳ねてみるが(笑)
またダンナが「エクスキューズミー」(笑)
さっきとは別のお姉さん黙ってモニター画面をぐいっと下向けた(笑)な~んだ(爆笑)
やっと自動コーナー終了して次の係官の所へ進む。ここでは機内で書かされた入国審査カードとパスポートを改めて提示し、ここでも指紋(親指も)タッチして顔ジロジロ見られて二人とも通過
さらに乗り継ぎするので三回目の審査があった。
添乗員が「機内で記入したカードとパスポート持ってますか」と言わなかったらわからなかったが
本来なら返してもらう入国審査カードを係員が返さなかったのだ!有り得ない!

しかし流石に添乗員
すぐさま、先ほど我々が通った係員のところにダンナと一緒に向かい係官に英語で何かまくしたてた(笑)

私は高みの見物(笑)
ダンナも身振り手振りで係官の足元の方を指差してる
なんと係官のゴミ箱にそれが入ってたのだ(笑)
無事書類を取り戻して、セキュリティーチェックに向かう。
添乗員は「日本人はほぼノーチェックですから」とのたまって、実際他の人達はスイスイ通過した
しかし、ダンナの次に私が通過しようとしたら
オットのカードに家族ありとなってるはずが、私のカードがないのか?とか!なんか言ってる??
ダンナと添乗員が戻って来た
何と!皆とは別の方へ行くよう指示されたのだ
(何でだ!)

添乗員は「大丈夫ですから、指示に従って下さい。たまに抜き打ちで回されるんです、ツアーの代表のつもりで行ってください!」
(そんな~)



仕方なく、ダンナと私は強面の防弾チョッキ着用のボブサップみたいなスキンヘッドの黒人係官と向き合った
つづく