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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

昆虫食

2013-08-26 08:40:00 | グルメ
 朝早く隣家の婆さん大奥様の訪問があった。
大奥様曰く
お宅の庭木に毛虫が大発生して道路にたくさん落ちていますよ。孫が気持ち悪がっているからなんとかしてください。」

 我が家と隣家との間には6メートル幅の行き止まり道路がある。
公共の土地だが我が家と隣家しか使う人はいないので、駐車場にしたり、バトミントンをしたり、冬にはかまくらを作ったりと大変便利に使わせてもらっている。
今は隣家の一年生の孫が自転車の練習に余念がない。
確かに白いアスファルトの上には蠢(うごめ)く緑色の物体が点在している。
私は少年の逞しい成長のためには、毛虫と出会うひと夏の体験が必要だと思う。
本当は「自分で退治しなさいよ」と言いたいところだ。

 どうやら毛虫の発生源は山椒の木。
山椒は美味しいし、えも言われぬかぐわしい匂いを放つ植物だから虫たちも大好きだ。
春先には注意して観察していたのだが、夏も過ぎ行く頃となったので油断していた。

      それにしても大発生だなんて大げさな。  
毛虫撃退スプレーをかけたら←このような虫が、数えられるほど(40匹ほど)落ちて来ただけだ。
見たくない人もいると思うので写真のサイズは小さくしておいたが(クリックで拡大)、よく見たらなんとお茶目で可愛らしいありさまをしていることか。
この毛虫、食べたらどんな味がするのだろうと、ふと考えて気持ちが悪くなった。なぜなら・・・


 国連はついに人口増加に伴う食料問題対策として昆虫食を推奨する報告書を発表した。
地球上ではすでに20億人が昆虫を食べていて、食用として用いられる種類の昆虫は1900種以上になるという。
タンパク質などの栄養価に優れているスタミナ食である上に、どこにでも生息して繁殖も簡単だ。
牛や豚と比べても、生育に必要な飼料はごく僅かで、環境に負荷もかからない。
昆虫食は理想的な未来食なのだ。

 やがて必ずやってくる世界的危機。
私たちはバッタやクモやセミやアリを食べて生き延びて行かなければならない。
ごきぶりの唐揚げとか? シロアリ(幼虫)ソースのパスタとか? とんぼの・・・
い、いや、危機に瀕した場合に調理する余裕などあるものか。
みんな必死な形相で先を争って取り合いになるのは、たった40年先のことだという。

 「不味くないのか?
それは食べてみないことにはわからない。
食べる前から先入観を持ってはいけない。
体験者は皆、口を揃えて非常に美味と言っている。

 「あのグロテスクな姿はなんとかならないか。食事が罰ゲームになるのは耐えられない。」
いや、現在珍味として愛されている三陸のホヤとかウニだって、最初は醜悪な存在だった。
いずれはあばたもえくぼとなり、その形態は問題にならない・・・というか、問題にする余裕もないほど深刻なのだ。

 もし私たちがいち早く昆虫食の日常化に取り組んだとしたら、世界の饑餓問題は大きく前進すると言われている。
欧米ではすでに昆虫食普及のイベントやキャンペーンを開催しているとのことだ。 

 豊食、飽食の日本の現状で、はたして昆虫食は実現出来るか?
虫を食べるとはおぞましや!」私たちは囚われた固定観念を払拭することはできるだろうか?

 先ずは知恵ある者たちが「理想の未来食&究極のダイエット食登場!」とかの魔法をかけ、新しい食のトレンドとして発信すれば、昆虫食にも日の当たる場所があるかもしれないと思う。








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6 コメント

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Unknown (およよ)
2013-08-27 08:26:32
昆虫食…ですかぁ・・・・
日本でも戦時下では イナゴやバッタを食べたとか、山間では貴重なタンパク源だとか…
このニュースは知らなかったのですが、先日 ふと、
エビを見ながら これって陸上にいたら虫っぽいなぁ…と思ってしまって・・・・だからと言って気持ち悪くて食べられなくなる、なんてことは無くおいしく頂きましたが!
初めから食べ物として認識していれば案外大丈夫かも?
ただ、本当に おいしければもっと普及したと思うのでやっぱ、お味の方は疑問が残るかな?

学校給食で出すのが普及には手っ取り早いかも・・・
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Unknown (うらら)
2013-08-27 10:09:00
烏賊はともかく、蛸なんかは姿を見たら“う~ん”と思うけれど、スーパーでは小分けして売っているので何とも思わず食べます。
昆虫だとは知らず、形が分からなくて、食べてみて違和感が無ければ食べられるでしょうが、昆虫って分かったら食べられません。飢え死にしても良いかも。

今年は札幌でも蛾の一種が異常発生したようです。
バーナーを使って退治しようとしたら、その火で木が燃えてボヤ騒ぎというニュースが流れたのは最近の事です。
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およよさんへ (nihao)
2013-08-28 09:09:28
私はイナゴは食べたことはないのですが、オットーは子供の頃母親に頼まれてイナゴ採集に行って、よく食べていたそうです。
イナゴとか蜂の子とか、日本でも今でも昆虫食をしている地域はあるようですね。

>学校給食で出すのが普及には手っ取り早い
およよさん、これは大変よいアイディアだと思います。賛成!賛成!
食育は早くからやらなければなりません。
それに「みんなで食べれば怖くない」し(笑)
献立名はちょっと洒落て『ファーブルランチ』とかにしたらどうでしょう?
しかしこれはPTAのお母さんたちが黙っていないかも。

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うららさんへ (nihao)
2013-08-28 09:15:47
動物の猟と魚の漁と昆虫採集・・・虫を採るのが一番簡単なのに、人類は肉食を好んで自ら食料危機や環境破壊を招いたと言えるのかも。
やっぱり昆虫食については真剣に考えなければ・・・って、次の世代の人はネ(笑)

数年前から、ミドリムシのクッキーとかサプリメントが流行しているという話を耳にします。
このミドリムシは動物でもあり植物でもある(光合成をする)珍しい生物なのだそうです。
とても栄養価が高いらしいのですが、名前にムシがつくとそれだけで敬遠したくなりますよね。
ラテン語ではユーグレナ(美しい目)と呼ぶそうですが、こちらだと全然抵抗がありません。
毎日戴くことになるとネーミングも重要だと思います。
食用のゴキブリも開発されているそうですか、ゴキブリという名前ではねぇ・・・
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昆虫食! (すずめ)
2013-08-30 09:07:59
う~ん・・・イナゴなら食べれますけど・・・
その他は・・・食べたくないです!

やがてはそんな時代もくるかもしれないけれど、私達、孫ひこ、やしゃご世代ぐらいは大丈夫でしょう、きっと。
大丈夫であることを祈る!(^^)
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すずめさんへ (nihao)
2013-08-31 08:33:18
国連が昆虫食を推奨してきたということは、食料危機は時間の問題なのでしょうね。
日本の現在の状況では想像もつきませんね。
ひこ孫、やしゃご世代は、もう昆虫食に突入しているのではないでしょうか?

すずめさん、イナゴを食べられるなら大丈夫!
探せばきっと、もっと美味しい昆虫が見つかると思いますよ。
ダイエットにすごくいいんだって!(笑)
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