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(ひよこ?)
まるまる太った二羽のひよこ。
仲よく内緒ばなしをしているように見えるが...産直で買った洋なしふたつ。
一ヶ月前の【同期会inサッポロ】の記事の中で、幼馴染みの暴露により、本人にも全く記憶にない非行少女nihaoのエピソードが暴かれた。↓
[当時の担任の小うるさい女性教師が、いつものごとくお説教をし始めた時、どうやら私は「またか...」と言う批判的な態度をとったらしい。
すると教師が、昔の生徒指導でよく使った常套手段で
「nihaoちゃん、私の話を聞きたくないなら家に帰りなさい!」
と怒ったそうだ。
「フン!」
すかさず私は捨て台詞を残して、ランドセルを背負って脱兎のごとく教室から走り去ったと......]
このようなアンファン‐テリブル (恐るべき子どもたち)なこと、本当に私がしたのだろうか?
ごめんなさいM先生...お元気ならば現在75、6歳だろうか?
私のこと、今でも覚えてくれているだろうか?
合唱が大好きで美しいロシア民謡をたくさん教えてくれた先生。
毎日10分『アンクルトムの小屋』を読み聞かせしてくれた先生...悲しくて悲しくてみんな泣いた。
豊穣の田園風景を前にして『実るほど頭を垂れる稲穂かな』と、人の生きる道を教えてくれたのもM先生だった。
もしかしたら私の情操の重要な部分を育成してくれたのはM先生だったかもしれない。
機会があったら昔日の無礼をお詫びしなければ...でも住所も知らないし...
我が弟嫁に何の気なしに先生との思い出話を聞かせたところ、その一週間後
「お義姉さん! M先生は今、メールにはまっているらしいわよ!」
名探偵・弟嫁は、M先生の携帯電話のメールアドレスを調べあげてきた。
私は嬉しくて、弟嫁がなぜM先生のことを知っているのかを詮索するのも忘れていた。
半世紀ぶりの連絡に携帯メールを利用するのは、今風ではあるが非常識ではないかと心配ではあった。
同期会で先生のことが話題にあがったことや、今もなおお健やかであると知って嬉しいと心を込めて伝えた。
我が弟嫁が、なぜか先生のアドレスを調べて教えてくれたことも伝えておいた。
M先生は私からのメールを殊の外懐かしがり喜んでくださった。
それ以来私たちはよきメル友の関係だ。
それにしても初回の返信メールで
「nihaoちゃんの弟嫁子さんは、私の妹婿といとこです。だから私たちは縁続きになったのよ。よろしくね♪」
と、突然M先生から親戚宣言をされたのには驚いた。
長い時間の中で、このような不思議な出来事が発生していたとは!
血縁関係こそないが、すごく分かりやすい親戚関係である。
そんなこと...私は全く知らされていなかった。私の兄弟たちも知らなかった。
弟嫁も以前からM先生とは親しくしていたのだが、私が教え子だとは知らなかったので話題に上がる機会がなかったのだ。
もし私が同期会を欠席していれば...
もし弟嫁に思い出話をしていなければ...
隠された親戚関係は明るみには出なかったはず、偶然って恐ろしいほど必然だ。
さてこうなると...かえって気安く50年前の話を切り出せなくなってしまった。