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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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ふざけんなよ奥さん!詐欺

2013-11-19 14:47:00 | おすすめ記事
 自宅固定電話に設定していた非通知拒否機能が何かの拍子に外れてしまったらしく、最近ひんぱんに非通知電話がかかってくる。
かなりしつこい。
高齢者夫婦宅と知った上でかけてくる架空請求詐欺とか還付金詐欺の電話ではないだろうか?
それとも「母さん、助けて詐欺か?

 0120 で始まる番号のセールス電話も非常に多い。
私は慎重な性格だから(?)騙されることはないが、うまい話にすぐ乗るオットーが電話を受けたら大変なことになる。
電話機の説明書を引っ張りだし、非通知拒否設定をし直し、あらたに0120番号の拒否設定も行った。
すると何と言うことだろう! どこからも電話がかかってこなくなった。
高齢者宅の固定電話はかくも狙われているということだ。


 昨日午前10時頃かかってきた電話は、見知らぬ番号の携帯電話からだった。

もしもし、オットーさんのお宅ですか?」感じのよい若者の声。「そうです
実は僕、財布を落として困っていたところ、オットーさんが拾ってくれたんですよ」 
いつのことですか?」「たった今です」 「あらっ、どこで?」 「中尊寺です

 いかにも怪しい。
だいたいオットーは今、自分の部屋でテレビを見ているはず・・・あっ、そう言えばさっき
ちょっと出かけてくる」と言って慌てて車を出す音がした。
だけど100キロも離れている中尊寺にいるって? 私を差し置いてひとりで世界遺産巡りする?
(もしこれがホントのことならば私は別の件を心配しなければならないであろう)

 どうやら我が家にも話題の詐欺軍団がやってきたらしい。
「僕の落とした財布をお宅のご主人が拾って届けてくれました。ありがとうございます。」から始まって
最後は「何言ってやがる!」と脅されて大金をむしり取られるという新手の『ふざけんなよ奥さん!詐欺』(注1)が。
この会話、録音して警察に提出しなければならないと思ったが、はて、録音の仕方が分らない。

オットーさんが届けてくれた財布、実は万札が2枚抜き取られていたんですよ、奥さん。
何を仰るのですか!ウチのオットーは、そんなこそ泥のような真似は絶対にいたしません!
おや、あんな旦那のこと信じているの、奥さん?
しょ・・・証拠が何にもないじゃないですか!
あはっ、こっそり隠し撮りしたビデオがあるんですよ、奥さん。なんならこのビデオ、R大学の教授会にばらまいてもいいんですよ。

 なんと詐欺軍団はオットーのことを徹底的にリサーチしている模様だ。
確かに今春からオットーはR大学教授に任命された(注2)ばかり。教授会や学生たちに迷惑はかけられない。
それにしても親切が仇になって返るとは実に理不尽極まりない話ではないか。

奥さん、3千万で手を打ちませんか?明日頂戴しにあがります。
そ、そんな大金、ウチにはありません!
ふざけんなよ奥さん!一体いくらなら払えるって言うんだよ!
さ、さ、三万円くらいなら

 ってな妄想が一瞬のうちに駆け巡ったのだけれど・・・
幸いなことに電話をかけてきた青年は感謝の言葉を繰り返すのみで詐欺グループの一味ではなかったのでほっと胸を撫で下ろした。

 しかしお金を拾った場合、拾った人が5~20%貰える法律があるのだが、「いいから、いいから」と自分の名前や電話番号もなかなか言いたがらなかったというオットー。
何でそんなに善い人ぶるのか? 
それとも、ああ、何か他の理由があるのだろうか???




(注1)「ふざけんなよ奥さん!詐欺
 nihaoの造語。そのような詐欺はありませんが、今後出現するかもしれないのでご注意ください。
(注2)「R大学教授会
 オットーの造語。R大学は老人大学のこと。教授会とはお世話係によるイベントなどの打ち合わせ会議のことです。









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九月の蠅

2013-09-20 09:00:00 | おすすめ記事
 「五月蠅い」と書いて「うるさい」と読みます。
では「九月蠅い」では何と読むのでしょうか? 私は「いとしい」と読みたい。


        ★          ★          ★


 珍しく家の中に一匹の蠅がまぎれ込んできました。
この時期の蠅は、とても人懐こく(?)恐れを知らない大胆な素振りをします。
朝夕かなり寒くなったので、ほどよく発熱している人間の体が大好きなのです。
私の頭の上をぐるぐる飛び回ったり、素肌が出ている部分にしつこくつきまとって煩わしいことこの上ありません。
キッチンに行けば一緒についてくるし、おやつを食べていると物欲しそうに近寄ってくる。
パソコンで遊んでいれば足下で執拗なソフトタッチを繰り返したりと、まさにやりたい放題です。

 「いや~ん、も~う、かなわんワ

 私は丸めた新聞紙とアースジェットの二刀流で、敢然と敵に立ち向かいます。
アースジェットは細かな霧を噴射しながら蠅の行方を追いかけますが、私の意図と行動を読み切ったか、素早く姿をくらましてしまいました。

 私はもう蠅退治は諦めて、ソファに横になって本を読みながら昼寝をすることにしました。
するとまたどこからか現れて私の読書と昼寝の邪魔を始めるブンちゃん(蠅・仮名)です。
おや、いつの間にか名前までついてしまいました。

 私はブンちゃんと戦っているうちに、晩年のももちゃん(愛犬)の姿を思いだしました。
そう言えばももちゃんも、いつも私を求めていました。ひたすら私を求めるだけの一生でした。
こんなに私のことを求めるブンちゃんは、もしかしたらももちゃんの生まれ変わりかもしれない・・・
孤独な(暇な?)私の心の空隙に忍び込んだ小さな一匹の蠅の生命。
もうこれ以上無用な殺生はしたくない。
私はブンちゃんを私のペットにすることに決めました。
そして命ある限りブンちゃんに寄り添ってみようと思ったのです。

 二日目の朝がやってきました。
私がリビングに入って30分ほどすると、どこからともなくブンちゃんが現れました。
昨日より元気はないものの、今日も私の後を追いかけてくるブンちゃん。
なんともいじらしい姿です。私を認識しているかのような動作も嬉しい。
ペットにすると決めてからは、どんなにまとわりつかれても不快ではなくなりました。
この日は終日ブンちゃんにつき合って遊びました。

 三日目の朝がやってきました。
なかなか起きてこないブンちゃんを起こしてあげようと思いました。
居場所を探すのは簡単です。家の中で、私以外に心地よく発熱しているものを探せばよいのです。
いた!いた!ブンちゃんはテレビの裏側でぐっすりおねんねしていました。
今日も少し元気がなく、動作がちょっと緩慢です。 頑張れ、ブンちゃん!
 
 四日目の朝がやってきました。
テレビの裏側を覗いてもブンちゃんはいません。
ブンちゃんの気配がどこにもないのでとても心配になりました。
外遊びに行って迷子になってしまったのでしょうか・・・イヤな予感。
そこにオットーがやって来て

 「夕べ、うるさい蠅が1匹部屋に入り込んできたから、完膚なきまでに叩きのめしておいた

 ああ、やっぱり・・・私は返す言葉もなく呆然と立ち尽くすだけでした。
たとえ百万言費やしても、私の動揺と衝撃がオットーに伝わることはないでしょう。
西の危険区域(オットーの部屋)には魔物が棲んでいるので、近寄らせないように注意しなくてはならなかったのです。
蠅の寿命はたったの6週間、もう少し長生きさせてあげたかった。

 蠅をペットにすることの実験的行為はたった三日で終了しました。
そしてまたいつも通り何ごともない日々が過ぎて行く秋です。






 
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窓から林檎

2013-03-06 12:20:00 | おすすめ記事
              
                 [ベビーサタン]

   ※ベビーサタン・・・ドラゴンクエストシリーズに登場する可愛すぎて憎めない敵キャラ。


 初節句にあわせてともしびちゃん(孫・仮名)がやってきました。
四ヶ月です。すくすくと育っていたので安心いたしました。
呼びかけると素敵な笑顔でにっこりと微笑んでくれるので、まさしく我が心のともしびです。
ふだんから「孫の写真を見せびらかすようなババ馬鹿は絶対にしない!」と公言しているのに

   はっ! 私はいったい何をしているんだ???


 娘夫婦は今回、おみやげをたくさん持ってきました。
もちろん一番のおみやげはともしびちゃんですが、中古のiPhoneと新型のMacのノートパソコンまで持ってきてくれました(特に望んだ訳ではないのですが)
これはなにやら、ともしびちゃんの誕生をきっかけに家族みんなでMacにして各種情報を共有したり、FaceTime(Apple社開発のビデオ電話)などをして「もっと電脳的生活を楽しもうよ!」という理由だそうです。
あっ、おみやげとは言ってもノートパソコンの請求はこちらにきました。

  我が家のPC環境が、一夜にして(Windows)から林檎(Apple)に変わりました。

                 

 Windowsがオットーの部屋に移動して居間がスッキリしたのは喜ばしいことなのですが、実はこの電脳改革には最初はあまり気乗りがしませんでした。
私たちはたかだか炊飯器や洗濯機を買い替えただけでも、使いこなすのには暫く時間がかかります。いわんやパソコンにおいてをや。
娘たちは、パソコンの機種変更に伴う我ら老夫婦にかかるストレスに関してはあまり考慮してくれなかったようです。
しかし今やすでに抵抗する力も失せてしまって、まぁいいか・・・

 iPhoneとパソコンは私が使い方を教わることになりました。
 AppleTVのセットもしてくれたので覚えなければならないことがたくさんあります。
とにかく娘の滞在期間中に出来るだけ多くのことを頭の中に入れなければならなかったので大変でした。
何度も何度も同じことを聞き返す自分に嫌気がさしましたが、でも今までWindowsでは出来なかった(して来なかった)新しい機能を覚えることはワクワクしました。
何かしら生活が一気に新しくなる予感がしました。


 今朝はオットーを仕事に送り出した後、AppleTVのインターネットラジオに接続しオールディーズの名曲を聞きながら、同時にともしびちゃんのフォトストリームも流して家事をしました。
いつもより能率が上がったのはもちろんです。
インターネットラジオは、オペラやクラシックのチャンネルもたくさんあって、さっそく私のお気に入りになりました。
中国語を学べるチャンネルもあります。

 家事が終わった後はパソコンの練習。
自分の許容量以上のことを教わったので取りこぼしがたくさんあります。
不明な点が出てくると娘のiPhoneにかけてフェイスタイムで通話。
同じ画面を見ながら教わるので、さすがの私でもすぐに問題解決します。
ついでにともしびちゃんのすこやかな寝顔も見せてもらって・・・
あらっ?昨日までの暮らしとは明らかに違う。

 と言うことで、この記事がMacを使っての私の記念すべき(?)第一号となりました。















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ラサール君

2013-02-18 11:15:00 | おすすめ記事
          
                 【初恋のきた道


               
 昔々、私がまだ小学校一年生の頃、近所にとても仲の良い男の子が住んでいました。
幼くして秀才の誉れ高く、名前をラサール君(仮名)と言いました。
nihaoも「清少納言か紫式部の生まれ変わりではないか?!」と父親が喜ぶほどの利発な少女だったのです。
それがとんでもない誤解であることが判明し、家族みんなを失望させるのは案外早かったのですが...

 ラサール君とnihaoは、放課後になるといつもいっしょに手をつないで帰り、どちらかの家で遊びました。
入学するまではひとり遊びが多かったので、nihaoにとってはラサール君が初めてのお友達でした。
賢くて優しいラサール君と一緒にいるのはとても楽しく居心地の良い時間でした。
このままいつまでもふたりが、世間から祝福されて健やかな成長を遂げることが出来れば何も問題はなかったのですが......

 ある日、二人の目の前に突然クラスの悪ガキ→【元祖弁当男子】たちが立ちふさがりました。
私たちは皆この世に生を受けてまだ等しく6年しか経っていないのに、あの子たちは、どのようにしたらあのような品性下劣さを身につけるのでしょう???

 とにかくnihaoとラサール君が、手をつないで帰るのは生意気だとかいやらしいだとか、小1なのに早すぎるだとか、みんなに囲まれて、今まで耳にしたことがないような悪意のある言葉でさんざん冷やかされ囃し立てられたのです。

 nihaoは驚いて、このような惨劇が急に我が身に降りかかったのは、みんなラサール君のせいだと思いました。
も~う、ラサール君なんかだいっ嫌い!
つないでいた手を強く振り払って泣きながら家に帰ったのでした。

 この事件をきっかけに私の天真爛漫な幼年時代は終わりを告げました。
私は言葉によって汚され貶められたショックを、その後いつまでも引きずり、ラサール君とも気まずくなって、現在に至るまで一度も話をしたことがありません。
中学卒業後、急に姿を消した彼が、親元を離れて偏差値の高い超難関校に入学したことを知ったのは、かなり後になってからでした。

 ところが最近、そのラサール君から突然メールが届きました。
高校の同期会で出会った【神田川君】が、今でも交流のあるラサール君に私のことを話し、アドレスやblog-cafeの存在を彼に伝えてくれたのです。
ありがたいです。同窓会ネットワークの力、あなどれません。

 しかし何ということでしょう!
あの辛い体験を共に語り合いたかったのに、ラサール君は私と同じ記憶を共有してはいませんでした。
一緒に遊んだことは記憶しているものの、悪ガキたちから受けたあの悪夢のような出来事など、全く覚えていなかったのです。
私の衝撃は結構大きかったです。

  (ラサール君、きみ、案外頭悪いんじゃない?

 しかもさらに追い打ちをかけるかのごとく、ブログから読み取った現在の私の姿を
nihaoちゃんは随分なオタク系有閑マダムかつ今なお現役の親父ギャル(マダム)だなあ
と一刀両断でばっさり。
これがまた悔しいけれど大当たり。
最近オヤジなマダムに拍車がかかっているのは気がついていました。
密かに気にしていたので端的に言い当てられてショックです。

  (ラサール君、きみ、案外口も悪いんじゃない?


 

 



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我らがやんちゃな兄貴

2013-02-07 12:00:00 | おすすめ記事
                     


 さて、これらの独特な雰囲気と作風のポスターが誰の作品か、おわかりになる方はたくさんいらっしゃると思います。
私にとっても、これらの作品を前にするとなぜか穏やかではいられなくなります。

 血が騒ぐというか... シュプレヒコールが聞こえるというか...

 狂い咲きしたあだばな(?)のような、痛々しくもあり懐かしくもある怒濤の青春時代を思い出します。
思えばなんと遠くまで来てしまったことでしょう。


 現在岩手県立美術館では「横尾忠則ポスター展」が開催されています。
1960年代の劇団状況劇場や天井桟敷のポスターをはじめ、現在公開中の映画『東京家族』などの最新作品を含む400点が展示されています。
横尾忠則の核心を示す作品展です。
素晴らしいです。久しぶりに興奮いたしました。

 氏の強烈な作風は、時代の若者たちに強い印象と影響を与えてきました。
目覚ましい変貌を遂げた昭和の日本社会と文化の一部は、氏や唐十郎寺山修司大島渚のような、闘うアーティストたちによって作られたものです。
当時『腰巻きお仙』の芝居の入場料が500円。
貧乏学生の私は500円を捻出するのも大変でしたが、熱狂し旗を振ってきただけの我らもまた、少しは時代を動かす力となっていたのではないでしょうか。


 初日にはご本人が登場して、一時間半にもわたるスペシャルトークが催されました。
時代の寵児として常に注目されてきた我らがやんちゃな兄貴・横尾忠則氏も76歳となり、落ち着いた晩秋の雰囲気を漂わせていました。

 「唐十郎は色白のおさな顔で、金太郎か桃太郎のような可愛い感じだった。」
「寺山修司は、ボクシングは血と涙のブルースだ!などと、いつもこちらが恥ずかしくなるような気障なことを言っていた。」
リップサービスとして、このようなエピソードを披露してくれました。

 
 横尾忠則展に出かけたのが1月26日。
その後珍しく風邪を引いて3日間寝込んでしまいました。

 我が家の近辺ではノロウィルスが大流行しています。
ノロは来ましたか?
この迷い猫探しのような挨拶が、最近のご近所さんたちの決まり文句となっていました。
 オットーは三日間仕事を休みました。
夫婦同時に罹患したので、一階と二階に分かれて、ただただ押し寄せる吐き気に耐えながら、何も食べずにうんうんうなって寝ていただけでした。

 私は2キロ体重が減りました♪
しかしこの歳になると、病気による体重の減少は痩せるということではなく枯れるということです。
あらゆる意味でひとつも良いことはありません。
残念ですがたくさん食べて早く元に戻さなければならないと...
いや、心配するほどのこともなくすぐ元に戻りましたが。









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飛鳥鍋

2012-12-18 12:45:00 | おすすめ記事
                           
            


 飲み忘れた牛乳がたくさんあったのでカッテージチーズを作ろうと思いました。
いつもの通り、牛乳を7・80度まで温めてから酢を投入。
あら不思議、牛乳はあっという間に固まってカッテージチーズに早変わり...

 えっ、あら不思議? 今日に限ってなぜ固まらない?
牛乳が古くなっていた? 牛乳の温度が低すぎた? 酢の量が足りなかった? 

 思いつくことは修正しましたがカッテージチーズにはなりませんでした。
牛乳+酢で化学変化をしないということは...あっ、もしかしたら?!
はい、お酢の瓶と白だしの瓶がそっくりだったので、間違えて白だしの方を投入してしまった模様です。 
 
 これは一大事!
私はお鍋いっぱいの和風だし味のミルクをかき混ぜながら、これを何かに利用しなければならないと持てる知恵を総動員しました。
そしてやっとひらめいたのが飛鳥鍋


             


 飛鳥鍋は奈良地方の郷土料理です。
起源は古く、飛鳥時代に唐から来た僧侶が、寒さをしのぐためにヤギの乳で鍋料理を作ったのが始まりとされています。
純白の濃厚なだし汁に鶏肉や季節の野菜をたくさん入れて煮込む飛鳥鍋。
志を抱き遠く故国を離れて生きる僧侶たちの清貧な暮らしぶりが偲ばれます。

 以前から、この美しい響きの名前を持つオリエンタルな料理に憧れていたのですが、まさかカッテージチーズの失敗によって、突然我が家の食卓にデビューすることになるとは思ってもいませんでした。
飛鳥鍋はコラーゲンたっぷりの、大変美味しいアンチエイジング料理でした。
クリスマスメニューにも最適なお鍋だと思います。

 

  さて久々にクイズです


 過日nihaoは、お豆腐が嫌いであるという衝撃の告白(?)をいたしました【豆腐嫌い
家族も知らなかったことなので、家庭内にちょっとした波紋が生じました。

 負けず嫌いの息子は「いや、僕は小さい頃からそうではないかと気がついていた。」と、自身の洞察力をさりげなくアピールしていました。

 娘は全く気がつかなかったと驚いていました。
「これからはお母さんの前ではお豆腐は絶対に食べないようにしようね!」と婿殿に言っていましたが、あのね、そんなに気をつかう必要はありませんから。


 問題はオットーの発言と行動から。 四択です。


(1)長い間家族を騙し裏切り続けてきたのか、お前は主婦失格だと怒り、しばらくの間口をきいてくれなかった。

(2)実はオレも昔からそんなに好きではなかった。豆腐など食わなくても立派に生きていける、心配するなと慰めてくれた。

(3)「人生豆腐があれば良し!」「豆腐はまだか?」と断罪するかのように毎日豆腐料理を要求して私を困らせる。

(4)豆腐が嫌いなら仕方がない。お前に面倒はかけられない。豆腐はオレが料理すると、自ら台所に立つようになった。


 答はコメント欄にて発表いたします。たくさんのご参加をお待ちします。
 

 ※作業はまだ途中段階ですが 、カテゴリーに『おすすめ記事』を追加しました。
nihaoにとって愛着のある記事だけを集めてみました。






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みんな彼女に恋してる

2012-11-29 21:05:00 | おすすめ記事
  


       『落葉』 盛岡市中央公民館 (2012・11・24)


なんて静かな緋色の道。
カメラを持って佇む位置の、こちら側はうつつの世界、あちら側は幻の世界。
やがて冷たい雪の下で終焉を迎える晩秋の落ち葉たち。
秋の秘奥は、妖しさと幽玄と安らかな死の趣に満ちている。


 横浜での疲れがまだ抜けないせいか、今回はなぜか落ち葉に負のイメージが重なってしまいました。






 孫ちゃんです。生後すぐの写真です。女の子です。
我が一族はみんな彼女に恋しています。

 この日産院では11人の赤ちゃんが生まれましたが、全員のベッドをシャッフルして適当に並べても、絶対に見分けがつくほど婿殿にそっくりです。
孫の泣いた顔が「あっ、ガッツ石松に似ている!」と私が言ったら婿殿に睨まれました。

 娘たち夫婦は、赤ちゃんの名前を親戚や知人たちから募集しました。
みんなに考えてもらって、その中で一番よい名前を私たちが選びます!
と宣言したのです。

 誰もが堂々と名付け親になれるチャンスです。
nihao家も婿殿家のご両親たちも、みんな張り切って参加しました。
もちろん私も、鉛筆とメモ用紙をいつも傍らにおいて一生懸命考えました。
五つぐらい思いつきましたが、その中には「犬の名前にした方がよい!」と笑われてしまったのもあります。

 その結果...難関突破!採用されたのは私の考えた名前です。
いえ、厳密に言えば漢字は選ばれたものの読みの方は却下されました。
読みは結局娘が考え、赤ちゃんの名前に関してはふたりの共同作業となりました。
これで孫が大きくなったら、「あなたの名前の半分はおばあちゃんがつけたのよ!」と自慢することができます。
えっ、孫の名前? あはっ、それは秘密です。


 ああ、ところが...休日にはるばる孫の顔を見に横浜までやってきたオットー。
孫の顔を見た途端にげらげら笑いながら
「おい、ウチの近所に、偶然にも赤ん坊と全く同じ名前の居酒屋が出来たぞ!ガハハ!」
突然とんでもないことを言い出すではありませんか。
必死で睨みつけましたが、オットーの軽口が止まることはありませんでした。

 すると次に婿殿の父上が
赤ちゃんを笑わすには○ンコ~と大きな声で叫ぶといいんだよ!」(○に入るのはウ)
と言って、まだ無垢の赤ちゃんに向かって何度も実験開始するではありませんか。
みんな大笑いで盛り上がったものの、娘だけは
あまりにも下品で非常識です!」と怒ること怒ること。
確かに我が子が真っ先に覚える言葉が○ンコだとしたら、これは由々しき問題です。
オットーにしても婿殿の父上にしても、全く、なんてデリカシーのない男たちばかりなのでしょう。 バカ! 

孫ちゃん、あなたの前途は多難だけれど、どうかまっすぐに生き抜いてね。






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豆腐嫌い

2012-07-03 12:33:00 | おすすめ記事




 最近巷の噂では......
豆腐に塩麹をまぶして4・5日放置すると、モッツァレラチーズ風味になるという。
う、うっそ~ 豆腐がチーズになる錬金術? 半信半疑ながらも実験開始。
う~ん、確かに味は変化したが、モッツァレラチーズというよりは、豆腐味がより濃厚になった感じ。
豆腐好きにはたまらないかもしれないが、私は駄目だ。

 
 私は豆腐が嫌いである。あの匂い、味、食感のすべてが苦手だ。
いかようにも変化する無味無臭の万能食材ではないかと人は言うが、私にとっては強烈な個性を隠し持ったイヤな奴に他ならない。
絶対に食べられないという訳ではないが、間違って口に入れると、みるみるテンションが低くなる。
泣きたいような寂しい心持ちになる。
 
 生前、義父母に用事があって夕飯時に訪ねたら、食卓には一丁の豆腐の半分をみそ汁に、半分を冷や奴にしたものが並んでいた。
一緒に食事をしようと誘われたらなんと言って断ろうかと焦った。
これほどどうでもよいことを30年経ってもありありと思い出すほど、私にとってはショックを受けた出来事だった。

 その昔、渡辺淳一だったか立原正秋だったかの、いわゆる大人の恋愛小説を読んでいたら...
久しぶりの逢瀬を喜ぶ恋人たち。
男性は食事場所をいろいろ考慮した末に格式ある豆腐料理専門店に女性を連れて行くことにした。
なんでここで豆腐料理なのよ? 途端に具合が悪くなって本を閉じた。
もし私がその女性だったら?
妄想マダムnihaoは、口の中いっぱいに豆腐味が広がってどうにも我慢がならなかった。


 岩手県は全国一豆腐の消費量が多い県であるが、私は岩手県一豆腐を買わない主婦かもしれない。

 我が家の食卓には、豆腐のみそ汁は存在しない。
湯豆腐、冷や奴はありえないメニュー。
すき焼き、キムチ鍋、芋の子汁、ゴーヤチャンプルにも豆腐は入らない。
豆腐でかさましが出来ない分、料理を作るのには人知れぬ苦労をしてきた。
困ったのは毎日のみそ汁の具。
我が家のみそ汁は通年大根かじゃが芋で、懐にゆとりがある日は浅蜊だった。
子どもたちは学校給食で毎日豆腐を食べていたし、夫も外出先で食べているはずだから、栄養的には何も問題はなかったはずだ。

 私の豆腐嫌いは、長い間家族に知られることはなかった。
お母さんはお豆腐が駄目なのよ!
このような余計な情報を聞かされたら、むしろ家族は、より強く豆腐を意識して求めてくることになるだろう。
眠っている子どもたちをあえて起こす必要はないのだ。
私は我が家の食卓から静かにさりげなく豆腐の存在を抹消していたのである。

 最近になって徐々に私の豆腐嫌いが表面化している。

 秘湯巡りとともに各地の産直に立ち寄ることが多くなった私たちだが、その土地独特の豆腐作りをして販売している産直が多い。
オットーが欲しがるので買い求めるが、食卓ではオットーの前にしか並ばない。
豆腐に手を出さない私のことを、どうやら不思議に感じ始めているらしい。

 娘もなにやら気がつき始めた様子だ。
ふたり仲良くすき焼き鍋を囲んでいたら、婿殿から
えっ!どうして豆腐が入っていないの
とビックリされたそうだ。

お母さん、すき焼きには豆腐が入るの?
我が家の常識が世間の非常識と知らずに嫁いだあわれな娘。
しまったと冷や汗が流れた。







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ランドルト環

2012-05-22 14:00:00 | おすすめ記事
 昨日は、太平洋側を中心とした広範囲の地域で金環日食が見られるというので、朝からお祭騒ぎだった。
岩手は部分日食だったが晴れていたので、はっきりと観察できた。

 世紀の天体ショーを見るために、私も日食グラスを求めてあちこち走り回った。
ホームセンター、文房具店、薬局、ローソン、ファミリーマート。
セブンイレブンで、幸運にも最後の1個(500円)のグラスを手にした。
他のコンビニでは扱っていなかったから、セブンイレブンはいち早くこの日食ビジネスに参画していたのだろう。
かなりの慧眼だと思った。


 全国各地からの金環日食や部分日食の映像を見ているうちに、私の頭の中に突如浮かんだイメージ画像がある。
 これだ↓


                 

                    『ランドルト環』


 これはフランスの眼科医ランドルト先生が考案した視力検査のための視標。
輪っかの空いている方向を上下左右で答えてください
誰もがお世話になったことがあるお馴染みのデザインだ。
この図、大小さまざまな部分日食が並んでいるように見えないか?
実はこの『ランドルト環』には、忘れられない体験をさせてもらった。
言うまでもなく超恥ずかしい思い出だ。

                 ※

                 ※
 
 前々回の運転免許の更新の時の話だから、私は今よりも確実に若く、もっと溌剌としていた。
それでも初老まっしぐらの身には、視力検査とか聴力検査とか、あと...最重要課題である免許証の「写真写り」とかの心配事項があるので、無意識のうちに緊張していたかもしれない。

 視力検査はもちろん何度もやったことがあるし、不安感など何もなかった。

 ところが係官は、何の説明もないままに、いきなり「さて、これは?」と質問してきた。
そしてなぜかこの質問が、ワンダーゾーン突入へのスイッチとなった。
私は一瞬どのように答えたらよいのかまったく見当がつかなくなった。

 いや、誰からも共感されないことは分かっている。
自分でもどうしてこうなってしまうのか全然分からないのだもの。

 とにかく私は、一体どのような答を要求されているのか、係官の意図が理解出来なかった。
すると突然私のボス(大脳)が「アルファベットを読み込め!」と命令してきたのだ。
そうだったのか。私は迷うことなく「しー(C)です。」と答えた。

 係官は不思議そうな顔をしたものの黙って次の問題を提示してきた。
上の方が少し空いている。ちょっと不自然な形ではあるがこれしかない。
ゆー(U)です。

 次の問題は下の方が空いている。
えっ、そんなアルファベットはない! 何だこれは?

 普通ならここで、何かおかしいと気がついてもよいはずなのだが、私のボスは絶対に立ち止まることはしない。
もっと知恵を働かせろ!突撃!」と命令してきた。
だから必死で考えて答えた。
ゆー(U)が逆さまになりました。

 ここで初めて異常事態に気がついた係官。大笑いしながら
あのね、アルファベットを読む検査ではないからね。空いているのはどっち?

 私の後ろで順番を待っていた人たちも爆笑した。
どんだけアホなおばさんだと思われたことだろう。
恥ずかしくて恥ずかしくて消えてしまいたかった。


 世紀の金環日食を眺めながら、こんなに悲しいことを思い出してしまった。
これが本当のことであるとは、自分でも信じたくない。

 





 
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不思議マダムX

2012-05-10 21:01:00 | おすすめ記事

             

              ローズマリー&バジル


 ♪Are you going to Scarborough Fair?
  Parsley, sage, rosemary and thyme♪

 サイモン&ガーファンクル『スカボロー・フェア』の有名すぎる冒頭部分。
歌詞の中では呪文のように何度も「パセリ・セージ・ローズマリー・タイム」と繰り返される。
ハーブ栽培初心者にとっては、実にありがたい指南書のような歌だ。
私もこの春、これらのハーブにバジルを加えた五種類の苗を買ってきた。
パセリとセージとタイムは裏庭に植えた。早く大きくなるといいな...


             ★  ★  ★


 今日はご近所に住む不思議マダムXのお話。
10年来のおつきあいだが話をしたことはない。
年齢どころか名前も知らないのでマダムXと呼ぶことにする。
私と同世代の娘さんと二人で暮らしているので、80歳は優に超えていると思う。

 マダムXを年齢不詳にさせているのはそのファッションだ。
一般の80代女性とは異なるセンスなので「お洒落なマダムね」と評する人もいないではない。

 編み込みセーターにチェックのスカート、黒のベレー帽に黒のロングコート。
独特の雰囲気を醸し出してはいるが、衣類はすべてものすごく古い。
私の目には、大昔のワードローブ(持ち衣装)だけで着回ししている「時間の止まったお婆さん」のように映る。
あるいは生活感のない「老女流詩人」。「魔女」のイメージもちょっとある。
なぜか気になる不思議マダムなので、自分のことしか興味のないあのオットーですら密かに関心を持っているみたいなのだ。

 不思議マダムXは、毎日決まった時間にバスに乗ってどこかに出かけ、決まった時間に帰ってくる。
タクシーに乗って帰って来ることも時々ある。
私は・・・きっと彼女はパチンコが大好きで、ゲームに勝った日だけタクシーに乗って帰ってくるのだろうと想像していた。
しかし先日マダムXの娘さんと立ち話をする機会があり、長年の謎に決着がついた。

 「ウチのお婆さん、ちょっと変わっているんですよ。

 なんとマダムXは某バーガーショップに日参し、ひとり静かにコーヒーを飲みハンバーガーを頂きながら数時間を過ごすことを無上の喜びとしているという。
その習慣がすでに20年...えっ、20年! 俄には信じられない話だった。

 なぜ彼女は、カフェという現代の冷たく孤独な空間に自分の居場所を見いだしたのだろう?
もしかしたら自分らしく生きるために、カフェの空間が必要だったのだろうか?
そこで何を見聞きし何を感じながら、ひとりの時間を積み重ねてきたのだろうか?

 毎日我が家の前を飄々と歩いてバス停に向かうマダムX。
パチンコではなくカフェ通いと知ってからは、すごくかっこよく見える。
私の中で突然、彼女への興味が今まで以上に膨らんだ。
来る人去る人のあわただしいカフェでは、おそらくマダムXは、ひとり異彩を放つ有名人であったことだろう。

 この話をオットーにしたら「まさか!」と言ったきり絶句した。
オットーも何かしら心に強く感じたものがあったようだ。
その後例のバーガーショップの傍を通った時
おい!本当にあの婆さんがいるかどうか確かめてきてくれ!
と突然真顔で頼まれた。
もちろん私も興味があったので、バーガーショップの扉を開け二階への階段を上がって彼女を捜した。

 いた! マダムXは本当にいた。

 ひとり窓側の席に座り、行儀よく背筋を伸ばしてコーヒーを飲みながらじっと戸外の景色を眺めていた。
その彼女の少し緊張しているかのような後ろ姿が、とても若々しくて美しいと思った。

 


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