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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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人生最大の裏切り

2010-06-29 11:00:00 | Weblog
 ミセスWがやって来て言うことには
最近子どもの学校のPTAで知り合って意気投合した女性がいた。
何度か一緒に活動しているうちに、もっと親しくなりたいと思った。
すると先にその女性の方から
「もっと仲良くなりたいわ。お宅にお邪魔してもよいですか?」
と言われ、自分の気持ちが通じたと嬉しくなった。

 当日は、手作りのお菓子などを用意して楽しみに待っていたら、その女性は、大きなバッグを抱えてやってきた。
バッグの中は高級化粧品がぎっしり。彼女は化粧品のセールスレディだった。
親しくなるどころか最初から最後まで営業トーク。
子ども同士が同級生だと冷淡なそぶりは出来ない。
心優しく気弱なミセスWは、断ることも出来ずに泣く泣く化粧水を1本買うはめに。
人の良さにつけ込まれ、挙げ句の果てに利用され
裏切られたようなとってもイヤな気分!
と嘆いていたが......
 
 彼女の話を聞きながら、私も似たようなことがあったことを思い出した。
化粧品や高級下着の販売、宗教の勧誘。
ミセスWと同じように裏切られたような思いをしたことが何度かある。
しかし...このくだらなき人生
逆に私自身が裏切った経験はなかっただろうか?
いくら考えても裏切られた方が多い受け身の人生だったが、不意に、大変罪深い裏切り行為をしたことがあるのを思い出した。

           
                 ☆


 《nihao最大の裏切り》

 大学1年が終了した3月、突然父から電話があった。
「至急成績証明書を送ってよこせ!遊んでばかりいて成績が芳しくないのなら仕送りは停止する。いや大学もやめさせる!」
理不尽な親の権威が横行闊歩していた古きよき時代(?)の話だから、私は心底震え上がった。
明治生まれの頑固な父を知る者にとっては、冗談とか一時の脅し文句ではないことは明白だった。
家から離れ心身ともに解放され自由の身となった私が、真面目に温和しく勉強していた筈がない。
修得すべき単位のほとんどを落とし、修得した単位も最低評価ばかり。
一体どうしたらよいのだろう?
大学生活ももはやこれまで。
命運尽きたと諦めかけていた私に、突如天使の...いや、悪魔のささやきが聞こえた。

 「成績書を改ざんせよ!しからば道は開かれる!

 大学の成績書は、4年分の履修科目が全部載っているので当然ながら空欄の部分が多い。
私は急いで文具店に行って、ABCだったか優良可だったか甲乙丙丁(?)だったか忘れたが、成績書と同じ記号のスタンプとインクを買ってきて、最高評価マークの印を空欄に押しまくった(40年前には難なく出来た)
なんと悪知恵に長けた...いや、賢い娘なんだろう私は!
素晴らしい成績書が送られてきて父は大満足、私も余命が伸びてひと安心。
絶対にばれてはいなかったと思うから、これは裏切り行為というよりは親孝行だったかも?

 もし私の子どもたちが同じようなことをやったら即刻見抜く自信があるが、私は子どもの成績表には関心がなかったので、一度も見せてもらったことはない。

 それにしてもこれは罪深い行為というよりは、本当の罪になるのではないだろうか?
公文書偽造罪?いや私文書偽造罪?それとも学業詐称罪?


  ※私と同じことを考えた人、または実行した人、絶対にいる筈です!





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捨てる前のひと工夫

2010-06-24 11:15:00 | マダムH
 WCサッカー、ウィンブルドンテニスのテレビ観戦疲れの方々も多いことだろう。
我がベッドサイド脇のアナログテレビは、朝までずっと電源onになっている。
でもなぜか何ひとつ記憶には残っていない。
明朝の日本VSデンマーク戦はどうしよう?
早寝早起きして見る! おそらくこれが一番よい方法だろう。


          ☆
 

 急に暑くなってきたので夏物衣類を整理した。
くたびれたTシャツがたくさん出てきたので、捨てる前のひと工夫に挑戦!



             


 右の方の幾何学模様のTシャツは、もうすっかり型がくずれてしまった。
たったひと夏の短い命の安物だったが、この柄と色合いが使えそう。
濃い紫色のTシャツと合体させてチュニックにしてみようと考えた。


             



 ほら、あっという間にお洒落なシャツに生まれ変わった!
中高年にとっては、チュニックは体型を隠す絶好のアイテム。
結構満足の出来栄え、後2・3年は着られそうだ。



             


 これは以前通っていたフィットネスクラブ・カーブスのTシャツ。
左胸の白いロゴマークが気になる。
裾をほどき、袖をフレンチスリーブ風にカットしてジグザグミシンをかけてみたら、それだけでもかなりソフトな感じになった。
でもロゴマークを隠すよいアイディアが浮かばない。

 ちょうどそこへH嬢が仕事の合間の一服(さぼり)にやってきた。
センス抜群の彼女の意見を聞いてみることにした。
彼女曰く
ロゴマークだけを隠そうとするからアイディアが平凡になるのよ!
ああ、なるほど!
その一言で彼女が何を言わんとしているか、何をなすべきかが突然ひらめいた。


  
             


 お気に入りの端布を5枚並べてステッチしてみた。
なんてことはないのだが、なかなか画期的なデザインではないだろうか?
私ひとりの古びた頭脳では絶対に思いつかなかった。
...隠そうとするのではなく変えようとする...
なんと含蓄のある言葉。
これこそがリフォームの神髄、いや、この世の真理にも通ずるのでは?


 毎年夏には数枚のTシャツを新調していたが、今年はその必要がなくなった。
なんと楽しいエコ生活
ゲゲゲのnihaoの耐乏生活は続く.......

 

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熱烈歓迎!

2010-06-21 17:35:00 | 中国語


   




 図書館の側にあるローズガーデン。
予算が回らないせいか年々荒れてきていたが、今年はきれいに手入れされている。
気になって時々覗いていたが、やっと咲き始めた。
爽やかな風に乗ってほんのりと甘い香りが漂ってくる。
ベンチに腰掛け薔薇の風を全身に浴びながら、借りてきたホラー小説【首無の如き祟るもの】(三津田信三)でも読もうと思ったが......蜂にさされそうになってやめた。

               

                 ☆




 嬉しいことに我が中国語クラブに、またひとりの紳士が入会することになった。
退職して時間が出来たので、以前勉強したことのある中国語を再開したいとのこと。
熱烈歓迎!!
これで会員は8名となり会の運営に少し余裕が出てきた。
現在男子会員は2名。
我ら息災の女子会員と比べたら、両名とも60歳前後に大病をしている。
稼ぎすぎの壮年戦士たちよ、くれぐれも健康には留意していただきたい。

 数年前脳梗塞になったF氏は、言語障害のリハビリに中国語を取り入れることを思いついたと言う。
大きく口を開けないと正しく発音することが出来ない中国語に目をつけたその着想はすばらしい。
本気になった男性の力をあなどることなかれ!
F氏は今や、キャリア10年の我らのほほん女性陣を押さえ学習のリーダー的存在である。
講師のうっかりミスにも容赦なく、講師も緊張するが我らも大きな刺激を受けている。

 ところでいつも疑問に思うのだが、語学学習に年齢の限界はないのだろうか?
日野原重明さん】は、70代で韓国語、80代で中国語、90代でロシア語をマスターされたそうだが、それはスーパー新老人だから出来ること。
我ら凡人は65歳ぐらいが限界ではないかと思うのだが......

 当クラブで№2の若さを売り物にしている(?)私は、会員のお姉様たちを観察していると、老化と語学学習の相関関係にやりきれなくなることがしばしばだ。

(1)問題、質問の意図を理解出来ない。しようとしない。
(2)与えられた条件を徹底的に無視する。忘れてしまう。
(3)短文が作れず必ず長文になる。だらだらと言い尽くさないと気が済まない。
(4)抽象的な作文が作れない。自分と家族のことしか表現出来ない。
(5)一方的に話すことは出来るが聞かれたことに答えられない。
(6)発音が矯正されることは絶対にない。
(7)ミスをしても恥ずかしくない。羞恥心が向上心につながらない。
(8)どこで笑ったらよいか分からない。なぜ笑っているか分からない。
(9)10年のキャリアをひた隠しにする。最近始めたばかりよと言う。
(10)中国語を勉強している割には中国の悪口が好き。

 等々いくら数え上げてもきりがない。
いたって真面目に勉強しているのだが、なぜかこうなる高齢者学習会。
それぞれが侵すべからざるフィールドを持っていて、その中で独自のワンダーランドを築き上げようとする老人の特質が遺憾なく発揮される。
もちろん私自身にも該当することばかりで愕然とさせられる
要するに後退の実感はあっても進歩の実感が全くない。

 それでもやる意味はあるのだろうか? 答はYesだ!






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アスパラご飯

2010-06-17 09:55:00 | グルメ
 北海道の大地の恵みアスパラ。
弟から送られてきたのを食べ終わった途端、I嬢からの第二弾がやってきた。
アスパラに多く含まれているアスパラギン酸は疲労回復に効果があるという。
そう言えば最近調子がよいのはアスパラ効果か?

 このところ諭吉も一葉も家出したきり戻って来ない。
ゲゲゲのnihaoとしては思いがけないいただき物は実にありがたい。
第一弾の時は茹でたり炒めたりしてせっせと食べまくったが、第二弾ともなるとちょっと心に余裕が出てくる。
すべてのゲゲゲの女房たちにも幸あれかしと、旬のアスパラを使った簡単節約メニューを考えてみた。





   


 (1)釜揚げアスパラ 2種↑

 茹でたての熱々のアスパラにドレッシングをからめただけのスピードメニュー。
緑の色を楽しむためには食べる直前に作るとよい。
熱々なので味がからみやすい。
左のドレッシングは《めんつゆ・酢・輪切りの鷹の爪》
右のドレッシングは《オリーブ油・ゆず胡椒・酢・塩》
めんつゆがけの方はとてもさっぱりしている。オススメ度高し。



                   



 (2)アスパラご飯

 研いでザルで水切りしておいた米・焼いた塩鮭・冷凍コーン・シメジを炊飯器に並べて炊く。
アスパラは塩ゆでして冷水に浸してから乱切り。
米が炊きあがったらアスパラを混ぜ、塩・胡椒で味の調整をする。
バターを添えて食べてもよい。
アスパラをご飯に入れて食べたかったので北の大地風味に仕上げてみた。
自分で言うのもおこがましいが、これはなかなかの傑作ご飯だ。



         



 (3)アスパラ餃子

 細切りした生のアスパラ・ベーコン(右はシーチキン)・ピザ用チーズを餃子の皮で包み、焼き餃子の手順で作る。
熱々をスイートチリソースで戴くとタイ風になる。
このスイートチリソースは【こまめさん】の推奨品。
ダイソーで100円也。甘辛くて刺激的な味だ。


 以上4点。 さてnihaoのオススメ順位だが
(1)と(2)は甲乙つけがたい。
(3)は......決して不味くはないのだが、2・3個口にしたら本家本元の餃子の味が懐かしくなってしまう。
里心が出るということは、料理としてまだ自立していない証拠。
再考の必要がありそうだ。


 


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ラ・ボエーム

2010-06-14 12:00:00 | Weblog







 ウィーンの森・バーデン劇場演ずる歌劇、プッチーニ作曲の『ラ・ボエーム』のチケットを買い求めた。
バーデン劇場か......
去年、居眠りしてしまって全く記憶のない【ドン・ジョヴァンニ】の時と同じ歌劇団だ。
ああ、あのときの情けなさ。もう二度と同じ失敗はしたくない。

 『ラ・ボエーム』は、一度は観たいと思っていたオペラのひとつ。
パリの若き芸術家たちの青春群像を描いたラブストーリーだ。
テレビで見たことがあるのであらすじは知っているし、劇中の有名なアリアはいつも車の中で聴いている。
これに関しては予習の必要が全くない。
10月まで間があるので忘れないように気をつけるのみだ。

 ところで、なぜチケットが2枚ある?
たまたま夫がチケットを入手しやすい環境にあるのでSS席の購入を頼んでおいたら
あらっ、何と言うことだ?!
奴は私の了承を得ずに、自分の分のチケットも買ってきた。
支払いはもちろん私に回ってくる。
「なっ、なにこれ!!」驚いて絶叫した。

 「オレも一度でいいからオペラを観たかった!」とは夫の弁だが......

 パバロッティはパパラッチ
 綾戸智絵は上戸彩 
 安全地帯は赤信号
 
 とんでもない言い間違いを公然と口にしてはばからないアーティスト音痴。
しかも一度も観たことがないと断言しているが、5・6年前にふたりで観に行ったことがあるのだ。
我ら市井の凡人にとってオペラは非日常の異空間的体験なのに
それすらも覚えていないということは、おそらく奴も居眠りしていたに違いない。
関心がないのだろうと思っていたのだが、記憶すらも失っていたとは......
「も~っ、オペラのチケットって高いのよ!」
つい厭味のひとつも言いたくなる。
ままよ!無駄な贅沢とならぬようお互いに牽制しあってしっかり鑑賞してこよう。

 
 英国に留学中の【saebou】さんが、海老蔵のロンドン公演鑑賞の顛末記を書いていた。
記事にリンクしてあるが手間を惜しんで読まない人もいるだろうから、簡単に紹介しておこう。

「せっかく海老蔵を初めて生で見るんだから着物で行こう」と決心したsaebouさん。
着物は持ってきたが着付けが出来ない。
さて一体どうするのだろうと思っていたら、今の世の中、スカイプ電話という便利なものがあるらしい。
遠く離れた地に住む日本の母上から、パソコンの画面を通して着付けを教わることにした。
画面だと左右逆になるので左前に着たのを気づかなかったり
少々ヘンな着付けでもどうせ誰も判らないだろうと考える点が現代っ子らしくて笑える。
異国での歌舞伎体験に対するsaebouさんの心意気が実に愉快だ。

   


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同級会

2010-06-10 12:12:00 | Weblog
 数ヶ月前のことになるが、テレビでガーデニング特集の番組を見ていたら
あれあれ? あの素敵なお庭に佇む素敵な奥様......彼女、高校の時の同級生ではないか?
もう40年以上会っていないが、上手に年齢を重ねていて元気溌剌の様子だった。

 高校時代、調理実習の日に欠席した彼女に、私は、自分の弁当箱に実習した料理を詰めて彼女の自宅に届けた。
すると翌日戻ってきた弁当箱の中には、彼女お手製のランチが入っていて、とても嬉しかった思い出がある。
「同級生のなかで誰が一番早く結婚するか?」という話題になると、常に真っ先に彼女の名前が挙がったが、おおかたの予想を裏切って晩婚だったように聞いている。
でもテレビの画面には、よくお似合いの優しそうな旦那様が彼女の傍らに寄り添っていた。

 偶然この番組を見たのが誘い水となったわけでもないだろうが
このところなぜか、卒業以来一度も会っていない同級生たちからの思いがけない電話や便りが届くようになった。

 一ヶ月前には、T嬢より急逝した同期生の遺作展の案内状を戴いた。
彼女とは、崖っぷちの成績を何とかしなければと通った英語塾でも一緒だった。
親同士の方が親交が深かったので、彼女の名前を見た途端、彼女の母上の昔日の面影の方が先に浮かんだ。

 1週間前には、突然I嬢からの懐かしい電話が。
「nihaoちゃん!私、高校の時の......」
皆まで言わなせないうちに声だけですぐ誰だか判ってしまった。
半世紀近い時の隔たりも一気に縮んでしまうのが同級生の関係だ。
彼女の名前は確か、有名な女流歌人にあやかってつけられていた筈......
私の知らない同級生たちの消息をたくさん教えてくれて、再会を固く約束した。

 そして昨夕は小中高で同期のK君からの電話が。
海外で不幸な事件に巻き込まれて苦労していたのは知っていたが、元気な声が聞けて安心した。

オレさ、黙っていたけれど高校時代nihaoの......」
おいおい!今頃になって衝撃の告白をするつもりか?

「実はお前のオヤジさんの会社でアルバイトさせて貰って、すっごく世話になったんだ!」
そうか.....。それは全く知らなかった。
おそらくあの頑固オヤジに、何度も頭ごなしに叱りつけられたことだろう。
(それはそれはご愁傷さまでした)との言葉を呑み込んだ私。

 今年になって俄に増えた同級生たちとの会話の締めくくりは......
おい、一度ぐらい同級会に顔出せよ!

 そう言えば東京会にも北海道会にも全然参加したことがない。
「nihaoちゃんはどうしてる?って、そろそろ話題になり始めたわよ!」
と言われるとますます体裁が悪くなってしまう。

 この歳になると、同級会や同窓会にやたら熱くなるタイプとならないタイプに二分されるが、私はもちろん後者の方だ。
クラスの行事にも積極的に参加することがなかったから仲間意識も薄いし、うつむいて本ばかり読んでいた。
なんとも暗い青春......でもその頃の学校は結構居心地のよい空間だった。
同級会は今年すでに横浜で一回やっていて、この後も東京と札幌で二回も続く。

 本当に会いたい友人たちとは、帰省した折に必ず連絡を取り合っているので、そこでもう私のプチ同級会は充足のうちに終了している。
しかし友人たちの訃報が聞こえ始めてきた昨今、私も生きているうちに一度くらい顔を出さなければならないかもしれない。

 

 

 
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老犬神社

2010-06-06 11:55:00 | ももちゃん
               



 数日前に撮った写真だが、この翌朝大変なことに...

 朝起きて居間にやってきた私の気配を察して、寝床から飛び出してきたももちゃん。
途中でスッテンと転んだ後、もがいてももがいても起きあがることが出来ない。
しかも身体中が吐瀉物で汚れていて悪臭ぷんぷん。
手足をバタバタさせ苦しそうな悲鳴をあげている。
ももちゃんも自分の身に何が起こったのか信じられないという様子だった。
痙攣は数十秒で治まったが、私にはとても長い時間に思えた。
このまま命尽きてしまうのだろうかと、うろたえて為す術もなかった。
しかし元気がなかったのは一日だけで、現在はすっかり回復している。

 このところずっと調子がよくて安心していた。
最近私と夫は、ももちゃんの耳が遠くなったのをよいことに
ももちゃんが死んだら、車でゆっくり日本一周しようね。
うん、ヨーロッパにも行こう!
などと楽しそうに内緒話をしていたのだが、もしかしたらばれていたのか?
申し訳ないことを聞かせてしまった。
私は慌ててももちゃんの耳元で叫んだ。
「ももちゃん、あれは嘘だからね。ルーブル美術館やオペラハウスになんか行かなくたっていい!死なないでずっと私たちの側にいてね。」

 
 私たちは自分たちの行いを反省し、ドライブと贖罪を兼ねて秋田県大館市にある【老犬神社】に出かけた。
『老犬神社』は忠犬を祀っているという全国的にも珍しい神社だ。

 [その昔、定六と名乗るマタギがいてシロという犬を飼っていた。ある日定六は、狩猟免状を忘れて猟をして捕らわれ投獄されてしまった。定六はシロに家に戻って免状を取ってくるように伝え、シロは十幾里の雪の山河を家へと駆けようやく戻ってきたが、すでに定六は処刑された後だった。それ以来毎夜、森の山頂からはシロの悲しい咆哮が響き、やがてこの地方には天変地異がおこり、定六の処刑に関連した人々は無惨な死を遂げた。村人はシロの怨念だと恐れ、供養のため山腹に神社を建ててシロを祀ったという]

 前もって調べてから行けばよかったのに、突然の思いつきで出かけたものだから、場所を探すのにも大変難儀した。
ナビにも登録できないような人里離れたうら寂しいところだ。


            
            

 
 やっとたどり着いたそこは、横溝正史の映画の舞台となるような鬱蒼とした山腹だった。
そこここに悪霊や妖怪が潜んでいるようなおぞましい空気が漂っている。
神社は車を降りて、険しい山の細道をもっと登っていかなければならないらしい。

オレは行かない。ここで待っているからお前一人で行ってこい!

 誰彼となく道を尋ね苦労してやっと探し当てたのに、なんとも頼りにならない冷たい夫。
どうしよう? そっと辺りを見回してみた。
ホラー小説は好きでもホラー体験はしたくない私、ますます恐怖感が募ってくる。
ひとりで登る勇気は出ず、無念だが諦めた。
次回は絶対に夫とは来ない!
屈強な【】でも連れてきて出直すことにしようと心に決めた。

 本当のところ私は、この老犬神社で、ももちゃんの【ピンピンコロリ】を祈願しようと考えていたのだが......
それは叶わなかった。ごめんね、ももちゃん。

 
 


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あっ、鳩山さんが!

2010-06-03 12:20:00 | Weblog
 

        



 名の知らぬ花が花壇を覆い尽くしそうな勢い。
猫の額ほどの面積の花壇計画に支障をきたしているが


                  



 切り花にして飾るとこんなにも愛らしい。

               
            
              ☆

               

 昨日、娘から「お母さんもTwitterやってみる?」と誘われた。
つぶやきよりは冗漫なお喋りの方が好きな私には、まったく理解できない世界だ。
以前mixiにも誘われて参加したことがあるが、私はそこで一体何をしたらよいのか途方に暮れて早々と撤退した。
時代の現象に乗ることができない悲哀感だけが残った。

 それにしてもまあ、せっかくのオススメだからと思ってちょっと苦労しながらも未知の領域に踏み込んでみた。
テレビからは、鳩山首相の突然の辞意表明のニュースが流れてくる。
そこでさっそく鳩山さんのTwitterを覗いてみることに。
でもまだ早すぎて、鳩山さんのつぶやきは日中韓サミットの時のものだった。
いや、こんな非常時においては、つぶやき的行為そのものが不謹慎のような気がする。
それを期待する野次馬根性もなんなんだけれど。
なにやらつぶやきを覗くだけでフォローすることになって、こちらの足跡も残ってしまうらしい。
昨日は誰もがリアルタイムでのつぶやきを聞きたくて、鳩山さんのTwitterは日本一のアクセス数となったことだろう。

 ついでに数名の当代人気作家のところも覗いてみたが、正直言って何にも面白くない。
そこには書籍では絶対にお目にかかれないようなくだけた文章と、どうでもよいような日常がつづられているだけ。
しかしお金には換算されない普段着の文章をかいま見ることが出来るのだと考え直した。

 夕食後自分のTwitterを開いてみたら
今のところ私をフォローしているのは娘だけだった筈なのに、さっそくどこぞの男性がやってきた。
いったいどこのどなたかしらと目を凝らしてみると......
なんとなんと驚くではないか! 鳩山さんがやってきた!!

 「本日、総理の職を辞する意思を表明しました。国民の皆さんの声がまっすぐ届く、クリーンな民主党に戻したいためです。これからは総理の立場を離れ、人間としてつぶやきたいと思っています。引き続きお付き合い下さい。」

 まさか本人がつぶやいているとは思えない。
秘書官が全部チェックして返信しているのだろうが、予想外の出来事でびっくり仰天した。
それにしてもなんと迅速かつ公平な対応(?!)
ネット上のこの新しい情報発信手段を、政治家たちが最大限に有効利用しようとしていることがよくわかった。

 現在私をフォローしてくれているツイッターは鳩山さんと娘だけというのが笑える。





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