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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

あまちゃんの舞台へ

2013-05-31 09:00:00 | Weblog
 引き出しの中を整理していたら・・・旅行券を見つけました。
じぇじぇじぇ、早く使わなければ期限が切れてしまうじぇ」 (by オットー)
前回は私が一人旅で使って大失敗をやらかしました→【温泉マダムの大失態
あれ以来、おかげさまで大変注意深くなったnihaoです。

 ちなみに我が家の引き出しの中には、無尽蔵に旅行券が入っているわけではありません。
ホントにこれが最後の一枚。
ならば今回は復興支援のために使うことにいたしましょう」 (by nihao)
珍しく夫婦の意見が一致しました。

                 

 先ずは一路浄土ヶ浜(宮古市)へ。
浄土ヶ浜は津波により遊歩道やレストハウスが被災しましたが、地形そのものの変化はありませんでした。
目前には、相変わらず青い海と美しい光景が繰り広げられています。
県外からの観光客も戻りつつあります。
遊覧船に乗り海猫の餌付けを楽しみました。



                      

 大震災のとき、この遊覧船の船長は巨大津波がくることを予想していち早く沖に逃げたそうです。
しかし船着き場が消失して戻ってくることが出来ず、じぇじぇじぇ、海猫のえさ(海猫パン)を食べて飢えを凌いだというお話です。 





                                


 この夜はリニューアルオープンした田野畑村のホテル、日の出の眺望が人気の羅賀荘に泊りました。
羅賀荘は震災のとき三階まで浸水したのを教訓にして、現在客室は全部四階以上に充てています。
食事は食べきれないほどの海鮮メニューでした。生ウニ、アワビも出てきました。
この辺りには大きな観光ホテルはないので、羅賀荘の復活は大変喜ばしい。三陸全体の復興に大きく貢献しています。


 翌日はさらに北上し、NHK朝ドラ『あまちゃん』で話題沸騰の久慈市(ドラマでは北三陸市)に行きました。
現在、小袖海岸脇の道路は、土日はマイカー規制されているほどの賑わいです。 
シーズンオフなので海女さんはいませんが、観光協会(?)の方々が観光客のお世話をしたり説明をしてくれるという大歓迎ぶりで、その熱さはまさしくドラマ並みでした。


               


 左は番組のオープニングで、主人公がひた走る防波堤と灯台です。
テレビを見ていると防波堤の白いドット模様がきれいですが、なにやらあれは海猫の落とし物だとか・・・
右はあまちゃんの素潜り実演スポットです。とても神秘的な海の色です。


        


 おかずなのか?おやつなのか? 話題の郷土食『まめぶ』も頂きました。
黒砂糖とクルミ入りの小麦団子が、昆布と醤油味のお汁の香りをひきたてて味わい深い一品です。



 現在『あまちゃん』は、最高の視聴率を稼ぎつつばく進中です。
皆さんも見ていらっしゃいますか? いかがでしょうか?

 主人公の少女は思いっきりキュート、宮藤官九郎さんの脚本は軽妙で大変愉快です。
げらげら笑うというよりは、共感と懐古の発見のくすくす笑いの感じ。
私は特に『潮騒のメモリー』の歌詞の「北へ行くのね ここも北なのに」のフレーズにすごくはまってしまいました。
でも本当は、私よりちょっとだけ若い(?)アラ40かアラ50の人たちに、よく通じるユーモアなのではないでしょうか?
残念ながらアラ還には遠いギャグもあります。

 朝ドラの常識としては、家族、恋、方言、戦争などの重要なモチーがいくつかあります。
でも萌え系アイドルの要素が入ったドラマはたぶんこれが初めてなのではないでしょうか。
女性よりも男性受けするドラマかもしれません。 
じぇじぇじぇ、めんこいわらすだなゃ」と、ウチのオヤジオットーも夢中です。

 そして久々に戦争の要素のないドラマが始まりました。
ところがこれは今から4年前を設定している物語。 となると物語のラストは、やはり・・・
主人公たちの前に残酷で巨大な大震災が否応なく立ちはだかるのが予想されます。
その時はどうか逞しく乗り越えてほしいと祈るばかりです。





                 


シャコちゃん、大好き!

2013-05-20 15:10:00 | Weblog
                                               《世界一の桜並木》
 
 本州最後の桜を求めて青森県へ。
春の北東北の山々は、優しい新緑と淡いピンクの山桜の色彩のハーモニーがとても美しい。

 この世界一の桜並木は、弘前市内から岩木山へ向かう鯵ヶ沢街道沿いにあります。
何が凄いかというと全長20キロにわたって6500本ものオオヤマザクラが植えられています。
 
 景色は大変すばらしいのですが、「」と「世界一」という言葉の組み合わせのキャッチフレーズにちょっと違和感を感じました。
それは世界一の羊羹とか世界一の豆腐。世界一の足袋とか世界一の畳のような・・・
果たして日本固有のものを世界のステージの上に引っ張りだして競争する意味がどこにあるのでしょうか?
世界一の豆腐と日本一の豆腐では、どちらの豆腐の方が美味しいというのでしょうか? 

 日本一ということはすなわち世界一であるという桜事情。
その冠が功を奏しているのだろうかというちょっとした疑問を感じたものの、いいえ、決して異を唱えるつもりはないのです。
おそらくこれは青森県民特有のユーモアなのではないかと考えたnihaoです。 だって・・・

 
          

                         《青森県・木造駅》

 青森県つがる市を通る五能線・木造(きづくり)駅舎を覆わんとするかのごとき巨大遮光器土偶です。
遮光器土偶というのは、縄文時代に作られた土偶で、目に当たる部分が遮光器(今で言うサングラス?)のような形をしているのが特長です。
全長17メートル、おそらく世界一の遮光器土偶でしょう。

 このモニュメントは、竹下登首相が発案したふるさと創生事業の一環で作られました。
とにかくものすごい迫力、圧倒的な存在で迫ってきます。
木造駅を利用する人々は必ずこの巨大土偶のお出迎え、お見送りのサービスを受けることになります。

 愛らしいというよりは、図太く平然と構えている姿が頼もしい
なんとなくまがまがしいような憎々しいような恐ろしいような感じもするし
いや、神々しい感じがしないわけでもない・・・ひとことではちょっと言い表すことができません。
電車の発着の時には、土偶の目を青く点滅させて「いらっしゃいビーム」を出しますが、子供たちが怖がって泣くので今は中止しているそうです。

 この土偶、もし名前がないのなら私が命名してあげようと考えました。

 縄治・・・なわはるではありません。 
縄治→じょうじ→ジョージア   そうだジョージアにしよう♩
と自分の思いつきに喜んでいたら、なんと既に名前はついていました。
シャコちゃん。 えっ、もしかして遮光器のシャコちゃん? センス悪っ。

 ところで、ふるさと創生事業の交付金には、使い道の指定はありませんでした。
極端なことを言えば、親睦を目的としてみんなで仲良く朝まで一億円分の酒盛りをしても構わなかったわけです。
頂いたお金全部で宝くじを買ったり、温泉のボーリング調査をしたり、村営キャバレーを作ったりして当初の目論みを外し、すべてを無にした自治体もたくさんあります。
要するにふるさと創生事業の使い道としては、賢い使い方をして感心されたか、お馬鹿な使い方をして笑われたかのどちらかだったらしいのです。

 純金のシャチホコやカツオ像になって盗まれたり溶かされたりして悲惨な目にあったモニュメントがあることを考えれば、頑丈で大きなコンクリート製のシャコちゃんは、今までもまたこれからも、人々の記憶と情感に残る木造駅の立派な守り神として君臨することでしょう。
最初は笑われたかもしれないけれど、今も笑われているかもしれないけれど、シャコちゃんは賢い使い道だったとnihaoは思います。 

  シャコちゃん、大好き!
 

 

 









ならぬものはならぬでしょ!

2013-05-15 10:42:00 | Weblog
 「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、精神的にも高ぶっている猛者団をどこかで休息さ せてあげようと思ったら、「慰安婦」制度は必要なのは誰だってわかる」(by橋下大阪市長)
必要なのは誰だってわかる?・・・いいえ、私にはわかりません。

 政治と宗教の話題は出来るだけ控えようと思っているのですが、橋下市長の、今更ながらのこの戦時中の日本軍部の主張のごとき人権を無視したおぞましい発言には開いた口がふさがりませんでした。

 この発言は、日本軍がアジアで支配していた国々の女性を、兵士や将校向けの売春施設で強制的に働かせたことについて容認する姿勢を示したものです。
対外的にも問題発言であるばかりではなく、根本的に女性を蔑視した差別発言でもあります。

 「男の生理を分かってあげてよ」って話? そりゃぁ、中国・韓国が怒るのは当たりまえ。
現代の日本の女たちだって怒りますよ。
やんちゃな弁護士・橋下徹の発言なら何を言っても構いませんが、このような低級な発言をする公人・大阪市長を許してよろしいのでしょうか?

 さらに米軍司令官には
もっと日本の風俗業を活用してほしい。そうしないと海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロールできない
と述べたそうです。
なんたるくだらなさ!
これらの発言の責任をとる必要は私には全くないけれど、日本人としてものすごく恥ずかしいです。

 常に本音で勝負してくる橋下市長。わかりやすいといえばわかりやすい。
橋下氏のような人たちが、憲法を変えようと躍起になっているのです。
はたして彼らに好きなようにさせたらどのようなことになるのでしょうか?

 とにかく最近

侵略はなかった
虐殺・略奪はなかった
従軍慰安婦は強制したわけではない

 などと言いたがる輩が増えています。
しかも今をときめく為政者たちが口を揃えて・・・
彼らの発言は大変大きな影響を与えます。
歴史で習ったこととは180度違うので、私の出来の悪い頭は混乱いたします。
大和民族及び大日本帝国軍が間違いを侵すはずがないとでも言いたいのでしょうか?
(ていこくぐんの第一次変換は低国軍でした。なんだかねぇ。)

「間違ってもいいじゃないか、人間だもの」と誰もが思っています。
そして「間違いは悔い改めればよい」のだと誰もが知っています。
しかし事実をねじ曲げて、このように思い込み言いくるめることによって、日本人の自尊心と誇りを守ろうとするのであったなら実に情けない話です。

『ならぬものはならぬ!』のです。
ならぬものを善しとするのは恐ろしいことです。














亭主族は低種族?

2013-05-06 11:35:00 | Weblog
 友人へのメールの文面に、ていしゅぞく(亭主族)と打ち込もうとしたら・・・
な、なんと、低種族と変換されました。
あはっ、これは言い得て妙というか「ざまああそばせ」というか、訂正するには惜しいほど捨てがたい。
私の本音が見事に形に表れた言葉で、笑ってしまうと言うよりは感心してしまいました。

 ちなみに低種族などという種族はおりませんし(ポケモンには、種族値〈能力値〉が低い低種族という種族がいるらしい)、このような差別用語は絶対に許されないとは思うのですが、退職した亭主族は、出来るだけ早く家庭人としてのステータスをあげていただきたいと思います。
自分の身の回りのことぐらい自分で出来るようにならないと低種族と言われても仕方ありません。


 最近思うように言葉が出て来ないのが悩みのタネです。
一生懸命絞り出して思い出した言葉は、元のイメージにかなり近づいてはいるものの正解には遠く、なんだか落ち着かない気分になります。

 先日、関西から東京に戻ってきたライダーの【又三郎氏の記事】を読み、「これからは北のロードの開拓を!」とコメントしたかったのですが、いくら考えても開拓という言葉が出てきませんでした。
結局似ているけれどちょっと惜しい(?)開発という言葉を使ってお茶を濁したのですが、又三郎さんのコメント返しには、さりげなく開拓という言葉が使われておりました。
そうそう! 開発ではなく開拓って言いたかったのです。やっとスッキリしました。
このようにすでに、日常よく使う言葉でもなかなか浮かんで来ないことがあります。
いわんやカタカナ語においてをや。

 娘から貰ったお古のiPhoneは、自宅及びWi-Fi(ワイファイ)接続スポットでしかネットができません。

娘からは「ソフトバンクの犬のお父さんのマークがある場所ではネットが出来るからね!」
と教えられていたものの、もちろんW-iFiの意味など知らないし発音も難しい。

 先日宿泊したホテルで
このホテルではソフトバンクの犬のお父さんとワイワイ出来ますか?
と言ってしまったらしくびっくりされました。
変な顔をされる前にこちらの趣旨を少しでも理解していただきたいものですが無理でしょうか?

 言い間違いとか勘違いもよくあります。
最近私宛のスパムメールによく登場する「セフレ」という単語。
知らない言葉はすぐ調べればよいのに、何度も見ているうちに、いつの間にか「セフレ」と「セレブ」が混同してしまった私。
もうお分かりでしょうが、この二つの言葉を間違えて使うと大変なことになります。

 「わたし、セフレに憧れているの
 「あなたはセフレで本当に羨ましいわ

 今までに誰彼となく何度か呟いてしまった台詞だと思うのですが、ああ、どうかお許しください。
なんて年甲斐もない恥ずかしいミスでしょう。
でもこの言い間違いに関しては、今まで誰(高齢者仲間たち)からもクレームをつけられたことがありません。
まこと、知らないと言うことは悲しい幸せなことです。
なおご存じない方は、どうかご自分でお調べくださいませ。



 連休中はオートクチュールnihaoの営業で大忙しでした。

         

 ともしびちゃんの夏服がたくさん出来ました。