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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

リフォームは楽し!

2010-03-31 11:30:00 | 手仕事
       
        



 Gジャンからバッグを作った残りの後ろ身頃と後ろ衿。【Gジャンのリフォーム
これらの余り布を何かに利用できないだろうかと考えた。
頭に載せてみたらすっぽりと収まった。ならば帽子にしてみよう。



      


 
 自由な発想が身上のリフォーム、あえて型紙は作らない(いや、作れない)
駄目で元々、失敗したら捨ててしまえばよいだけの話だ。
布を折りたたんで襞をとってみたら立体的になった。
余った布地は後ろでゴムを通し、無理矢理頭の形に辻褄を合わせることにする。
平面の布があっという間に帽子の形になった。

 後ろ衿を利用して襞を隠してみたらどうだろう?
この衿、実は全く使えないと思っていた。
ビーズはついているし形も面白いのでなんとかならないかと頭をひねったら
ぼろ隠し&飾り布として有効利用するアイディアが浮かんだ。

 帽子につばをつけようとしたが布地が足りない。
息子の部屋にあった古いジーンズを無断拝借、この部分だけは別布となった。


       



 2時間で完成。
似合うか似合わないか、好きか嫌いか、着用するかしないかは別問題として
与えられた条件を無駄なく生かしクリアした。
一着のGジャンの袖からバッグ、前身頃からポーチ、後ろ身頃から帽子と、捨てるところはほとんどなかった。
う~ん、なかなか奥が深い世界だ。

 ジグソーパズルの最後のピースをパチッとはめ込んだ時のような満足感と達成感。
リフォームは楽しい!





動物のお医者さん

2010-03-28 10:40:00 | ももちゃん
        


 近所の分譲地に買い手がつき、何やら病院が建つらしいという話...

 散歩の途中、顔見知りの奥様たちとの立ち話では
「眼科が出来るといいわね」
「いや、耳鼻科が出来ると助かるわよ」
と、それぞれ勝手な希望的観測を述べあっていたが
完成した建物は、おおかたの期待を裏切って動物病院だった。

 私も長期的に見れば「人間のお医者さん」の方がよいのだが
短期的に見れば、我が家でいまいま必要なのは「動物のお医者さん」だ。

 もしある日突然、ももちゃんがぐったりして動かなくなったり...
一日中苦痛を我慢して、悲しげな目で私を見上げるようなことになったら...
哀れすぎて切なすぎて、おそらく度を失ってしまうに違いない。
ももちゃんの最期を看取ってくれる優しく腕の良いドクターが、ご近所にいてくれるのならこんなに力強いことはない。

 昨日動物のお医者さんが、開院と引っ越しの挨拶で我が家を訪れた。
若い!(30代ではなかろうか?)大きい!(頼りになりそう)
 
 「我が家にも老犬がいるので、こちらこそよろしくお願いします」
と言ったら
 「夜間でも休日でも診察いたしますから遠慮なくお出でください」
とのありがたいお言葉をいただき嬉しくなった。

 体調不安定の老犬ともなると、ペットホテルや美容院を選ぶのも難儀する。
ペットホテルなどは10歳以上の犬は断られるので、緊急時には為すすべもない。
「お預かりも可能でしょうか?」と尋ねたら
「対応いたします」とのことで安心した。

 若い頃のももちゃんは、もう大変な病院嫌いだった。
大暴れして逃げ回り鳴きわめき歯を剥きだし、注射1本するのにも病院のスタッフ総がかり。
その度に過敏な犬とか躾がなっていないとか叱られ
挙げ句の果ては「こんな我が儘な犬は見たことがない!」と匙を投げられる始末。
日常生活で特に困らされてはいなかったので深刻に受け止めなかったが
そこまで厳しく言われると同じ病院に続けて通う訳にも行かず
私とももちゃんは、まるであちこちの病院を渡り歩く動物病院難民のようだった。
年に一度の狂犬病予防接種の時も、指定された公園の中の並み居るワンワン軍団の間で
最後の一匹となるまで徹底抗戦で空騒ぎする目立ちすぎる犬だった。

 しかし月日は流れ、ももちゃんは視力・聴力・嗅覚が衰え、いまや鳴き声にも全く迫力がない。
痛い注射を打たれても
「あらっ?ねぇ今、私のからだに何かした?」
といったとぼけた感じの反応で不思議そうに私を見上げるだけだ。
敏感すぎる犬もついに鈍感すぎる犬になってしまった。

 きっと私たちは、新しい動物のお医者さんと良好な関係を結ぶことが出来るだろう。








春の食卓

2010-03-25 11:25:00 | グルメ
             


もち米に黒のすり胡麻を入れて炊いた『黒胡麻おこわ

 最近【umiさん】と【すずめさん】のブログで胡麻が話題になっていた。
私はすり鉢を出すのが面倒でついつい避けていたが、賢夫人たちは食卓に上手に若返り健康食である胡麻を取り入れているらしい。

 ぼんやり霞がかかっている頭に、昔、母が時々炊いてくれた『黒胡麻おこわ』を思い出した。
食卓に載った真っ黒のご飯を初めて見た時は食欲が減退したものだが、こわごわ口に入れると胡麻の香りがいっぱいに広がってなかなか乙な味だった。
母のは黒胡麻だけで炊いたレシピだったが、私は栗の甘露煮を加えてご馳走風に作ってみた。
これなら小さい子どもも喜んで食べてくれそうだ。


 [レシピ]

☆材料 もち米2合 水2cup すり胡麻大匙2 塩小匙半分 砂糖大匙1~1・5(好みで) 栗(さつま芋でもよい)

☆研いだもち米はザルにあげて水切りをしておく。
 材料を全部混ぜて炊飯器で炊きあげる。

 ※写真はすり胡麻を大匙3杯入れた。2杯ぐらいでよいと思う。



                       


 黒胡麻おこわの箸休めに最適な『蕗の薹の佃煮

 北海道では蕗の薹を食べる習慣がなかったが、ここ東北では春の山菜の主役。
道ばたにいくらでも顔を出しているただ食材だが、この時季は産直だけではなくスーパーの棚にも並ぶほどの人気者だ。
友人M嬢はばっけ(蕗の薹の方言)博士。
雪の下で芽を出したばかりの一番ばっけから、2・30㎝にも薹が立った三番ばっけまで、あちこち野山をかけずり回って大量に採取する。
「蕗より旨い蕗の薹」とは彼女の信条である。私も...そう思わないでもない。

 [レシピ]

☆15~20個ほどの蕗の薹を1・2分茹でて水にさらしあく抜きをする(30分ほど)
 水、日本酒、味醂、醤油各50㏄、鷹の爪適宜を煮立てた中に、ざく切りした蕗の薹を入れ水分がなくなるまで煮詰める。

※これ、かなり美味。薹の立った蕗の薹は茎だけを使うとよい。
 


   


 デザートは『文旦ピール

 こまめさんの「晩白柚の皮の砂糖漬けをした」とのコメントに刺激され、最後に残った文旦で作ってみた。
手数がかかったが、これは驚きのぜいたくな味!
しかも子ども時代の思い出につながるとても懐かしい味......
長兄が新卒で長崎勤務になった時、毎年必ず『ザボンの皮の砂糖漬け』を送ってくれた。
小学生だった私はザボンのお菓子が届く度に
「お兄ちゃんはどうしているだろう?長崎ってどんな所だろう?」
と遙か遠い九州の地への憧れと空想を膨らませていた。
残念ながらいまだに憧れと空想だけの地。





シルバー・コミュニティー

2010-03-22 12:00:00 | Weblog





「ももちゃ~ん お散歩に行きますよ~!」

 朝食後、私に聞かせるかのような猫なで声で老犬ももちゃんを散歩に連れ出す夫。
足取りの重いももちゃん。
私の方を振り返り振り返りいやいやながら夫について行く。

 夫がももちゃんと散歩に行く日は、ある陰謀を秘めている日。
さては今日も競馬に行くつもりだな...とすぐわかる。

 夫が競馬を趣味としていることに、私は一度も異議を唱えたことや厭味を言ったことはない。
しかし夫は、私が嫌がっていると思っている。
私の仕事(難儀な老犬の散歩)をひとつ減らしてくれようとするのは、夫なりの贖罪のつもりらしい。
そんな気遣いは全く無用で、自分の小遣いの範囲でなら好きなことを好きなだけやればよいと私は思う。
でももし夫が、家庭を省みないギャンブラーであることを恥じているのだとしたら
その恐妻的傾向は大いに利用出来る。


 業績不振で多大なる赤字を抱え、県民から非難ごうごうの岩手競馬の起死回生の策は『毎日開催
岩手競馬がお休みの日でも、佐賀・川崎・大井・船橋・名古屋....と、全国各地の地方競馬を楽しむことが出来るようになった。
変則勤務の夫にとっては有り難いことこの上ない。
今時、平日の朝から競馬場に集まってくる輩は年金生活者ばかりだが
毎日顔を合わせていれば自然発生的にコミュニティーが出来上がり、奇妙な友情が生まれるらしい。
名前や出自や経歴等を披露することなど絶対ないお気楽なシルバー・コミュニティーだ。
 
 以下は夫から聞いた話。

 [先日、いつものごとくいつもの仲間たちの集まる場所に顔を出したら見かけない男性がいた。
この男性は、月に一度だけ3万円の軍資金を持ってはるばる県北からやって来るという。
1レースに投入する金額は3千円と決めていて、念入りに吟味した上千円ずつ3種類の馬券を買う。
これは「少額で多種類の馬券を買っては外す」を繰り返している夫には、実に勇敢な行為に見えた。
そしてこの日男性は難解な大穴・中穴レースを見事に的中させ、嘆きの声を上げる年金軍団を尻目に
あっという間に持ち金を10万、20万...いや50万、60万、70万...と増やしていった。 
 (ああ、なんでその人と同じ馬券を買わなかったのよ! by nihao )
気をよくしたこの男性、お昼にはコミュニティー(6・7人)のみんなにカツ丼弁当や天丼弁当を奢ってくれ
ジュースやアイスクリームまでご馳走してくれ......
年金軍団から羨望と嫉妬と尊敬と感謝の熱い視線を浴びた。
夫も2・3日の間は、この男性に恋したかのようにボーッとしていた。]


 女の側から見れば、このような男性...崖っぷちギャンブラーのお調子者としか思えない。
絶対に一緒に人生を共にしたくないタイプだ。
この男性の奥様、おそらく苦労されているのではないかしらと想像してしまうのだが

 しかし以来くだんの年金軍団は、この男性の姿を求めて競馬場内を彷徨っているらしい。


 
 



ネクタイ人生

2010-03-16 10:40:00 | Weblog

                      


 蛇の巣ごもり...のように見えなくもないが不要となった夫のネクタイ。
派手になったり飽きてしまったものを、以前から捨てずに取っておいた。
私にとっては宝の山だ。


           



 丁寧にほどき、優しく手洗いをしてアイロンをかけた。
並べてみるとなにかアイディアが浮かんでくるかと思ったが、そう簡単にイメージは湧いてこない。
しかしここまでの作業をしておけば、ある日忽然とリフォームの妙案が浮かぶに違いない。

 ネクタイは夫にとっては必須アイテムだった。
しかし今回ほどいてみて気がついた.....
  * 趣味のよいネクタイが見当たらない。
  * 高級品はほとんどない。
  * 私の知らないネクタイがある
 
 ふだん私の手仕事には全く関心を示さない夫が、珍しく私の手元を興味深げに覗いていた。
原型を失ったネクタイを手にとり、なにやら感慨にふけってもいる。
それぞれのネクタイに、夫しか知らない思い出や記憶が住みついているのだろう。

 ほとんどの男性が、女性がパンストを身につける時の感覚が想像しがたいように
ほとんどの女性にとって、男性がネクタイを締め上げる感覚は未知の領域だ。
はたしてネクタイというものは、男性にとってどのような存在なのだろう?
折しも傍らには、40年来のネクタイ人生を過ごしてきたMr.オットーがいる。
知りたがり屋のnihaoは、さっそくアンケート用紙を作成しインタビューを試みた。



                ☆


                
1)初めてネクタイをしたのは何歳?
 [23歳頃、就職活動で]

2)ネクタイの結び方は誰に教わった?
 [オヤジ。私も息子に教えたいが奴はいまだにノーネクタイ人生だ]

3)40年で何本のネクタイを消費したか?
 [200本近いだろう]

4)どんなネクタイが好きか?
 [赤・青系の派手なものが好き]

5)自分の趣味は良い方だと思うか?
 [非常に良いと思う。常にPLO...あっ、いやTPOを心がけている!]

6)勝負ネクタイはあるか?
 [意味分からん。勝負したことないから.....]

7)今まで何本ぐらい女性からプレゼントしてもらった?
 [1本、2本...い、いや50本ぐらいじゃ!!]

8)思い出に残るネクタイは?
 [妻が作ったオリジナルネクタイ...と言っておこう]

9)今まで自分と同じネクタイをしている人と出会ったことはある?
 [一度もない。そういえば不思議だなぁ。]

10)死んだとき、棺の中に愛用のネクタイを入れて欲しい?
 [絶対いらねぇぞ! 死んでもまだ稼がせるつもりか?!]


   ※ご協力ありがとうございました。
     7)は虚偽の回答とみなします。10)に関しては了解しました。

 



文旦ア・ラ・カルト

2010-03-12 11:00:00 | グルメ
          



 昨夜TVで『ケンミンショー』を見ていたら
大阪人は食堂でご飯を食べたら、必ずお店の人に
「おいしかったよ」「ありがとね」「また来るよ」
などのねぎらいと感謝の声がけをして帰るのが普通だと言っていた。
なんとも心優しい県民性、シャイな東北人にはありえない光景だと驚いた。
では、不味いと感じた時はどうするのだろう...と、ちょっと疑問が残った。

 さてこの時季、10年来送って戴いている土佐文旦。
爽やかな甘みが売り物だという。
大きな段ボールに黄金色に輝く文旦が20個も入っているのは嬉しいが......
しかし最初の頃、糖度の高い甘すぎる果物に慣れきった舌には
こんなに酸っぱくて不味いものは食べられないと憂鬱な気分に陥ったのが正直な話。
送り主さんに訴える訳にもいかず数年間は我慢していたが、ある年思い切って生産者に電話して疑問をぶつけてみた。

「とても酸っぱくて不味いです。これが文旦本来の味ですか?甘い文旦はないのですか?どのようにしたら美味しく頂けるのですか?」

 すると翌年から徐々に甘味が増し始め、最近では文句の言いようのない、初恋の味のような爽やかな文旦が届くようになった。
私の声が生産者に反映されたかどうかは不明だが、今では待ち遠しい春一番のプレゼントとなっている。

 食べきれないほどたくさん届くので、今年は中国語のレッスンの時に持って行って仲間たちに配ったところ、上海出身の講師が
「上海では文旦は果物の代表格。盛岡では見当たらなかったのですごく嬉しい!」
と頬ずりをして喜んでくれた。


              



 文旦はそのまま食べても美味しいが、そのすがすがしい甘味は料理に使っても生かされる。
皮はマーマレード↑に変身するので捨ててはいけない。
皮を刻んで10分間茹で、水にさらしてよくもんだ後、一晩水につけて苦味を抜く。
鍋に皮とひたひたの水と砂糖を加えて煮詰め、仕上げにレモン汁を加える。



          



 文旦寿司↑は、合わせ酢の半分の量に文旦の搾り汁を使うと酸味がマイルドになる。
もちろん果肉も具材として利用し、優しいイメージの春のお寿司を作ってみよう。


           


 文旦のフルーツサラダ↑。
サラダはフルーツサンドウイッチにしてもよい。
本格的にはヨーグルトや生クリームで和えて作るのだろうが、nihao流は果物にマヨネーズと砂糖を入れて和える。
マヨネーズ+砂糖のフルーツサラダは、昭和中期の懐かしい母の味だ。





文豪麻雀

2010-03-10 10:50:00 | おすすめ記事
  白内障の手術をして、スッキリクッキリのデジタル・アイになったM嬢から
「快気祝いの麻雀大会をしてよ!」と連日矢のような催促メールが届く。
せっかく視力回復したのだから温和しく静養していればよいものを......
食事は私が用意するわ!
あらそれならばと、仕方ないからつき合ってあげることにした。

 メンバーはM嬢、K君、我ら夫婦のいつもの四人だが
本日はちょっと趣向を変え、虚々実々取り混ぜてその時の様子を再現してみる。
文中のメンバーと文豪の関係、またいくつかの初級・文学ジャンルのパロディを
苦労して挿入してみたが(あまり面白くはないが10個はあります)
さて、あなたはいくつわかるかな?


              ☆


【第一回・文豪麻雀
 
日時 平成22年・弥生吉日
場所 斜陽御殿
面子 太宰治ことださい治    石川啄木こと石川豚木
   樋口一葉こと樋口一応   林芙美子ことお囃子芙美子


         



[ださい] みなさ~ん、こんにちは。
     遅れてきてすみません
   

[お囃子] ださい君!あなたまた遅刻よ!遅刻よ!遅刻よ!
     あなたは時間を守ったことが一度もないわね。
     昨夜も若い女の子を追いかけていたでしょ!この走れエロス
    少しは恥をお知りなさいな。
   

[ださい] やっ、ま、また見られていた?恥多き人生です
     麻雀に遅れるとは雀士失格、まことに面目ない。
     ところで豚木君、先に用立てた金、今日は返してもらえるだろうね?

[一応]  私が貸したお金も返してね。
     最近病院通いが多いから治療費がかさんで苦しいのよ。

[お囃子] (...ふたりとも馬鹿ね。私は豚木には絶対に貸さないわ...)

[豚木]  き、きみたち、着く早々金の話をするなんて下品だよ。
     僕から金を取り返そうとするのはきみたちぐらいのもんだ。
     今、金田一君に無心の手紙を書いているところだから
     もうちょっと待ってくれたまえ。

    
     ......ゲーム開始...... 


[一応]  ツモ! あら~ん、ごめんあそばせ。
     また泥(ドラ)まみれのにごりえでハネてしまったわ。

[お囃子] ちょっと一応さん、私の親の時ばかり狙うのはやめてよ!
     も~う全く友達甲斐のない女、遠慮を知らない図々しい女ね。
     はあ~っ、親の命は短くて苦しきことのみ多かりき...

[一応]  そんな言いがかりをつけて困らせないでよ。
     我も女、汝も女。たまにはサービスしてくれてもいいじゃないの。

[豚木]  まあまあ、芙美子さん。
     負けがこむと言いがかりをつけるのはあんたの悪い癖だよ!
     そんなことじゃお囃子芙美子の麻雀放浪記に傷がつくぞ。

[一応]  ロン! 豚木さん、あなた私に振り込んだわよ。
    
[豚木]  じゃじゃ~っ、やられた。
     いのちなき牌のかなしさよ
     さらさらと
     握れば指のあひだより落つ

[ださい] 豚木君、我は麻雀の天才であると豪語するわりには
     君もたいしたことはないね。あはは。


               ☆


 こんな調子ではいつまで経っても終わらない。以下割愛。

 
    


Gジャンのリフォーム

2010-03-06 11:35:00 | 手仕事
 北国の3月は嫌い! 景色が汚い!

 雪解け後の道ばたには、ゴミや缶や犬の糞が散乱しているし
雪の下で越年した草たちは、青菜のおひたしのように濡れそぼり横たわっている。
おそらく一年で一番美しくない季節が3月。
芽吹きを直前にした植物たちが、熱い息を潜めいっせいに再生の時を狙っている強力なエネルギーも、じわじわと私を脅かす。
私はいつも3月になると、なぜか不安で元気がなくなる。


                ☆


 三月鬱の解消のために手仕事に集中することにした。
6年前にリサイクルショップで買ったビーズがいっぱい散らばっているGジャン。
お洒落とは言い難い地味派手な代物だ。
ビーズを扱ったことがないので、このようなビーズ刺繍の作品を見ると思わず手に取ってしまう。
ビーズの部分を生かしてバッグでも作ろうと考えていたが、ようやく実行の運びとなった。

 

 


 鋏を入れる前によく考えることが鉄則だが、考えすぎると製作意欲がそがれてしまう。
思い切って平面にしてからイメージを喚起することにした。
中国語教材を入れるレッスンバッグが欲しいのだが......
不自由な条件の解決策をあれこれ模索することは楽しい。
ああ、気分はリフォームの匠




 

   「何ということでしょう!

 センスが悪く利用価値のなかったGジャンが生まれ変わった。
40㎝×40㎝のオリジナル大型ショルダーバッグが完成。
ビーズ刺繍が全体の約半分を覆っているが、綿製品なのでカジュアルな感じだ。
バッグの上部に衿を貼り付けたのが工夫点。
衿を飾りに利用したことでデザインに流れが生まれた(とは自己満足)

 以前は何でも思い切りよく捨てることができたが、最近はなかなか捨てられない。
溜め込んだ衣類の整理を兼ねて、少しリフォームに精を出してみようか。
三月鬱の解消になるし頭の体操にもなるかもしれない。






アフター鍋はパスタ

2010-03-03 11:10:00 | グルメ

            



 本日は桃の節句。ミニチュアのお雛様を飾ってお茶を濁す。

『雛祭り』と言えば......
我が家の未婚嬢、永遠の処女を貫いたももちゃんのお祭り。
桃の節句に我が家にやって来たのでももちゃんと名付けた。

 幼くて小さくて可愛くて......一体どんな愛らしい鳴き声を発するのだろう?
家族みんなで期待を込めて見守っていたら
  「ン!
成犬も顔負けの野太い第一声、びっくりして腰を抜かしそうになった。
今年はももちゃんの15回目の雛祭りだが、はたして16回目はあるだろうか?

               ☆

 今季は、トマト鍋とかカレー鍋などの新種の鍋料理が流行した。
人気はなかったが、nihaoの【りんご鍋】も忘れてはならないひとつだね。
さて、お節介なのは承知の上で、雛祭りのご馳走の参考になるかもしれないと
現在人気急上昇の『蒸し鍋』をご紹介。



             

 
材料は、牡蛎、白菜、豚肉、玉ねぎ、茸など冷蔵庫で余っているもの何でもOK。
鍋に野菜から下にして重ねていき、半カップほどの日本酒を加え煮るだけ。
水を一滴も使わないので素材本来の旨味を楽しめる。
ポン酢とゆず胡椒などで戴く。

 ところでよく料理では「余っているもの何でもOK」というレシピがあるが、私はこれは嘘だと思う。
冷蔵庫の中にそんなに都合良く材料が余っている訳がないし
組み合わせのバランスの良し悪しも大切だから何でもOKでは乱暴すぎる。
料理には冒険心と想像力と、ちょっぴり保守的な精神が必要なのだ。
この料理では牡蛎が必需品なので、面倒でもこれだけは買いに行こう。



   



 アフター鍋は簡単和風パスタを作る。
残った蒸し鍋の具材は別皿に取り分けておく。
鍋の底に出汁が少しだけ残っているから、そこに水を足し、沸騰したら半分に折ったパスタを投入する。
水分がなくなるのと茹で上がるのが同時になるように火加減と水加減に注意する。
水が足りなくなったら熱湯を足せばよい。
パスタが柔らかくなったら具材を戻し、麺つゆで味付けをして完成。
濃厚なスープを一滴も無駄にせず全部吸収した大変美味しいエコパスタに変身する。

 このパスタが気に入って『蒸し鍋』は今季我が家の食卓で人気№1だった。