【源氏物語第四帖】
夕闇の中で、白くひっそりと咲く夕顔の花のような美しい女に魅せられた、稀代のプレイボーイ光源氏。
やがて五条大路に住む女の家に通い詰めることになるが、ある日女は物の怪に取り憑かれ、光源氏の腕の中で儚く息絶えてしまう。
源氏は彼女にのめり込み、終生彼女の面影を追い続ける.......。
古典オンチの私でも、『夕顔』が儚い女性の代名詞であることは知っている。
高校時代、古典の授業で源氏物語を勉強した.........らしい。
隣席の友人とおしゃべりばかりしていた私は教師に目をつけられ、突然原文の読みを命じられた。
「い、いづれの御時にか........(略).........
.......き、き、桐壺の......て..て..てぃ? てい!」
ああ、なんとぶざまな私。
源氏物語の授業中に「桐壺の帝(みかど)」と読めなかったノータリン。
怒った教師から
「君は一体、もう何時間源氏物語の授業を受けているんだね!」
と、もの凄い形相で睨みつけられた。
級友たちもこらえきれずに笑っていた。
し、しかしだ.....天井(てんじょう)を天どんと読んで教師の逆鱗に触れ、教室から追い出されてしまった友人よりは、ちょっとだけましではないだろうか???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/61/bd5e15d300b6f59676f9acd8d1d037c8.jpg)
で、こちらは畑で立派にお育ちあそばされた『夕顔』の姫君。
岩手に住みつくようになるまで、夕顔の正体は知らなかった。
県北の山間地暮らしの時に集落の人から戴いて、あまりの大きさと重さに目を回した。
果肉をひも状にして乾燥させると干瓢になるが、当地ではこのまま料理に使うことが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/69/431879650a3dceca14fdf4204b4c3135.jpg)
あっさりと白だしと鷹の爪だけで炒め煮にしてみた。
クセのない淡白な味で、煮込むと舌の上ではかなく溶けていくところは、まさに夕顔の姫君を連想させる上品で優しい風味である。
夕顔は私にとってはほろ苦い思い出に繋がっている。
天井を天丼と読んで大恥をかいた友人は、その後エリート銀行員の源氏の君に見初められ幸せに暮らしているという。
夕闇の中で、白くひっそりと咲く夕顔の花のような美しい女に魅せられた、稀代のプレイボーイ光源氏。
やがて五条大路に住む女の家に通い詰めることになるが、ある日女は物の怪に取り憑かれ、光源氏の腕の中で儚く息絶えてしまう。
源氏は彼女にのめり込み、終生彼女の面影を追い続ける.......。
古典オンチの私でも、『夕顔』が儚い女性の代名詞であることは知っている。
高校時代、古典の授業で源氏物語を勉強した.........らしい。
隣席の友人とおしゃべりばかりしていた私は教師に目をつけられ、突然原文の読みを命じられた。
「い、いづれの御時にか........(略).........
.......き、き、桐壺の......て..て..てぃ? てい!」
ああ、なんとぶざまな私。
源氏物語の授業中に「桐壺の帝(みかど)」と読めなかったノータリン。
怒った教師から
「君は一体、もう何時間源氏物語の授業を受けているんだね!」
と、もの凄い形相で睨みつけられた。
級友たちもこらえきれずに笑っていた。
し、しかしだ.....天井(てんじょう)を天どんと読んで教師の逆鱗に触れ、教室から追い出されてしまった友人よりは、ちょっとだけましではないだろうか???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/61/bd5e15d300b6f59676f9acd8d1d037c8.jpg)
で、こちらは畑で立派にお育ちあそばされた『夕顔』の姫君。
岩手に住みつくようになるまで、夕顔の正体は知らなかった。
県北の山間地暮らしの時に集落の人から戴いて、あまりの大きさと重さに目を回した。
果肉をひも状にして乾燥させると干瓢になるが、当地ではこのまま料理に使うことが多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/69/431879650a3dceca14fdf4204b4c3135.jpg)
あっさりと白だしと鷹の爪だけで炒め煮にしてみた。
クセのない淡白な味で、煮込むと舌の上ではかなく溶けていくところは、まさに夕顔の姫君を連想させる上品で優しい風味である。
夕顔は私にとってはほろ苦い思い出に繋がっている。
天井を天丼と読んで大恥をかいた友人は、その後エリート銀行員の源氏の君に見初められ幸せに暮らしているという。